茶目っ気たっぷり 織田信長のほっこりするエピソード:哲学ニュースnwk
信長さんは感性がかなり現代人に近い気がします。それが愛される所以じゃないでしょうか。
仙台出張のついでに足を伸ばして、大川小学校を視察。理屈ではない現物のリアリティに打ちのめされました。合掌。
- 作者: 五味川純平
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1975/06/05
- メディア: 単行本
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想像するだけで胸が苦しいことなんて
ノモンハン事件
昭和十四(1939)年関東軍とソ連軍・モンゴル人民共和国(外蒙)軍との間で発生した武力衝突。
1939.5満州国西部ノモンハン付近の国境線をめぐり日本軍と外蒙軍・ソ連軍が衝突し、日本軍は敗退(第一次ノモンハン事件)。その後、関東軍は同地のソ連軍撃破を企図、'39.5大規模な攻撃を開始したが、'39.8末関東軍は1個師団が壊滅する打撃を受けた(第二次ノモンハン事件)。第二次大戦が勃発した為大本営は停戦を図り、関東軍司令官以下首脳を更迭する一方、ソ連との交渉を進め、'39.9.15停戦協定を成立させた。(『岩波日本史辞典』より引用)
ノモンハン戦史。戦車に肉弾で挑む忠勇無双の帝国陸軍の英雄譚が紡がれる・・・はずなのですが、現実は厳しく見事な犬死祭り。戦略的にも大義的にも全く重要性のない局地戦の収集をつけ損ねた上層部の尻拭いの生贄なので、滅び行く者たちへの鎮魂歌的読み方しようにもむにゃむにゃ。
そんな物語的な意味づけの困難さを除けば、火炎瓶で戦車を屠ろうとしたり、無批判に戦力の逐次投入をしてみたり、当たり前のように重火器はおろか小銃手榴弾の弾薬に水食料は慢性欠乏気味だったりする状態で、「日本陸軍の精鋭なるをもってすれば倍する敵とも互角に戦える」を戦訓はおろか普通の図上作戦検討でも行う参謀本部の愚かさに義憤を滾らせること請け合いです。また、そんな状態でありながらも、なんとか最後まで敢闘してしまう一般兵の皆さんの頑張りが、「やればできるじゃないか」の機運を醸成し、引き続く太平洋戦争での大敗に繋がったと思うとなんとも物悲しいものがあります。日本軍ひいては日本人のマネージメント能力の低劣さを再確認したい人は是非ご一読を。
キレイゴトを並べても叶わないこともあるし
最低の首脳陣に、二流の中間管理職、そして世界最高峰の名もなき現場職員。というのが、今も変わらぬ日本社会の構造的欠陥ですが、ノブレスオブリージの自覚なんて無理難題を上層部に求めてばかりいないで、現場も反骨精神をもう少し持つべきではないでしょうか。無理難題を現場の超人的努力でなんとかこなしてしまうから、上層部は図に乗るんです。たまには「ベンチがアホやから野球ができひん」とけつまくってみましょう。いつまでも奴隷の鎖自慢ばかりしてても、問題は悪化するばかりですよ。担ぎ手のいなくなった御輿の惨めさを知るのもお貴族様にはいい勉強になると思います。
- アーティスト: surface,椎名慶治,永谷喬夫,渡辺善太郎,戸谷誠,山口寛雄,佐藤大輔
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 2006/04/26
- メディア: CD
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