脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『とある魔術の禁書目録6』

【画像】 この「ポキッ」と割るアイスの呼び方で出身地が判るらしい | ニュース2ちゃんねる
チューチュー。ところで、我が家ではメロンパンのことをコッペパンとよんでいたのですが、同志はいませんか?


 劇団たなごころ第4回公演終了。今回は興が乗らなくて忙しくてろくすっぽ宣伝がわりのブログ更新も練習参加もできませんでしたが、なんとかかんとか無事終了。次回こそはもうちょっと真面目に参加しよう。


SRWUX進捗

  • 第43話「THE RETURN OF SORCERER」暴君ネロ降臨。トップエース:アニエス=ベルジュ@オデュッセア。

差し出した右手は誰のために?

 現代「科学」の粋を集めたメトロポリス園都市に、招かれざる珍客が二人。かたや必要悪の教会の異端児シェリー=クロムウェル、かたや霧ヶ丘女学園からの謎の転校生風斬氷華。交わるべからざる科学と魔術の交差するとき物語は回り始める。


 正ヒロインインデックス梃入れ第二弾。仲のいい女友達を作ってみようの巻。限りなく陰の薄くなりつつあった彼女も初めての「オトモダチ」との麗しき友情譚でようやくスポットライトが当たったのはいいのですが、中盤上条先生が出ずっぱりのせいで焦点がぼやけまくり。今作の主題はどう考えても「当麻というフィルター越しでしか人間関係が存在しなかったインデックスが、初めて独力で育んだ友情の行方」とすべきでしょう。ぶっちゃけカミやんはいない方が・・・。
 一方の敵役は、ゴーレム遣いシェリー=クロムウェル。今までの「言葉に出したこと全てが実現する」とか「触れるもの全てのベクトルを自在に操作」とか「上位存在そのもの」とか「光を反射して当てたもの全てを問答無用でばらばらに分解する」とかの無体な能力と違い、全うな正面からのぶつかり合いが見れるのでアクションシーンに面白味があります。特に中盤のアンチスキルとのぶつかり合いは単純に血沸き肉躍ります。小萌や黄泉川が立派にオトナな先生やってる姿に感動。それに引き替え、毎度のことながらガキの正論に論破される敵役は要反省。ぶっちゃけ上条先生は(以下略)

目の前にただ一つの現実

 とある魔術の禁書目録シリーズの大きな欠点は主人公補正の強すぎること。せっかくの魅力的なキャラクターたちが「主人公」の噛ませにされてスポイルされゆく姿には涙を禁じえません。ラノベと一般小説との線引きはどこまでそれを自重できるのかにかかってるのかもしれませんね。まあ主人公の完璧超人ぶりに関しては、浅田次郎とか山風とか三島とか全く自重してない大家も多いですが。

Rimless~フチナシノセカイ~(TVアニメ「とある魔術の禁書目録」EDテーマ)

Rimless~フチナシノセカイ~(TVアニメ「とある魔術の禁書目録」EDテーマ)

帰ってきた今日の一行知識

ゴスロリのゴスの意味は「野蛮な・非文明的な」
12世紀半ばに当時文化の中心だったイタリア人が、北フランスで流行したグロテスクで非対称的な意匠をふんだんに取り入れた様式の流行を、「ゴート人の」という意味のゴシックという単語で蔑称としたのが嚆矢とのこと。通常想起される「退廃」というモチーフとは真逆なイメージですが、反キリストって意味では同義なんでしょうね。まあ、現在それを名乗る方々がそこまで深く考えてるとは思えませんけど。