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最近の子は真面目だなー。それだったら俺何回死んでなきゃいかんのでしょうか。
・・・・・・休みの日って一日こんなに長かったでしたっけ・・・
SRWZⅡ再世篇進捗
- 3周目第40話「歌え、誰かのために」紅蓮聖天八極式降臨。トップエース:ゲイナー=サンガ@キングゲイナー。
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/08
- メディア: 単行本
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風よ今強くこの身に纏った炎を支えて
火事と意趣返しは江戸の華!牢名主の繁松、キンギレ退治の七之丞、そして白魚のお仙。「三人共に戻れば無罪放免、一人でも逃げれば、全員死罪」の無体な条件とともに解き放ちを受けた三人の悪党どもは、紅蓮の炎に染まる江戸の夜に何を為すのか。
皆大好き浅田次郎の新刊。今回は『憑神』の系統に連なる江戸最末期を舞台にした滅び行く者たちの挽歌がテーマの一冊。今回は一部を除いてきちんと新時代に「転生」できているので、それも主題の一つかしらん。
内容は浅田次郎平常運転って感じの可もなく不可もなく手なりに進むよくも悪くも力の入りすぎてない作品。正直序盤の江戸末期の伝馬町牢屋敷の文化風俗の紹介パートが一番面白かった気がします。全体としてはミステリーの要素を取り入れていこうって気概が感じるんですが、最初の一人目であっさりうっかり「犯人」ばらししちまってるのがなんともトホホ。浅田文学に構成の妙は期待するだけ野暮とは重々知りつつもさすがに苦笑は禁じえません。
とは言え、恐ろしいのはそんな手抜きや構成の失敗が思いっきり露になりつつも、しっかり最後まで読ませる小説になっているところ。作者の円熟を感じさせます。
てな訳で、名状しがたい興奮とか説明不要の勢いとかとは無縁の安心して読める量産型娯楽小説ですので気軽に読みましょう。
消えた地平へと希望の種を捜しに飛び立つ
「浅田文学の真髄は滅び行く者たちへの鎮魂歌にあり」ってのが個人的な見解ですが、これなんかもその典型でしょう。時代に取り残され忘れられ行く旧弊たちへの飽くまで優しい視線は逆説的に新時代の開拓への勇気をくれる気がします。いつの日かどんなパイオニアも果てしなき時の流れから外れ、澱み腐り行く旧時代の遺物に成り果てるのでしょうが、次代の浅田次郎が美しい物語を仕立ててくれるのならそれこそが本望な気がしませんか。
- アーティスト: FictionJunction YUUKA
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: CD
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