脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『黒書院の六兵衛』

痛いニュース(ノ∀`) : 【画像】 人工知能同士が人間に理解不能な言語で会話をし始めてしまう - ライブドアブログ
昨今のAIの加速度的進化は喜んでいいやら恐るべきやら。神様も智恵の実を食べた人間をこんな感じで見守ってたんですかね。


 このタイミングで3日間の研修は労働意欲を根こそぎにされます。ああ社会復帰できるかなあ。


競馬進捗・・・H29収支-36740

  • 安達太良S・・・本命クインズサターン+40
  • マレーシアC・・・本命アースライズ-100
  • STV杯・・・本命エリシェヴァ-200

シレン進捗

流れた血潮のその先に安らぎ待つと信じているから

 時は幕末、江戸城無血開城を目前に控えた慶応4年3月。急遽官軍の物見の先手の大役を任された尾張藩江戸定府御徒歩頭加倉井隼人に降ってわいた難題。ほぼ無人となった江戸城で律義に勤番を続ける御書院役的矢六兵衛。勝海舟から「実力行使禁止」の条件で押し付けられた彼の退去の大任を無事果たすことができるのか。


 浅田次郎お家芸の一つ、幕末を舞台としたスラプスティック時代劇コメディ。今回の舞台はずばり江戸城無血開城を前にした江戸城に居座る謎の御書院役的矢六兵衛の正体を、壬生義士伝で確立された関係者からの聞き取りでストーリーテリングする手法で推察していきます。まあ、いつもの浅田節で六兵衛は金甌無欠の完璧超人になっていくわ、肝心要のオチが肩すかしだわで、ミステリ好きな方には噴飯ものかも。とは言え、これまたいつも通りにコメディがいつの間にか感動巨編にジョブチェンジして、読後には名状しがたい感慨をのこしてくれるので、読み応えはあります。雑誌連載時のその場のノリで入れたと思しき、ギャグやミスリードが滑り倒してるのが、欠点といえば欠点ですが、時代物の浅田次郎に外れなしの法則は堅持しているので安心して読みましょう。

生きて生きて生き延びて愛するものの懐にいつか還る

 相変わらず浅田次郎は新時代に背を向けて意地を張り通す旧弊を描くのが上手い。三十路も半ばを過ぎて、新人類のITネイティブたちの擡頭に脅かされ始めた身としては余り他人事ではありません。俺もあんなカッコいい老害になれるといいなあ。

スーパーロボット魂 ザ・ベスト Vol.2~スパロボ編2~

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帰って来た今日の一行知識

東日本の近世城郭でまともな石垣があるのは江戸城小田原城だけ
殆どの城は土塁があるだけ。東京に住んでると忘れがちですが、基本日本は西日本の方が先進的ですよね。