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ビデオ流出さえなかったら中国からももらえてたでしょうに、残念ですね。
祖母の一七回忌に実家に帰省。習い性で裏方仕事に走り回っていたら、妹に「お兄ちゃんの普段の仕事がよく分かる。下っ端根性丸出し」と笑われました。所詮技術屋には事務屋の矜持は分からんのでしょう。ふんだ。
艦これ進捗
- 北方AL海域「北方AL海域へ進出せよ!」攻略中。第一艦隊旗艦:木曾改二。
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/11/08
- メディア: Kindle版
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望みに燃える呼び声は
日本の誇る巨匠浅田次郎の初エッセイ集。今となってはとっても貴重な初々しい彼の背伸びをご覧あれ。
1994〜'95年『プリズンホテル』の頃の実話系売文屋からピカレスク小説家にジョブチェンジしたばかりの頃の浅田次郎のエッセイ集。「売れない小説家の標本」という自嘲が今となってはとても微笑ましくあり。内容は今の「最後の江戸人の生き残りとしての一言居士」というスタンスは未だ影も見えず、PKOについて大上段で論じてみたり、禿について悩んでみたりと振れ幅が大きく初の連載エッセイでの試行錯誤がうかがえてファンとしては実に微笑ましい一冊です。最近ではめっきり語らなくなった無頼時代の武勇伝が多いのもピカレスクこそが浅田文学の真骨頂と信じる身としては嬉しい限り。
今となってはネタも全体的に古く一見さんには流石に進めづらいですが、最近浅田次郎のファンになったという人には是非読んでいただきたい一冊です。
朝焼け空にこだまする
遅咲きの天才作家浅田次郎。40を超えてからのデビューとは思えないその多作ぶりが魅力な彼をみていると、早咲きで早々に才能を使い果たしてしまう小説家たちが哀れに思えてきます。出力の為には入力が必要なのは当然の摂理。ほっといても奇想が湧きだして止まらないという真正のド変態以外は、雌伏の時期も必要なんだなと改めて感じさせられます。