脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『兵諫』

【文春砲】五輪開会式の台本が流出! レディーガガがマリオに扮して土管に入ると渡辺直美が登場案 や 任天堂3大作品「マリオ・ゼルダ・ポケモン」も曲も使う案もあった! | やらおん!
電通っていう巨大な既得権益集団の墓碑銘と思えばあの茶番な開会式にも価値はあったのではないでしょうか。

 
 常磐道を走っていましたら無駄に左側車線を潰してて大渋滞。首都高の渋滞をなくすために、首都高に接続する高速にわざと大渋滞を引き起こすというまさに悪魔的発想。これは凡俗たる我々には及びつくはずもありません。だからオリンピックファーストの利権団体どもは嫌いだ。

夢と現実の狭間あの日はただ苦しみ泣いた

 風雲急を告げる大陸情勢。日本では二・二六事件憂国の激情が頓挫し、中国では国民党の攻勢の前に共産党の命脈は風前の灯に。龍玉を託された張学良は、この混迷を極める中原の王者に誰を選ぶのか。


 みんな大好き蒼穹の昴シリーズ第六弾。本巻のテーマは西安事件。正直張作霖爆殺事件に続いてこの大事件もダイジェストで済ませやがったかというのが正直な感想。文章もさすがに全盛期の輝きには遠く及ばない手なりの凡庸さ。歴史サスペンスとしても、裏で渦巻いていたはずの政治的思惑によるドロドロの暗闘って一番面白い部分をスポイルして青年将校や張学良一派の憂国の至情の発露って形に矮小化してしまっていてそちらの面白みもほとんどなし。浅田次郎氏の信者的な大ファンではありますが、どうしても「耄碌」の一語が頭をよぎってしまう悲しい一冊でした。

あの日描いた夢を追い求めてる今も

 読書歴も数十年に及ぶと、大昔に張った伏線がようやく・・・ってのをしばしば見るようになってきたんですが、正直そのほとんどが、その展開全盛期の筆で読みたかったと思うものばかり。やはり才能の枯れる前に勢いで完結させるってのはとっても大事なんですね。


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帰ってきた今日の一行知識

西安事件蒋介石の命を救ったのはスターリン

毛沢東への対抗馬として残しときたかったみたいですね。結果台湾の「建国」にまで繋がるんだから中共にとっては痛恨事に。