脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『R.O.D 第五巻』

中小企業の社長「残業は頑張ってる証」「もっと残業しろ」「帰ってもすることないだろう」 : SIerブログ
お好きなのをどうぞ⊃労基、起業、ニート、暴力革命


 毎年恒例正月返上勤務シフトがほぼ確定。所帯持ちにならんとどないも回避しようがないな、これ。

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大切にしていたモノはいつもこぼれ落ちてゆく

 エリザベス女王誘拐!紙竜襲撃に引き続き起こった未曾有の国難グーテンベルク・ペーパーを身代金に要求する犯人グループと、如何な犠牲を払おうとグーテンベルク・ペーパーを死守せんとする大英帝国。読仙社と大英図書館の負けられない戦いと、王炎と読子の不思議な物語の幕が今上がる。


 読仙社の大英図書館襲撃事件の後始末からグーテンベルク・ペーパー奪回作戦発動まで。下書きでも作者がゲロってるとおり、構成をまとめ損ねて上下巻になったものの前編ですので、物語の進行は低調かつ内向的。ピカデリー・サーカスでの王炎との対峙がクライマックスって言えばクライマックスなんですが、一方的に出し抜かれているだけなので、カタルシスとは無縁。読子にドレイク、ジョーカー、おまけにねねねにウェンディ、挙句の果てにはジェントルメンまで味方側の主要人物ほとんどが、自分の立ち位置を決めかね懊悩の海の底でもがいているので爽快感とは縁遠いことに。幸い文章自体は立派な出来栄えですので、助走期間と我慢しましょう。次巻以降の中華大陸活劇をご期待あれ。

今にも聞こえてきそうなあの笑い声

 この作品と作者に言いたいことは唯一つ。どんな形でも何時になってもいいので頼むから完結させてください。

Moments in The Sun

Moments in The Sun

帰ってきた今日の一行知識

ピカデリーサーカスのエロスの像は世界初のアルミ製の彫像
当時の先端技術もあっという間に歴史的遺物に。いつの日か東京スカイツリーエッフェル塔になるんでしょうか。