バキ枕
恐竜的進化を続ける萌えの世界。彼らは何処を目指しているのでしょうか。
嬉し恥ずかし職員検診。採血結果でる以前に心電図で引っかかってしまいました。さあ最終的にはどんな病名が付くことやら。
SRW進捗
機動戦士ガンダム THE ORIGIN (18) ララァ編・後 (角川コミックス・エース 80-21)
- 作者: 安彦良和
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/12/24
- メディア: コミック
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青春をかけ守りぬけこの平和を
ガンダムサーガ、オープニングスタッフの一人、鬼才安彦良和の描く、新訳ファーストガンダム。20年の刻を越え、今再びガンダムが起ち上がる。
皆さんお待ちかねのファーストガンダムのコミカライズ。話はジャブロー編*1で一旦中断して過去編*2が展開されますが、個人的にはこの過去編こそが、THE ORIGINの真髄。良くも悪くも良く出来たコミカライズの範疇を過ぎない原作ありの話と違い、安彦が自由に創作したザビ家とダイクン一家の陰謀渦巻く物語はガンダム嫌いも一見の価値あります。ひたすら凛々しくかっこいいハモンさんや、シャアにいいように利用されながらもザビ家の御曹司のプレッシャーと戦う健気なガルマは必見です。
全体的にマンガとなってしまったことで、MS戦の迫力や躍動感なんてモンは皆無に等しくなっていますが、その代わりにディフォルメされたコミカルなキャラクター達の魅力が爆発しています。ひたすら感情表現豊かなフラウ、シニカルな皮肉屋から愉快なガキ大将にジョブチェンジしたカイ、愛らしきウスラ馬鹿なドズル&オルテガ。ガンダムは小難しいと敬遠している貴方も絶対に彼らは好きになれるはずです。
以上、原作をリスペクトして丁寧に忠実に話を進めながらも、「原作者」の強みで大胆な翻案も各所に加えられた、アメトーーク経由の初見のにわかファンもリアルタイムから見続ける病膏肓にいったマニアまで、楽しんで読める良作です。ただ細かいところで原作と相違しまくってますので、これだけ読んでファーストガンダム語ってしまうとかなり危ないのでご注意を。
おぼえているかい少年の日のことを
同属嫌悪がそうさせるのか、ガンダムマニア特に宇宙世紀原理主義者は正直反吐の出そうになるほどに嫌いです。ガンダムサーガは間違いなく日本の誇る魅力的な文学なのですから、信者の奇行や偏狭さで新参の入る隙を無くしてしまうのは紛うことなき愚行ではないでしょうか。もう少し視野を広げて、ガンダム以外のアニメに目を向け正しきヲタクへの道を歩みだしてはみませんか。その為にも、是非一度『機動武闘伝Gガンダム』を見てみて下さい。ガンダムの底知れぬ懐の広さが垣間見れますよ。
- アーティスト: 池田鴻,フィーリングフリーミュージッククリエイション,井荻麟,松山祐士
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: CD
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