ここでクイズだ:ぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWS 2nd
理系の方へ、我ら文系からの挑戦状です。我こそはと思う方は是非解いてみて下さい。
こないだの三連休、柄にもなく琵琶湖でバーベキューやってきました。少しは焼けようと思って一切日焼け止め塗らなかったら、見事に焦げました。ああ首筋が痛い。
- 作者: 大谷敬二郎
- 出版社/メーカー: 図書出版社
- 発売日: 1971
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突き進めば希望はかなう
軍閥
軍事力を背景に政治支配力や特権を行使する軍人の一団。軍部とも称される。明治政府は西南諸藩特に薩摩・長州の軍事力に依存して幕府を倒した。その結果、「長州の陸軍」「薩摩の海軍」と言われる派閥的傾向が早くから生まれた。制度的には統帥権の独立や軍部大臣現役武官制によって軍隊は議会・内閣からの独立性を保ち、日清・日露戦争によって獲得した台湾・朝鮮の植民地の軍事的支配によって軍上層部の政治的地位と発言権は上昇拡大し、藩閥とは異なる軍閥(軍部)が形成された。大正デモクラシー期には一時軍部は後退するが、第二次世界大戦総力戦準備段階で、政治的社会的地位は回復し、1930年代に入ると青年将校らによる国家改造運動と満州事変以降の連続する中国侵略戦争の中で政治的地位が急上昇し、二・二六事件によりその指導権は確立した。太平洋戦争期には東条*1独裁体制を築いたが、戦争末期には反東条運動が起こり、指導力は下降し、’45敗戦で崩壊した。(『岩波日本史辞典』より引用)
元特高で思想犯担当していた作者の回顧録。実際経験したものにしかリアルが見事に醸し出されております。ただ、回顧録の欠点として、自身の経験が絶対視されすぎていて、客観性に欠けているのも確か。多少偏狭な史観と恨み節を聞き流しながら読みましょう。
内容的には、作者が何故か偉く持ち上げている近衛を中心とした、戦前戦中の軍部内での思想史というか、社会主義・共産主義の汚染の実態。近衛の社会主義に傾倒しながら、共産主義を忌み嫌う難儀な思想傾向が話を無駄にややこしくしてしています。何故近衛は英米協調路線を取りながらも、ナチスへと接近していったのか、その謎がここに!と言ってしまうのは大げさでしょうか。
両手を広げ抱きしめたい輝く夜明けを
最近の歴史は社会的情勢だのに傾斜しすぎてして、その時々の権力者たちがどのような思想信条を持っていたかが軽視されがちな気がしますが、本来政治を動かしているのはそれのはずです。アメリカ現代史を語るのに、ブッシュのファンダメンタリズムへの傾倒を無視する馬鹿はいないでしょう。もっと日本史に於いても宗教・迷信の類の影響力を再評価すべきです。石原莞爾は熱心な日蓮宗徒だったとか、学ぶべき教訓は沢山そこに転がっています。