脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『派閥再編成〜自民党政治の表と裏』

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あー、子供欲しくなってきた。

 
 長らく放置してた『スーパーロボット大戦OG外伝』ようやくクリア。トップエースは当然のごとくフォルカ=アルバーグ@ヤオダバルト。もう少し真面目にバランスとりして下さい。

零れ落ちた報せは誰の許に訃音齎す

派閥 
 一般的に派閥とは、政党の内部に特定の利害・政策・イデオロギー・人間関係などによって結合するインフォーマルな小集団をいう。ここでは最も典型的な自民党の派閥を例に挙げる。自民党は1955の結党時から派閥との共生関係にあった。自民党の派閥は、日本民主党自由党の両党内における派閥関係、更に吉田内閣後期の保守政党各派の対立に原点があり、これがそのまま自民党に引き継がれたのである。自民党は結党当初より派閥連合政党であり、それぞれ事務所を持ち、独立の会計を営み、役員を置いて活動してきた。派閥の構造は、トップに総理総裁候補の1人のリーダーがいて、その下に構成員たる国会議員がいる。彼らは陣笠議員と呼ばれる。派閥発生の原因は、総理公選制度・中選挙区制という衆議院選挙制度などが挙げられる。派閥は、選挙資金の供給源や役職配分の機能などを果たしている。派閥が自民党を活性化させてきたという反面、この派閥主義金権政治・政治腐敗の原因とも指摘されている。最近では’94派閥解消が合意されたが、依然として派閥は自民党の行動原理となっており、実態として派閥は復活している。(『政治学事典』より引用)

 「今更こんな本読んで何の役に立つんだ?」シリーズ第・・・何段だろ。bookoffその他での百均投売ワゴンセールが主戦場な私にとってはどうしてもこの手の本を手にとる機会が増えます。と言う訳で、誰の役にも立たないレビュースタート。

 舞台は派閥の世代交代と再編成が行われ、安竹宮*1と呼ばれるニューリーダー達が台頭し始め、中曽根から竹下への禅譲が行われた80年代後半の自民党。流石に20年も前の本なので、政治情勢の分析だの、人物評何ぞは一切ものの役に立ちません。なんせ主人公の三人が揃って故人、うち一人にいたっては後継者すら失脚済み、と言う有様なので、笑うしかありません。ついでにいうと、当著が分析の基礎におき派閥不滅の根拠にしてた中選挙制も過去の遺物。どうしようもありませんな。
 かといって、貴重な歴史的史料と見るにはまだ生臭すぎ、って言うか私ら世代だとこの頃が丁度物心つくかつかないかの時期なので懐かしいの何の。まあバブル期回顧のお供に、お暇な人はパラパラめくるといいんじゃないでしょうか。しかし、この時期の政治本みると小沢がもう既に最前線で大活躍なのにびっくりです。彼の政治信条には一切首肯できませんが、政界遊泳術だけは端倪すべからざるものがありますね。ってゆーか、民主党もこんな過去の遺物跋扈させんな。

後から囀る輩恥と情を知れ

 我ながら悪趣味だとは思うのですが、こういった近未来分析本を後知恵で見るのが大好きです。自信満々の大振り三振だの、姑息に当てに行ったのにそれでも外す惨めさとか、冗談半分の大穴狙い的中とか、非常に面白いです。皆さんも、古本屋の野外ワゴン漁って見ませんか。意外と楽しいですよ。

魔王戴天

魔王戴天

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