「世界陸上」の真の舞台裏、運営がむちゃくちゃで現場は大混乱 - GIGAZINE
これほど分かりやすい大失敗はそうはありません。責任者の皆さんさっさと腹掻っ捌きましょう。
近所に住まう愛想のいい子が媚態を見せて誘うので、据え膳食わぬは男の恥とニャンニャンしてたら、家の人が帰って来たのでダッシュで逃げ帰りました。今度逢えるのはいつになるかなー。
なおこの子は生物学的にいいますとフェリス・シルベトリス・カツス、日本語で言う所のぬこですので悪しからず。
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/04
- メディア: 単行本
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大和男子と生まれなば 散兵戦の花と散れ
ネタがない時はサルベージと言うことで、昔に読んだ浅田次郎の短編集をレビュー。世間的には知名度の低い一冊ですが、個人的には大学に入ってすぐ『殺られてたまるか』経由で浅田次郎にはまって、初めて出た新刊がこれなので結構印象に残ってます。
それはさておき肝心の内容は、浅田文学お得意の泥臭い男たちの悲喜こもごもの人生物語。自衛隊は「張子の虎たるべし」との作者の主張が多少鼻につきますが、安心して読める完成度の高さです。
それでは以下個別の感想。
若鷲の歌
「機銃掃射の夢だろう―実は俺も見ちまった。昼間の話生々しかったからな」by西尾陸士長
「出る」と噂の土浦駐屯地。そこでの不寝番を命じられた二人の目にしたものは・・・
浅田次郎は時代に取り残された旧弊を描くのが本当にうまいなあと感心させられる一篇。もう少し立派な舞台仕掛けで川原准尉を活躍させてあげて欲しかったです。
小村二等兵の憂鬱
「ヤクザは殴るだけだけど、自衛隊は殴った分のことを、ちゃんと教えてくれるもんな。」by某二等陸士
昔天皇陛下の下賜品、今国民の血税の結晶。今も昔も官品は浪費紛失を許されぬもの。そんな半長靴を失くしてしまった小村二士は補給点検までに無事員数をつけられるのか?
実質よりも帳簿上の数字が無事あってるかどうかの方が百倍大事。日本官庁の悪習について深く考えさせられる一作です。
門前金融
「俺も森士長も、すでに戦局は悲観的な状況にある。だが、決して降伏はせん。」by安田三曹
アコムもアイフルもノーローンもなかった時代。自衛隊御用達の金貸しのどこか不思議な物語。
ご利用は計画的に!!
入営
「大学をあきらめて自衛隊だってか。お気楽な人生だな、てめえ。」by今野
一夜明ければ晴れて忠勇無双の自衛官。入営を間近に控えた哀れな生贄たちが眠れぬ夜に思うのは・・・
勢い余って「やっちまった」連中の諦めと不安の相半ばする心情が非常に共感を呼ぶ一篇。多分結婚前夜の男ってのもこんな感じなんでしょうか。
シンデレラ・リバティー
「連絡をしなかったんじゃなくて、しちゃいけないと思ったんだ。」by佐々木二等陸士
入隊三ヶ月目にして始めての自由外出時間。別れも告げず分かれた女との再会は如何な劇の幕開けか・・・
この人のじめっとした恋愛話はあんま好きくないです。
脱柵者
「人殺しが仕事だってかい。自衛隊てば、おっかないところなんだねえ。」by佐藤四郎二等陸士
バディが選りにも選って小隊いや大隊一のおちこぼれ。娑婆っ気を捨てきれず、軍隊にあるまじき理屈っぽさの残る高津二士。小隊に今一馴染めぬ彼の決断は・・・
あたかも一個の生命体であるかのように有機的に活動する組織。体育会系ノリは唾棄すべきものと常日頃から思っていますが、こういう濃い連帯感にはどうしても憧れてしまいます。