痛いニュース(ﾉ∀`) : 麻生外相、「るろうに剣心」について質問され、たじたじ…メキシコ訪問 - ライブドアブログ
外務大臣がそれについての教養がなかったからと問題になる。いつの間に「るろ剣」は国民文学に出世してたんでしょうか。
実家に帰ったら、地元に就職を決めた妹が自室の大改装を始めてました。俺の部屋も、来年の盆位には妹の彼氏に乗っ取られてそうな予感。
- 作者: 山本弘
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 21回
- この商品を含むブログ (20件) を見る
かわいい栗は甘いかほり
心はいつも１５歳。『神は沈黙せず』や『アイの物語』で沈滞しがちな日本SF会を牽引するSF作家にして、トンデモの生みの親たると学会会長。そして知る人ぞ知るTRPGの名GMたるマルチ作家山本弘の初エッセイ集。深く広く濃いその知識に驚嘆あれ。
エッセイ集とは名づけられながらも、実質はあとがき集といった方が近い、ちょっと詐欺臭い一冊。正直半分位原本持ってるんすけど。
とまれ、そういった個人的事情を除けば、確かな文才とわざと崩したとっつきやすい語り口に、他の追随を許さぬ初心者置いてきぼりのヲタ知識。エッセイとは思えぬボリュームと満足感は保証できます。尤も、小説以上に氏の人間性が露出しているので、一気に読むと胸糞悪くなるかも知れませんが、その辺は自己責任で。
かわいい栗には刺がある
上でも少し触れましたが、人格と才能はまるで別物というのをここまで感じさせてくれる作家は正直貴重です。文の端々から滲み出るいけ好かない作者の性格と、現在日本で間違いなくトップクラスの美しくも躍動感のある多彩な文章表現。これほど知徳併進の語が虚しく感じることはそうそうありません。日本の教育も早く才能と人間性は別だ、ということを子どもに周知徹底させるべきです。人より卓越したものを持つ人間が誰にも好かれる八方美人な小市民であるわけが無いでしょう。才能溢れる狂人は敬して遠ざける、昔ながらの日本人の知恵を復活させるべきです。そうしておけば昨今の朝青龍問題だって笑って済ませたことでしょうに。
