SF作家の山本弘氏、今話題のなろう小説を読むが、途中で挫折してしまう | やらおん!
罵倒だろうと称賛だろうと相変わらず山本弘の書評はブンガクしてて読ませます。
一時はどうなるかと危ぶまれた忘年会シーズンも終盤戦に突入。結果学習したことは、「気持ち悪くなるゾーンを全速力で駆け抜ければ悪酔いしない!」です。ゆっくりちびちびなんてのはどうも私には向いてないようで。
DQⅪ進捗
- デスエーギル撃破。称号:「真の愛を知る聖女」
- 作者: リチャードフォーティ,Richard A. Fortey,渡辺政隆
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2003/03/01
- メディア: 単行本
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アイス・エイジからスペース・エイジ
ストロマトライト・エディアカラ動物群・バージェス動物群・コノドント・オルビドス紀・筆石類・デボン紀・石炭紀・パンゲア・・・。生命の織り成してきた40億年に亘る永く果てない物語。
生命40億年のグレートジャーニーを駆け足で振り返る実に骨太な一冊。原始生物の時代から順を追ってどうやって生命は「進化」を遂げたのかを概説してくれます。過度に学術寄りにならずに適度に脱線しつつも壮大なスケールの物語を紡ぎあげるそのさまは、草思社の翻訳ドキュメントの面目躍如。後半の「高等」生物の下りになりますと流石に息切れしますが、筆者の専門分野であるエディアカラ・バージェス両動物群と三葉虫のパートは感動の一語に尽きるレベルの出来映え。読めば、生物系科学博物館に走りたくなること間違いなしなので、お子さんとスケジュール合わせて家族サービスの恩を着せれる準備してから是非ご一読を。
遺伝子のバトンタッチ受け継いだ僕らは神の子孫たち
40億年の長き旅路の果てに辿り着いた原生生物群。これからどんな「進化」見せるのか、自分の目で確かめられないのが残念です。まあ、それは何億年か先に弥勒菩薩か唯一の神か誰かに「復活」させてもらった時の楽しみに取っときましょうかね。
- アーティスト: KIRINJI,堀込高樹,矢野博康
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2016/08/03
- メディア: CD
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