脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『捕食者なき世界』

この「空白の10万年」の図を見ると不思議に思うんだが何で人類は10万年もの長い間を何の進歩もなく過ごしてきたんだろうか?:暇つぶしニュース
たかだか10万年で言語と農耕を手にしたのは凄まじい勢いでの進化だと思うんですが。


 去年のインフルエンザ禍が嘘のように平穏な今年の当施設。去年の教訓が活かせたのでしょうか、それとも単なる嵐の前の静けさか・・・。


DQⅧ進捗

  • 女盗賊のアジトへ出発。主人公のスキル称号:「熟練ヤリ使い」

捕食者なき世界 (文春文庫)

捕食者なき世界 (文春文庫)

君の姿星の記憶

 ヒトデ・ラッコ・コヨーテ・オオカミ・ピューマetcそれぞれの環境で頂点捕食者として君臨する彼らが生物多様性にいかなる秩序をもたらしてるのかを啓蒙する一冊。地球の頂点捕食者となってしまった我々人類はここから何を学ぶべきなのか。


 「食物連鎖ピラミッドの最上部にどんと居座る頂点捕食者『キーストーン種』が居なくなると草食動物や小型肉食動物が跋扈して生態系を完膚なきまでに崩壊させちゃうよ」っていう言われてみれば当たり前だけど、意外と目から鱗なお話。「サ−ベルタイガーやニホンオオカミ他数多の頂点捕食者を駆逐してしまった現在の生態系は、巨大生物の生き残れない崩壊寸前の不毛で貧弱なものに成り下がっている」という警句は他のどんな環境問題への提言より胸を打ちました。可愛いシカやネコやサルがどれだけ生態系に負荷かけてるかを知れば、どうしても彼らを見る目が変わってしまいます。正直この本読んだあとで猫の外飼いやノラ猫への餌やり出来る奴は正気の沙汰ではありません。人が忘れてしまった、被捕食者としての恐怖。自然と真摯に向き合うためにはまずそれを思い出すことが必要なのかもしれませんね。

すぐそばに行くからねステイオンミー

 広島生まれの身としては、昨今の公共マナーの低下は必要悪たるヤクザの勢力後退が招いているものだとしか思えません。「嘗めた態度をとってるとどこからともなく現れた怖いお兄さんにボコられる」。どんな綺麗事なお題目よりも実践的な道徳教育だと思うんですけどねえ。

帰って来た今日の一行知識

シャチの餌はホッキョクグマシロナガスクジラ
正確に言えば、「海棲および海辺に来る可能性のある生物すべて」となるでしょう。生息域のせいで過小評価されがちですが、最強生物議論の最有力候補だと思うの。