『自然はそんなにヤワじゃない〜誤解だらけの生態系』

【動画あり】水曜日のダウンタウン、また警察沙汰に…としまえんに視聴者殺到、自販機の上で暴れるアホも出現:ハムスター速報
渋谷のハロウィンといい、いつぞやのマッククーポンといい、どうして東京人は「期間限定無料イベント」となると一瞬で民度が土人なみに落ちるのでせうか

　少し早いですが、これが多分本年最後の記事。来年もよろしくお願いいたします。

DQⅦ進捗

魔封じの洞窟攻略中。主人公の職業：りょうしのむすこ

自然はそんなにヤワじゃない―誤解だらけの生態系 (新潮選書)

作者: 花里孝幸
出版社/メーカー: 新潮社
発売日: 2009/05
メディア: 単行本
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本当の『自由』が俺達を待ってる……

　「田園風景は環境破壊の象徴」・「清流は貧弱な生態系の代表」など常識を覆す生態系の新常識を湖沼の動物性プランクトンの専門家が提示する。あのどぶ沼にも実は豊かな生態系が!?

　池の水ぜんぶ抜くで大分物議をかもしている在来種絶対主義の生態系観に高らかに警鐘を鳴らす一冊。バイオマスの観点から見るとこんなにも見え方が違うんだと目から鱗。鮎なんかの大型魚が跋扈できる環境は動物性プランクトンに乏しい貧弱な生態系なんだというテーゼは実に刺激的。目に見えて「可愛い」ものだけを珍重するのは人間本位に過ぎるって意見も考えさせられます。まあ冷静になると専門分野への贔屓の引き倒しが流石に過ぎる気はしなくもないですが。なんにせよ、身近でイメージしやすいテーマなのに、虚を突かれるというか生態系の見方が変わること間違いなしなので、手軽な知的興奮を楽しみたいときにでもどうぞ。

太陽も月も星も虹も全てが偽物なんだぜ！

　世の中のどんな常識もそうですけど、あるべき自然との共存の仕方ってのも幼児体験が大分影響するんだなぁと改めて。確かに自分も最高の住環境は、裏にけもの道は通ってるくらいの山があって、近くには耕作放棄された畑や区画整理だけされて家の建たない空き地があって、思う存分外遊びができるって環境だもんなあ。・・・こうやって書き出してみると、うちの実家ってどんな荒廃地域だったんだ、これ。