脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『カッシーノ2!〜アフリカ・ラスベガス編』

http://www.kajisoku.com/archives/eid1542.html
これは酷い。同じ目に遭う犠牲者をなくすためにも是非法的措置に訴えるべきです。


 緊急事態発生!クーラーのリモコンが行方不明になりました。明日からどうやって暮らそう・・・

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妥協の理由をいつも探して 街中うろついていただけ

 自分はたまさか文才に恵まれ、それでタネ銭を稼いでいるだけで、本職は博奕打だとうそぶく浅田次郎旅打ち紀行文。今回の舞台は熱砂の大陸アフリカと荒涼たる大地に作られた人工の楽園ラスベガス。確率という名の神の手に抗う愚者の目に映るのはどんな世界か。


 浅田次郎アゴアシつき大名旅行紀行文。接待半分の大家の紀行文なんぞ本人以外は面白くも糞も無いのが常ですが、流石は鬼才浅田次郎立派に「小説」してるからお見事です。虚々実々の何処までノンフィクションか怪しいエッセイを書かせたら彼の右に出るものはいません。カジノをメインステージに進む旅行記で、ワンパターンになるかと思いきや各国ごとのお国柄をきちんと紹介しており一切飽きがきません。圧巻は確率という名の神と向き合うことでもたらされる内省と自我の確立。下手な哲学書より立派にテツガクしてます。
 読んだからといって人生の何の役に立つわけでもない一冊ですが、だからこそ読む価値があるとお勧めできます。是非ご一読を。但し、暇な時には読まないように。いらん散財してしまいますよ。
 

愛想がつきたろう 僕の名を吐き捨てろ

 世に愚行の多けれど破滅に導いた人数の多さでは戦争や麻薬と並ぶであろうギャンブル。しかしながら、いやだからこそ人は博打に憧れます。禁酒法がアル=カポネを生み出したように、現代日本での賭博禁止法はパチンコ・スロットという異形の悪徳を生み出してしまいました。西洋かぶれの石原慎太郎にくみするのは業腹ですが、カジノ構想は日本の健全化の必要要件の一つでしょう。どんな辺鄙な町にいっても駅前に必ずあるパチ屋。こんな国を「美しい国」と言えるわけがありません。古きよき日本の復活のために賭場と赤線の早期復活を強く願います。

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