オマエラやるなよ!暇だからって絶対にやるなよ!!:ぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWS 2nd
地味にえぐい。
祝『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』発売。
と言うわけで、関係各位に業務連絡。しばらく引きこもります。探さないで下さい。
マリア様がみてる 28 フレームオブマインド (コバルト文庫)
- 作者: 今野緒雪,ひびき玲音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/06/28
- メディア: 文庫
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ひとつひとつにいとおしい音
四月のデジャブ
「これってデジャブ?」by武嶋蔦子
失った記憶と十ヶ月。その代価に手に入れた不思議な既視感。その秘密とは・・・
冬ソナ?君望?と言った感想はともかく、入学式当日に事故で意識不明になった生徒が話題にもならないあたり、リリアンの女傑の肝の太さが知れます。
三つ葉のクローバー
「みんなが言っているわ。立浪繭には気をつけろ、って。」by朗子
私は人を傷つけたいんじゃない。ただ四つ葉のクローバーに成りたいだけ。
よくいる、他人の庭が青く見えてしかたない横取り娘の話。しかし各頂点が全て女性の三角関係。考えるだけで冷や汗が出ます。桑原桑原。
枯れ木に芽吹き
「願い、かなう。待ち人、来る……か。」by内藤克美
内藤克美の高校生活は全て鳥居江利子に勝つためにあった。その努力も虚しく江利子に「勝ち逃げ」された克美の心に去来する感情は・・・
強敵から親友へ。男同士だとよくある話が女同士だとまた微妙な空気感になるもんですな。
黄色い糸
江利子と令、異色姉妹の出会いの物語。
個性の塊の白薔薇佐藤聖、ステレオタイプの紅薔薇水野蓉子の両巨頭に比べると、キャラ立ちの遅かった黄薔薇鳥居江利子の過去話。複雑な設定で初期はキャラが迷走しがちだった彼女も、今では自分を確立して活き活き踊ってます。改めて先代三薔薇は偉大だったんだなー、と。
光のつぼみ
「細川可南子さんは少し変わっていらっしゃるから。」by松平瞳子
やっと逢えた。穢れを知らない無垢なるつぼみ。永遠に花咲かず清楚なままでいつづけてくれるつぼみ。
ストーカーの頭の中除くとこんな感じでしょうか。非常にきれいなお話ですが、実際の可南子の行動を鑑みるとガクブルものです。
温室の妖精
「あなたは本当に信じているのよ。だから、その証拠を摑みたいと思っているんじゃないの?」by山村先生
リリアン女学院七不思議の一つ。古い温室には妖精が棲んでいる。
どんな団体にも一人はいるお節介もののお話。高校時代誰にも頼まれないのに毎朝図書館のカウンター業務やってたのを思い出します。
ドッペルかいだん
「花寺では水泳の授業はふんどしだって本当かしら。」by漫画研究部員
幽霊の正体見たり枯れオカマ。
怪談は無理にオチつける必要はないんでないかと。
A Roll of Film
「でも、下手はだめよ。だって、気持ちですもの。」by写真部三年生
笙子蔦子を盗撮するの巻。
ショートショート。内容はさしてないのに非常に印象に残る、今野節炸裂の一篇です。
ずっとこの耳で聞きつづけたい音
毎期新刊発売を堅持する「マリ見て」シリーズ。ちょっと売れると年二冊書けば多作の部類に入ってしまうラノベ界の男共にもちったぁ見習って欲しいもんです。