脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

戦争と平和とビームと中古三十六歌仙について 

【週ポ】広島ファンに阪神ファンが「強いからって何してもエエわけやないで!」 : 広島東洋カープまとめブログ | かーぷぶーん
さあ皆さんご一緒に。お前が言うな。


 種々の情勢の変化により、自分もハイエースを運転しなけりゃいけなさそうな状況に。さあ何度こするかなあ(他人事)

いくぞ勇気時に正義そして時に神か悪魔

ALI PROJECT戦争と平和

時のパズル - 脱積読宣言

ALI PROJECT
 宝野アリカ*1(ボーカル・作詞)と片倉三起也*2(キーボード・作曲・編曲)による日本の音楽ユニット。通称は「アリプロ」など。
 1984作詞家の松本一起*3片倉三起也宝野アリカを紹介する。'85蟻プロジェクトとして活動を開始する。'86第1回サンチェーン・ミュージック・バトルロイヤルに参加し、細野晴臣特別賞を受賞する。'87コンピレーション『SOME GIRLS - REBEL STREET IV』に参加。'88アルバム『幻想庭園』でインディーズデビュー。'92シングル『恋せよ乙女〜Love story of ZIPANG〜』で東芝EMIよりメジャーデビューするとともにALI PROJECTに改名する。'95東芝EMIとの契約が終了する。その後は特定のレコード会社とは契約していない。'97 渡辺剛*4が楽曲制作に初参加する。2000過去に廃盤になったCDを再発するため、プライベートレーベルであるZAZOU Recordsを設立する。再発CDの他にオリジナルアルバムとライブアルバムや宝野アリカ著書の歌詞集と童話集も販売していた。著書をZAZOU Recordsで購入すると、特典として宝野アリカの直筆サインが記載された。'01シングル『コッペリアの柩』から、いわゆる「黒アリ」路線になる。'02ストリングス楽曲中心の定期ライブである月光ソワレが初めて開催される。'03慶應義塾大学「情の技巧」特別講師として演奏講演。'07ZAZOU Recordsの運営終了が告知される。アルバム『Grand Finale』のタイトルから活動休止するのではとの噂が立つも、月光ソワレにて活動休止ではないことを明言した。なお、月光ソワレは'07一区切りを打つ。'08オフィシャルファンクラブ「アリプロマニア」が解体され「勇侠会」が新たに発足される。'09EMIミュージック・ジャパンより『月下の一群』・『DALI』・『星と月のソナタ』が再発売される。また、オフィシャルファンクラブ「勇侠会」にてZAZOU Recordsが復活する。(wikipediaより修整引用)
ディスコグラフィー(アルバム)
『幻想庭園』『月下の一群』『DALI』『星と月のソナタ』『Noblerot』『jamais vu』『Alipro Mania』『Aristocracy』『CLASSICS』『EROTIC&HERETIC』『月光嗜好症』『エトワール』『Dilettante』『神々の黄昏』『Deja Vu 〜THE ORIGINAL BEST 1992-1995〜』『COLLECTION SIMPLE PLUS』『Romance』『薔薇架刑』『Psychedelic Insanity』『Grand Finale』『禁書』『桂冠詩人 SINGLE COLLECTION PLUS』『Poison』『La Vita Romantica』『Gothic Opera』『汎新日本主義』『QUEENDOM』『Les Papillons』『贋作師』『快恠奇奇 ALI PROJECT Ventennale Music, Art Exhibition』『令嬢薔薇図鑑』『流行世界』『Violetta Operetta』『快楽のススメ』『A級戒厳令』『血と蜜〜Anthology of Gothic Lolita & Horror』

戦争と平和
唄:ALI PROJECT、作詞:宝野アリカ、作編曲:片倉三起也
初出:『EROTIC&HERETIC』(2002.7.24)
収録盤:『EROTIC&HERETIC』、『Grand Finale』
歌詞はこちら


 ALI PROJECTのアルバム曲。トルストイの『戦争と平和』との関係は不明。凄まじく歌いにくい旋律が印象的な一曲。歌詞は素直に平和を賛美希求する内容な気がするのですが、宝野アリカ嬢の詩と歌に乗ると何処か病的な感じがしてしまうから不思議です。もちろんいい意味で。

Aristocracy

Aristocracy

ビーム

黄色いバカンス - 脱積読宣言

ビーム beam
 細い流れとなって進行する粒子の集団または波長の短い波。例えば電子銃から放出された電子を電子レンズで集束させたり、スリットの組合せで一定の進行方向をもつ光だけを取り出すなどの方法でつくられる。各種の粒子線はその例であり、X線などもビームにして実験することが多い。(『岩波理化学辞典 第5版』より引用)

 ぴかぴか光って当たると大爆発する奴のことでしょ(暴論)
 真面目に解説すると、「粒子や波長を一定方向に平行に並べて進ませたもの」であってるのかしら。文系脳だとこれ以上はよう分かりまへん。
 取りあえず私の好きなビームは破壊光線byダブラスM2(cv.東山奈央)バスタービームbyガンバスターカピラリア七光線byプリズマン虹色光線byバルゴンタリウム光線byウルトラマンAです。

中古三十六歌仙

キミガタメ - 脱積読宣言
Thriller - 脱積読宣言

中古三十六歌仙
 藤原公任*5が撰した『三十六人撰』にならって、藤原範兼*6が撰した『後六々撰』に選ばれた三六人の歌の名手をいうとみるのが普通である。すなわち、和泉式部*7・相模*8・恵慶*9赤染衛門*10・能因*11伊勢大輔*12・好忠*13・道命*14・実方*15・道信*16・貞文*17・深養父*18・嘉言*19・道済*20・道雅*21・増基*22・元方*23・千里*24・公任・輔親*25・高遠*26馬内侍*27・義孝*28紫式部*29道綱母*30・長能*31・定頼*32上東門院中将*33兼覧王*34・棟梁*35・康秀*36・忠房*37・輔昭*38・匡衡*39・安法*40清少納言*41の三六人で、『三十六人撰』が選入してない文屋康秀大江千里などの古歌人も拾っているが、多くは『三十六人撰』よりは一時代あとの『後撰集』・『拾遺集』時代の歌人である。『三十六人撰』の歌人について『三十六人歌仙伝』が作られたように、上の三六人についても『中古歌仙三十六人伝』*42が編まれている。(『和歌大辞典』より引用)

 文屋康秀あたりの三十六歌仙に漏れた人と摂関時代の後期、西暦でいうと1000年前後の歌人を集めた名人リスト。百人一首でいうと中盤50〜60番台の辺り。国風文化全盛期だけあって紫式部清少納言藤原道綱母と女流歌人のビッグネームが名を連ねています。個人的には技巧に走った爛熟期のこの時代の和歌が好みなので、三十六歌仙よりこちらの面々の方が好感が持てます。

三十六歌仙の舞台

三十六歌仙の舞台

傷つくこと恐れないそう私たちは無敵

帰って来た今日の一行知識

光源氏のモデルは藤原道長
紫式部パトロンやってたのは有名ですね。愛人の同人作家に自分を主人公のモデルにした作品を書かせて悦に入るって構図は今でもよくありそうですね。

*1:ALI PROJECTボーカル。代表作:「聖少女領域」(作詞)・「少女貴族」(プロデュース)・『少女遊戯』(著作)他。

*2:ALI PROJECTキーボード。代表作:『マリア様がみてる』、『.hack//Roots』、『怪物王女』(音楽)他。

*3:if主宰。代表作:「ジプシー・クイーン」・「急いで初恋」・「高速戦隊ターボレンジャー」他。

*4:ヴァイオリニスト。元G-クレフメンバー。代表作:『GET』他。

*5:権大納言。正二位。父頼忠、母厳子女王。関白頼忠の長子として累進するも、兼家が関白になると冷遇。以降は歌人としての活躍が目立つ。代表作:『和漢朗詠集』・『金玉和歌集』(撰)、『北山抄』(著)他。

*6:刑部卿従三位。父能兼、母高階為賢女。学者として著名。

*7:藤原彰子女房。夫:橘道貞敦道親王藤原保昌。父大江雅致、母平保衡女。子に小式部内侍、永覚。

*8:祐子内親王女房。夫:橘則長→大江公資。母慶滋保章女、養父源頼光。代表作:『相模集』(家集)他。

*9:播磨国分寺講師。代表作:『恵慶法師集』(家集)他。

*10:藤原彰子女房。夫:大江匡衡。父時用。子に挙周・江侍従。代表作:『栄花物語』(物語)、『赤染衛門集』(家集)他。

*11:橘永緂。父忠望、養父元緂。藤原長能に師事し、和歌六人党を指導した。代表作:『能因集』(家集)、『玄々集』(撰)、『能因歌枕』(著)他。

*12:藤原彰子女房。夫:高階成順。父大中臣輔親。子に康資王母・筑前乳母・源兼俊母。代表作:『伊勢大輔集』(家集)他。

*13:曾禰。丹後掾。六位。百首歌を創始するなど革新的な事績を遺すも、偏狭な性格が災いして逼塞。代表作:『曽丹集』(家集)他。

*14:天王寺別当阿闍梨。父藤原道綱、母源近広女。良源に師事し、花山天皇の寵遇も受け累進。代表作:『道命阿闍梨集』(家集)他。

*15:左近衛中将従四位上。父藤原定時、母源雅信女、養父藤原済時光源氏のモデルにも擬せられる交遊の広さなどから順調に累進するも、殿上で藤原行成と喧嘩になったことを咎められ、陸奥守に左遷され客死。代表作:『実方朝臣集』(家集)他。

*16:左近衛中将従四位上。父藤原為光、母藤原伊尹女、養父藤原兼家。兼家の養子として累進するも天然痘により夭折。代表作:『道信朝臣集』(家集)他。

*17:左兵衛佐。従五位上。父平好風在原業平と並び称されるプレイボーイとして浮名を流し、『平中物語』の主人公に擬せられるなどした。

*18:内蔵大允。従五位下。父清原房則。学問と和歌に秀で、勅撰歌人として活躍。代表作:『深養父集』(家集)他。

*19:大江。対馬守。従五位上。父弓削仲宣。中関白家の家令としてよく奉仕した。代表作:『大江嘉言集』(家集)他。

*20:大宰少弐正五位下。父源有国。地方官を歴任し、刀伊の入寇などで活躍。代表作:『道済集』(家集)、『道済十体』(著)他。

*21:左京大夫従三位。父藤原伊周、母源重光女。中関白家の嫡男として将来を嘱望されるも、悪三位と仇名されるほどの種々の乱行が祟って逼塞。

*22:来歴事績未詳。代表作:『増基法師集』(家集)他。

*23:美作守。正五位下。父在原棟梁、養父藤原国経。歌人として著名。代表作:『元方集』(家集)他。

*24:式部権大輔。正五位下。父大江音人。学者歌人として著名で貞観格式の選集にも参画した。代表作:『句題和歌』(家集)他。

*25:神祇伯正三位。父大中臣能宣、母藤原清兼女。和歌と祭祀の名門家を継ぎ神祇畑で累進。85歳の長寿を全うした。代表作:『輔親卿集』(家集)他。

*26:大宰大弐正三位。父藤原斉敏、母藤原伊文女。花山・一条両帝の寵遇を受け武官畑で累進。代表作:『大弐高遠集』(家集)他。

*27:定子女房。父源致明、養父源時明。代表作:『馬内侍集』(家集)他。

*28:近衛少将正五位下。父藤原伊尹、母惠子女王。貴種の出自と美貌学才から将来を嘱望されるも天然痘により夭折。

*29:彰子女房。夫:藤原宣孝。父藤原為時、母藤原為信女。子に大弐三位。代表作:『源氏物語』(小説)、『紫式部日記』(日記)、『紫式部集』(家集)他。

*30:夫に藤原兼家。父藤原倫寧。子に道綱。代表作:『蜻蛉日記』(日記)、『傳大納言母上集』(家集)他。

*31:伊賀守。従五位上。父藤原倫寧、母源認女。花山天皇の蔵人として活躍。代表作:『長能集』(家集)他。

*32:中納言。正二位。父藤原公任、母昭平親王女。名門の血と父の才を受け継ぎ和歌や書に秀でるも、軽薄かつ不正直な性格が祟り、出世は遅れた。代表作:『定頼集』(家集)他。

*33:彰子女房。父藤原道雅、母藤原宣孝女。

*34:宮内卿正四位下。父惟喬親王。皇族として各職を歴任するも凡庸で出世は遅れた。

*35:左衛門佐。従五位上。父在原業平、母紀有常女。光孝宇多両帝の下で武官職を歴任。

*36:縫殿助。正六位上。父宗于。和歌に秀で卑官ながらも六歌仙に数えられるほどの名声を博した。

*37:右京大夫従四位上。父藤原興嗣、母貞元親王女。歌人舞楽家として著名で地方官を歴任した。

*38:大内記。従五位下。父菅原文時。和歌と漢詩文に秀でる。

*39:式部大輔正四位下。父大江重光、母参河。学問に秀で当代無双の文人として名を馳せた。代表作:『匡衡朝臣集』(家集)、『江吏部集』(漢詩文集)他。

*40:趁。天王寺別当。父源適、母大中臣安則女。名門源家に生まれるも家運は衰退し出家。文人としての生涯を送った。代表作:『安法法師集』(家集)他。

*41:定子女房。夫:橘則光藤原棟世。父清原元輔。子に則長、小馬命婦。代表作:『枕草子』(随筆)、『清少納言集』(家集)他。

*42:『中古三十六人歌仙伝』とも