脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『概説フランス史~社会と文化の理解のために』

【ドラレコ動画あり】LUUPさん ゴキブリレベルでそこらじゅうに侵入してて草:ハムスター速報
自殺願望あるとしか思えない。とりあえず交通法の安全配慮義務の基準はそろそろ見直すべきだと思う。


 季節の変わり目がもろ体調に響くお年頃になってしまいました。ああ寝ても寝ても疲れが取れねえ。

胸がときめく心がはずむパリの街並みを

 十二世紀・十四世紀・十六世紀・十八世紀・服装・料理・家族・性愛・死・病気・読書etc様々な観点から紐解かれたフランス史はどんな素顔を我らに見せるのか。


 書かれたのが80年代初頭というのを抜きにしても、なんの逆張り絶対王政の時代とかフランス革命の時代とかを外して項立てしてるので通史として読むにはちと難が。その代わりに文化史方面はかなり充実してるのでおススメ。前10章中政治史叙述は古代史・中世史・近世史、おまけに総括代わりの現代史があるくらいで残りは全部文化史ってのは流石にやりすぎ感が。絶対王政フランス革命の辺りなんかもう有名すぎて語ることないでしょ&フランスの文化史=西洋文化史の驕りをふと感じるのは私だけでしょうか。そんな邪推を除けば作者ごとの力量さも小さめでかなり読み応えのある一冊なのでどうぞ。半世紀近く前の本の記述がどこまで現代にも通じるかは多少疑問ですが。

お洒落な服で歩いて愛を語らう

 ミッテラン政権が始まった辺りと、政治経済的にはともかく文化的にはまだまだ王者の貫禄を残していた時代の一冊。今の移民政策とポリコレ配慮ですべてを喪ってしまった現在から振り返ると何とももの悲しいものがあります。願わくはこの道が今後日本がたどる道ではありませんことを。


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