痛いニュース(ﾉ∀`) : 【吉報】NHK会長「ジャニーズ事務所タレントの新規起用中止。紅白歌合戦もジャニーズ枠ゼロ」 [801948679] - ライブドアブログ
まあ反社チェックなんて人権無視のことがまかり通ってるんだから、組織的犯罪を行った事務所に所属してるタレントは当然こうなりますわなと。かわいそうですが、タレントの皆さんは独立か移籍して頑張ってください。
寒暖差にやられたか今一体調もテンションも振るわない毎日が続きます。さあどうやってやる気を取り戻そう。
僕たちは戦わない愛を信じてる
あるいは土星に慰めを
（このホテルに—いやいや、この東京に、この国に、どれだけの知的生命体がいるのやら）by玉置
伴名練の作家別アンソロで読んで以来の新城カズマ。瑞々しくもこっぱずかしい青春の日々と、退屈と後悔に倦んじはてた中年の現実と、ハードSFが悪魔合体して、それでいて見事な完成度。ああ、やっぱり自分はこの人好きだ。早く他の本も探そうっと
最後のヨカナーン
『これは冗談でも悪戯でもない。君は狙われている。すぐに裏口から逃げるんだ』by謎のメッセージ
昨今流行りのアイドル文化と昔懐かしい学生運動チックな地下抵抗組織が奇跡のマリアージュ。絶望的なバッドエンドと共に鮮烈な感動を残してくれました。
地底超特急、北へ
「責任を取るなんて、俺、いったっけ？」by岸辺首相
筒井康隆的なパニック小説と言えばそうなんですが、スパイスに振りかけられた政治風刺の陳腐さの加齢臭が凄まじくて料理を全部だめにしてます。現実のモデル国家元首を無能で下賤な存在に描けば受けるって思うセンスが実に陳腐。アベガーの眷族はSF小説家にもまぎれてるんですね
親友
「盗られたとしたら心かな。いい友だちになれると思ったんですけどね」by小野田
なんともほのぼのとした文体と展開から繰り広げられる驚愕のラスト。テンションの高低差に耳がキーンとします。
伯爵の知らない血族 ―ヴァンパイア・オムニバス―
「なるほど。おまえが見つけてきたにしては、上出来ね。趣味のいい店だわ」by女
洒脱なショートショート集。特に1本目の「喉を鳴らすもの」は見事なカッコよさ。
輪廻惑星テンショウ
「この星にいるかぎり、住民は一種の不死だ。魂は永遠に消滅せず生き変わり死に変わりを繰り返す」byダロメイド＝シェザリコンガ
これぞ田中啓文。シニカルでバカバカしくてそれでいてどこかテツガク的な最高の娯楽作。そう、こういうのがいいんです。
五月の海と、見えない漂着物
「すぐ戻ってくるからさ。どこにも行かないでよ。ね？」by久延丕彦
よくありがちといえばありがちな設定が結構読み応えのある物語に昇華されてるのは作者の力量か。良くも悪くも「佳作」というしかない一篇です。
架空論文投稿計画 ―あらゆる意味ででっちあげられた数章
「おおかたの研究はなんの役にも立たないもんだよ。あなた文学部にいるんだからよくわかるでしょ」by松崎有理
これは怪作。SF界における数年後の異常論文ブームを先取りするような実に衒学的な実験小説。それでブームで濫造された作品群と違って物語としての完成度から一切逃げてないのも見事。松崎有理の名を心に刻んでくれる会心の名作です。
振り上げたその拳誰も下ろす日が来るよ
ほんの8年前とは思えないような古めかしさにちょっとびっくり。ほんとこの数年で日本SF界は一気に若返ったんだなあと感慨しきり。今後も日本SF第七世代の破竹の活躍を期待してます。
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