脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『銀河ヒッチハイク・ガイド』

有名女Vtuberさん、本日癌手術で子宮卵巣摘出へ・・・・「がん保険の案件、まってまーす!」 | やらおん!
この一連の流れで一番語り継がれるべきは「通常の検査では原因不明だったが、偶然駆け込んだ産婦人科が悪徳医院で、ガイドライン無視して不必要な検査強引に受けさせられたら偶然見つかった」っていう笑えないエピソードだと思う。なんにせよ無事のお帰りお待ちしております。


 齢の所為かちょっと油断したら軽い熱中症というか脱水症状が起きるようになってしまいました。こないだ誕生日プレゼントでもらったクールネックリング通常装備に加えとこうっと。

 地元の設計課の地下の使用禁止のトイレに突っ込まれた鍵のかかったキャビネットの一番底に張り出してあったバイパス建設による立ち退き計画書を見過ごしたせいで家を取り潰される羽目になったアーサー=フィリップ=デントであったが、今度は50年前からアルファ・ケンタウリにある出張所で公示されていた銀河ハイウェイの建設計画に巻き込まれ地球も消滅してしまう。九死に一生を得た彼は、全宇宙ベストセラー『銀河ヒッチハイク・ガイド』の現地調査員と共にあてなき旅に出ることに。彼の旅の行方と「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」はいかなるものへと落ち着くのか。


 山本弘大森望を筆頭に名だたるSF者が諸手を挙げて絶賛するSF。地味に読みそびれていたので、じっくり読んでみました。感想は流石に事前情報で上りに上がったハードルを超えるほどのものでこそありませんでしたが、常識と理性をシェイクされまくる最高の酩酊感。息もつかせずにだらだらと連なるシュールな小ネタ大ネタの絨毯爆撃に乾いた笑いしかおきません。読んでると頭は使わないのに滅茶苦茶疲労するマサルさんタイプの作品ですので、気力体力の横溢しているときにどうぞ。皮肉と冷笑過多のブリティッシュジョークの過積載状態でもありますので、そっちに耐性あるかのご確認も忘れずに。

For instance on the planet earth, man had always assumed that he was the most intelligent species occupying the planet, instead of the third most intelligent.

 古の名作を読むと、文学の「進化」が感じられてがっかりすると同時にほっこりすることが多かったり。今の目から見るとありきたり・・・てのはパイオニアにとっての最高の誉め言葉なんでしょうね。


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