脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

法泉寺

colaboの帳簿が公開され東京都では領収書が無くてもなんでも経費にできる事が判明!:ハムスター速報
特権階級の方々の小遣事情にやいやい言う方が野暮。って当てこすりは置いといて、今頃の東京都の一般向けの徴収係や監査係の方々頭抱えてるだろうなあ。自分でも絶対にこれをダシに一ゴネしますもん。


 最近新しくできた友人連にサプライズバースデーパーティーを仕掛けてもらいました。今までパリピのイベントwって小ばかにしてましたが、実際やってもらうとなかなかに嬉しいもんですね。今年の目標は「陰キャ脱出してパリピ社長の仲間入り」にでもしようかしらん。

時々風の音まぶたを閉じて暗闇誰にも邪魔されない私だけのエリア

光智山 法泉寺
 この札所は三間四面方形づくりで江戸中期になるもので、唐様を随所に配し、変化のある衣装をこらして妙味ある本堂であります。
 特に唐戸は凹字形に後退してつけ、左右に仁王像をまつり八角柱で変わったつくりをみせています。
 本尊は聖観世音*1一木造りの坐像、像高二五糎室町時代の作で宋朝風のものといわれます。
 養老元(717)年の昔、越前の大徳泰澄*2、夢のお告げにより、この霊地に加賀の白山を勧請したものといわれ、本尊も当山より現れし観音像を安置奉祀したといわれます。
 又、武州恋ヶ窪の遊女、構内の病に悩んでいたところ、秩父の修行僧が一本の楊子を与え、白山の観音*3を信じてもちうべしと教えられ、歓んで信心し、かの楊子で口内をそそいだところ、忽ちにして癒えたという縁起があります。(現地案内板より引用)


 現実逃避に遠出をしようのコーナー。とは言え、最近とみに込み始めた観光地に行く元気はなかったので、こないだ行って良かった秩父の札所の一つ法泉寺を訪問。梅雨はどこ行ったと嘆きたくもなるドピーカン*4でしたが、流石は奥座敷というだけあって、吹き抜ける風のなんと涼やかなこと。そんな最高の散歩日和を堪能しながらついたそこに待つのはバリアフリーくそくらえの急峻な階段。比較的足腰には自信のある自分でもげんなりせざるを得ないその石段を登り切った先に待つのは最高のロケーションと言いたかったんですが、神坐だったであろう真正面の武甲山の、石灰岩採掘でずたずたに引き裂かれた哀れな姿に目を背けざるをえませんでした。そんな現代人の原罪を棚に上げれば、高所から見下ろすのどかな秩父の山村風景は絶景というにふさわしいもの。色々考えさせられつつも楽しい小旅行でした。

とにかく今はただ下界を遮断したくて

 昔は乱掘、今はメガソーラーと人間の都合による神山の乱開発は目を覆わんばかりの惨状。そら祟り神も跋扈するわと、もののけ姫のファンは独り深く頷くのでした。


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*1:Avalokiteśvara Bodhisattva。阿弥陀如来の脇侍。補陀落浄土に住し、大慈大悲を本誓として三十三の化身を以て衆常の救済に勤しむ。

*2:大和尚。父三神安角、母伊野氏。白山神の加護を受け、仏道に研鑽し、白山権現を創設。有力な地方僧として、中央でもその名声は高かった。

*3:十一面観音。एकदशमुख。六観音の一として、阿修羅道衆生の教化に尽力。

*4:本小旅行挙行日7/2