脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

興禅寺

子どもの学力は「母親の学歴」で決まる…? 文科省の衝撃レポート | 不思議.net
今の私があるのもすべて母による、幼児の頃の絵本の読み聞かせと、小学校の頃の教科書書き写しの訓練の賜物。感謝です。しかしこうやって振り返ると見事にビブリオマニアへの英才教育*1してんなこれ


 慢性的人手不足から施設のある町会の夏祭りの屋台(金魚すくい)の手伝いに動員。いつから内の法人の業務にテキ屋が加わったんだと小一時間。とまれ、たまには沢山のロリっ子ショタっ子に囲まれて(*´Д`)ハァハァ地域のイベントに参加するのもいいもんですね。


SRWX進捗
3周目シークレットシナリオ4「シュワルビネガーの秘密」レッドゴリラ団&野良ゴーレムと交戦開始。トップエース:シモン@グレンラガン

その他の誰かなんて全然興味ないけど

興禅寺
 宗派:臨済宗円覚寺派、本尊:十一面観世音*2山号:海惠山。住所:千葉県南房総市富浦町原岡275、電話:0470-33-3796。
 1345夢窓国師*3が開山した臨済宗の禅寺である興禅寺。境内には里見義弘*4の夫人・智光院殿*5の供養塔があります。法名・智光院殿である青岳尼は、波乱の人生を送った女性。青岳尼は国府台合戦で討ち死にした小弓公方足利義明*6の娘で、里見義堯*7を頼って房州に落ち延びた遺児のなかに彼女もいたという説があります。その後鎌倉で尼となり、鎌倉尼五山筆頭の太平寺の住職となりました。
 1556里見義弘は宿敵北条氏に対し三浦半島城ヶ島を攻略し、なおも鎌倉まで進攻。そのとき太平寺で、若く美しい青岳尼に出会い、彼女を連れ去ったのです。かくして青岳尼は還俗して義弘の正室になりました。実は義弘と青岳尼は幼なじみだったのではないかともいわれています。戦国武将の武勇伝のかげに、波乱の生涯を送ったひとりの美しい女性の物語がありました。(安房国札観音霊場巡りより引用)


 18切符を使い切ってしまおうのコーナー、1回目は困ったときの内房線南房総市富浦にある安房国札三十四霊場の五番目興禅寺さんへ参拝。最寄りの富浦駅に翻る「里見氏を大河ドラマに」の幟に苦笑しつつ目的地に。かつての繁栄を偲ばせる朽ち果てかけた豪奢な山門をくぐればそこに待っていたのは想像通りの半廃寺。地域の方が頑張って保全しようとされてる努力の跡は見え隠れするんですが、如何せん過疎の波には抗いきれず・・・といった風情。これが人口減少社会へと突入した日本の未来における文化財のたどる道かと感慨も一入。まあ、上記でも説明している青岳尼のエピソードはラノベ風にもトレンディードラマ風にも料理のし甲斐のあるいい題材だと思われますので、だれか優秀な書き手を誘致するのが一番の地域振興の早道じゃないかと思いました、まる。

声くらい掛ければいい誰もが思うだろう

 とまあ堪能したんだかなんなんだかの帰り道、路地裏の寂れた美容室からいきなりおばちゃんが飛び出してきて声をかけてきて曰く、「お兄ちゃん、乃木坂のファンの人?」*8。そうか自分は傍からみたら分かりやすいヲタクなんだとちょっぴり苦笑。ちょっと少しは身なりに気を付けてみようかしらと思ったりなんかしました、まる。

インフルエンサー(TYPE-B)(DVD付)

インフルエンサー(TYPE-B)(DVD付)

帰ってきた今日の一行知識

枇杷の語源は琵琶
逆だと思ってた。期限がどっちが先かなんて意外と簡単にわかんなくなるもんなんですね。

*1:父による、仕事帰りの手土産はほとんどが学習漫画(かミニカー)で、一緒に休日お出かけするときは絶対に古本屋に寄る。もあり

*2:एकदशमुख。観音菩薩の変化身であり、六観音の一人として阿修羅道を教化する。

*3:南禅寺住職。父佐々木朝綱、母北条政村女。法諱:疎石。一山一寧・高峰顕日らに師事し、臨済禅を印可。北条氏の帰依を受け恵林寺を開山するなどの実績により、後醍醐天皇に招聘され南禅寺の住職に就任。室町幕府成立後は足利兄弟の帰依を受け、天竜寺船派遣や観応の擾乱の調停など政治僧としても活躍。

*4:安房戦国大名。左馬頭。父義堯、母土岐為頼女。旧名:義舜。父義堯より家督を相続するも実権は父にあり、後北条氏との抗争に明け暮れた。父の死後後北条氏と和睦し房相一和を成し遂げるもまもなく病死。

*5:青岳尼。太平寺住持。里見義弘正室。父足利義明

*6:上総国小弓城主。右兵衛佐。父政氏。真里谷信清に擁立され小弓公方を自称し、古賀公方足利晴氏と対立。信清死後は里見氏に接近し後北条氏と抗争するも第一次国府台合戦で戦死。

*7:安房戦国大名。刑部少輔。父実堯、母佐久間盛氏女。天文の内訌を制し家督相続。後北条氏との抗争に明け暮れながらも房総半島を領国化。息子の義弘に家督を相続するも実権を握り続けた。

*8:帰ってから調べたら乃木坂46高山一実の出身地が富浦で、この富浦美容室にはサインも飾ってあって、『乃木坂工事中』の房総ロケ回にも登場した場所とのこと。そら見知らぬ中年が一人であんな路地裏歩いてたら自分とこに聖地探訪に来た酔狂なヲタクだと思うわ