脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

大谷口歴史公園

カオスちゃんねる : 【正論】一流漫画家「「舌がバカなほうが幸せ」というのは開き直り」
純粋になろう小説を楽しめる人はそれはそれ羨ましいけどなあと思う、致命的な貧乏舌でした


 引っ越し先雑感。真上の住人がどうも小さな子持ちらしく朝6時半~夜9時過ぎまでどったんばったん大騒ぎの大運動会。これがあと1時間早いか遅いかだったら問答無用で怒鳴り込んでやるのに。

あと少し輝きを消せない

大谷口歴史公園
 戦国時代に、千葉氏の一族から出た高城氏が大谷口の小金城を築き、東葛飾地方一帯を支配していました。高城胤辰*1の代には、有名な「国府台の合戦」(1564)で活躍するなど繁栄しましたが、1590豊臣秀吉*2の関東攻めによって小金城は開城します。そんな歴史ある小金城跡の保全のため造られた公園です。現在は「畝堀」などの遺構が残っています。(松戸市観光協会HPより修整引用)


 松戸に別れを惜しんで第二弾。北小金駅から徒歩15分の所にある大谷口歴史公園へ。小金城跡の古態を保存とあってかなり期待して行ったら、そこには学生時分ゼミで何度も行ったあの懐かしい山城跡が。東京近郊にこんなものが・・・と感動しつつも、展示されてる障子堀や畝堀がほとんど現状とどめてなくて、かなりがっかり。あれ元の形知識として知ってないと全く何が何やら分からんというか特徴的な縦の隆起がほぼ消失してませんか?という訳で、とっても貴重な遺構を開発から守ってくれたのはありがたいんですが、保存法に何ありすぎやしませんかねえともやもやが止まらない小旅行でした。

変わり続ける時間を確かめて

 日本人はどうしてこう動態保存が苦手なんでしょうか。遺跡や博物館に行くとどうしてもそう思わざるを得ません。諸行無常こそが日本文化の神髄なのだと言われるとそれまでなんですが。

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帰ってきた今日の一行知識

小金城は昭和40年代までは遺構がほぼ完全に残存していた

高度経済成長に伴う宅地開発で現在はほぼ消失。経済発展と文化財保護のバランスはなんとも悩ましい問題ですねと開発予定地域が埋蔵文化財包蔵地に指定されてる人は思うのでした

*1:小金城主。下野守。父胤吉、母千葉勝胤女。千葉氏のち後北条氏の下で現在の東葛地域を支配下に置き対上杉・対徳川の最前線として活躍するも天正壬午の乱で陣没。

*2:関白。従一位。父木下弥右衛門、母大政所、養父:竹阿弥→近衛前久尾張の貧農の子として生まれるも、継父との不和から出奔。織田信長にその才を愛され累進し、織田四天王の一角に数えられた。本能寺の変山崎の戦いで復仇を果たすと、賤ケ岳の戦いや小牧・長久手の戦いを経て豊臣政権を樹立。惣無事令を発し、全国統一を果たし、唐入りを目指し文禄・慶長の役を起こすも、その壮図は挫折。豊臣政権の行く末を悲観しつつ病死。