タトゥーしてる日本人は確実にバカである:哲学ニュースnwk
ヤの字のお方や玄人女なんかの覚悟を決めたアウトローの方々の墨ほど美しいものはありません。小市民的幸せに色目を使う半端者や刺青の意味すら解せぬ白痴が入れるから間抜けなだけで。
気づけばとっても久しぶりな終日休み。珍しく読書三昧の有意義な一日を過ごしました。ああ俺も栞子さんみたいに病室に砦の如き本の山を持ち込んで二三か月入院したい。
SRWOGⅡ進捗
- 2周目第57話「激震の白い大地」ゲストと交戦中。トップエース:マサキ=アンドー@サイバスター。
- 作者: 市村高男
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2008/12/23
- メディア: 単行本
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古い男の誠の道をなんで世間は馬鹿という
東国
広くは東海・東山・北陸道の諸国を指し、狭くは関東を指す。
古代は北方への備えとなり、また朝廷の軍事的な基盤をなしたが、平将門の乱の後は、朝廷からの自立の傾向が芽生え、源頼朝*1はその傾向の上に立って鎌倉幕府を築いた。1183宣旨によって頼朝は東国支配権を朝廷に認めさせたが、その後は実質的支配権の及ぶ地域を遠江・信濃以東の諸国に限定した。こうして東国から除かれた西国を基盤とする朝廷と東国を基盤とする政府が併立して、東国と西国とは相互に自立的な文化圏を構成するようになった。ただ東国では東北地方が、西国では九州がそれぞれ独自の地域文化を形成していたことは見落とせない。その後も東国には鎌倉府、次いで江戸幕府が置かれ、明治維新によって首都も置かれた。現在でも東国と西国の違いは社会・文化の様々な面に見られる。(『岩波日本史辞典』より引用)
伊勢宗瑞の伊豆侵攻から小田原合戦までの約100年の関東の騒乱を後北条氏五代を中心に詳述した一冊。前期は古河・堀越両公方と山内・扇谷両上杉の抗争への介入、中期は関東管領を継いだ上杉謙信との関東の覇王の座の争い、後期は織田・豊臣両政権という「黒船」への抵抗が主題となっています。その他、ライバルとして里見・佐竹の両巨頭に加え結城・宇都宮・江戸・千葉・葛西各氏、更に周辺勢力として蘆名・伊達・武田・今川らのお歴々が登場し、まさに綺羅星の如き様相。勿論、論文としても力作なのですが、上記のとおり登場人物も豪華なので一篇の物語としても優秀な作品となっています。
お世辞笑いで生きてくよりは義理の二文字抱いて死ぬ
上杉・武田らのメジャーところに隠れ、非常に地味な後北条氏一党ですが、関東の群雄割拠の中覇を唱え、上杉謙信すら撃退した彼らの偉業はもっと評価されるべきではないでしょうか。正直武田信玄と北条氏康の違いは息子が負けた相手が、織田信長か豊臣秀吉かの違いでしかないでしょう。その後勝ち組となった徳川家康にとって、多くの遺臣を吸収し懐柔の為称賛すべき相手となった武田氏と違い、旧主の影響払拭の為否定すべき相手となってしまったのが、早雲・氏綱・氏康・氏政・氏直らの不幸です。江戸幕府滅亡から150年近くたった今こそ徳川史観から脱却すべき時期ではないでしょうか。