脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『沈黙の王』

医学部「ん?医者になりたいんだ。じゃあ2200万用意してね、そこがスタートラインだからw」:ハムスター速報
将来的なリターンの額と安定感、おまけについてくる名声を考えるとコスパ良すぎるくらいなんですけどね。なお、心身ともに地獄のストレスな激務は考えないものとする。


 関係者各位へ。金曜の夜8時過ぎに急ぎの案件送ってくるのは勘弁してください。元々土曜出勤予定だったから良かったようなもんの。

あなたの○○○○が欲しいのです燃えてる××××が好きだから

沈黙の王

かならず、もどってくるのです。王がそなたに剣をおさずけになったのなら、わたしは鈴を贈りましょう」by庚


 言語障害を理由に国を追放された王子が各地を遍歴した後、帰国し王位を継いで結果商王朝の最大版図を実現する。っていう昨今隆盛のパーティ追放ものの原型の様なお話。物語の構造としての鞏固さがよく分かります。

地中の火

せっかく夏王が矢のとどくところに移ってきましたのに、われらがこのようなところで逼塞いたしておるのが、もったいないと申したのです」by寒浞


 弓の天才の后羿と謀才をもってのし上がる寒浞の物語。てなりに話が進んでいって正直印象もくそも。

妖異記

それにしても、後宮というところは、よくわからない。奥の奥にひっそり住んでいた褒姒が、王の目にとまったのは、地震のせいであるのなら、まるで褒姒は、地が割れたことによって出現した、精霊のごとき女ですな」by鄭公友


 褒姒の魔性の魅力大爆発。文章だけでここまで表現できるのすごいなあと。

豊饒の門

東に火がみえた。たぶん王宮に何かを知らせる燧であろう。血迷ったどこかの君主が、王に援軍をよこしたのかもしれぬ。どこの国の軍で、兵数はどれほどか、さぐってこい」by申侯


 同上。本筋自体はケンチャナヨ

鳳凰の冠

昔、衛の国の賢臣であった石碏は、こういったそうです。寵を受けても驕らず、驕っても高い位を望まず、低い地位にいながら怨まず、怨んでもおのれを抑えることのできる人は少ない、と。まさにそうではありませんか」by叔向


 すみません。ここら辺までくると意地と義務感だけで読んでて一切感想覚えてません。

それを目で追うあなたはあたしの事など忘れて

 あまりなじみのない古代中国の物語だったからか、それとも作者の力量または相性か、読んでも読んでも一切頭に入ってきませんでした。歴史小説苦手な人は毎回こんな感じなんだろうか。


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