【朗報】『HUNTER×HUNTER』単行本37巻、11月4日にガチで発売決定! | やらおん!
長かった・・・(泣)これに合わせて木多康昭先生も連載再開よろしくお願いしますね。
低気圧が・・・なんてサボりの言い訳にしか思ってなかったんですが、40過ぎたら覿面自分の体調で天気予報できるようになりました。という訳でここしばらく開店休業中です。さあこのたまった仕事の山どうしてくれよう。
目を閉じれば未来が開いていつまでも終わりが来ないようにって
タイスケヒトリソラノナカ
『何回か繰り返すうち、親御さんも諦めたのですよ。死なれるよりはマシですから』by主治医
最近流行りのメタバースとかへの風刺になるんだろうか。初手からかなり頭でっかちな作品でかなり不安が・・・
Alisa
《おはようございます。今朝のバイタルをお知らせします》by Alisa
背景設定が近未来的な分起きるトラブルというか事件が実にアナログでちょっと違和感。
自分の墓で泣いてください
「忘れてもらうことが死者の役目なら、なんで仮想空間があるんだ」byニンジャ
三方行成大暴れ。この人呼んだらそらこうなるわと。
目覚めよ、眠れ
「この超高度生産社会のなかで、福祉のお世話になるってことは公共の敵なんだよ!生活保護を受けるとか、働かずに年金で生きるっていうことは税金を無駄に使うってことだから、刑務所の中の犯罪者と同じなんだ。学校で散々習っただろ!」by藤井里王
逢坂冬馬満を持してSF界に殴り込み!・・・うん、ハードル上げすぎたかな
男性撤廃
「男性を殺処分!男性を殺処分!」byプラカード
男性のいなくなった世界・・・だからどうしたと。
R___ R___
「そう。むしろ、これこそが正真正銘の音楽。その名も揺さぶるもの(ロックン・ロール)」byマウジー
頭グラングランとしてくるような見事な酩酊感をもたらす読み味が出色。これぞロックだ!
カーテン
「そのようなことをしているとき、ある感覚があったのです(中略)すべてがあった。けれど、目覚めて—すべてがわからなくなったのです。そう、このように語っているのは、もはや残骸です。自分の残した記録の記述から、このようなものであったのだろうと語っているのです。—」by Bさん
脳の損傷により過去の自分とは違った存在になってしまったと感じる・・・ってテーマは面白そうなんですが・・・。
見守りカメラ is watching you
「ええ、ありのままの現実を直接摂取出来る人はそういません。夢の実現、恋の成就、子供の成長。人は誰しもが希望の物語を持ち、その中を生きています。コミュニケーションとは、断片的な情報から相手の物語を察して、自分の物語との接合点を探すこと。それを見つけて初めて、僕達はお互いを認められる」by施設長
竹田人造ここにあり。新人ながらもこの人の書くスラプスティックコメディは間違いなく面白いと確信させられる安心感。荒唐無稽なようでどこか地に足の着いた認知症描写も見事。ラストのハートフル?な大オチも完璧で最高です。
フリーフォール
「ぼくはいま、地上500メートルから落下しているんだ」byぼく
加速された時間の中で残り数十秒に迫った人生を顧みるよくあるといえばよくあるの作品。「絶望から最期の安息を求めるも『生きたい』の衝動を取り戻し、最後のあがきをする」はバカ一ですが大好物です。
春、マザーレイクで
「感染症の蔓延で、わたしたちは遠方との往来が、かつてのようにはできなくなりました。感染症、戦争、そして厄災。二〇二〇年代からこの二〇八四年まで、世界はあまりにも大きく変わったのです」byクルー・オダギリ
説教臭さが鼻について・・・。
The Plastic World
「行きたくないのはみんな同じなんだ。みんなここに思い出を置いていかなくっちゃならない。だけど、思い出より大切なものがあるだろう?まずは生き残らないと」by隣人
リアリティと説得力のある大カタストロフィ後に生きる人々の物語。この世界観で長編読んでみたいなあ。
祖母の揺籠
「わたしは祖母である。名前はまだない」by祖母
天晴!池澤会長。蛙の子は蛙を地で行く奇跡の文才で新人とは思えぬ完成度の小説を書いてくださる女史の新作。上田早夕里を彷彿とさせる改変生命のもの悲しくも力強い生きざまが見事。
黄金のさくらんぼ
「婚約者同士では、愛と信頼の証として相手がランダムに指定した時間のデータを見せ合うのが流行りました。自分の人生のどんな時間でも相手に知ってもらいたいと思える。それは究極の愛の証明だと宣伝されたので」by光学器械博物館館長
監視社会の行きついた果てをここまで美しい話に昇華できるとは。
移動遊園地の幽霊たち
「昔のやつさ。昨今の『会社』が経営する、博物館と称したゲームセンターとか遊園地みたいなものとは違う……というのもわからないか。ふむ、せっかくだから見ていくかい」by老人
うん、だからどうした。
BTTF葬送
「一九八五年もこれまた凄い。『ランボー』に『007』に、あの『ゴジラ』も公開された。そして何といっても『バック・トゥ・ザ・フューチャー』がある!ああ、俺は『ターミネーター』よりもBTTFの方が好きかもしれない」by町川
大傑作出来。よくぞこんなこと思いつくなという設定と煽情的で叙情的な文章を両立できる斜線堂有紀の面目躍如。映画を、否何らかの創作物を愛する人間にとっては感情移入不可避です。しかし、「2084年」ってテーマからよくこんな設定ひねり出せたもんだなと。
未来への言葉
「十八時間以内だ。君しかできない任務だ。頼む」by上司
アニメか実写にしたら映像映えするんじゃないでしょうか
上弦の中獄
「それは自惚れが過ぎるというものでしょう。モンゴル民族や女真族に征服された過去をなかったことにはできないわ」by揚一諾
そこそこシリアスなストーリーかとミスリードしといて最後はダジャレでひっくり返すなかなか見事な構成。とは言え、この物語を日本人が書いてるかと思うと完全にコンプレックス丸出しで共感性羞恥が・・・
星の恋バナ
『巨鋼人ガイアントの勝利です。機械仕掛けの守護神が、人類を勝利に導きました』by BBCリポーター
少女が巨大ヒーローに!のバカ一やりつつ異種族との相互理解までやってのけるそこそこ欲張りセット。これもゆったり長編で読みたかったなあ。
かえるのからだのかたち
そんな悲劇も今は昔、過ぎ去ってしまえばなんのことはない。雨降って地かたまる。人間万事塞翁が馬。byわたし
シニカルは草野原々の十八番って知ってはいますがちょっとやり過ぎ感も。匙加減って難しいですね。
混沌を掻き回す
「百年前の天文学者がいまここにいたら、とんでもないと言って怒り出すだろうな」byわたし
大好きな春暮康一の作品とあってかなり期待したんですが・・・。この人は中長編向きの才能なんですね。覚えた。
夢は見ないわキミが話した「ボクを信じて」
一人当たり30頁弱かつテーマありの企画が大分足引っ張ったか全体的に頭でっかちな感ありありの低調な完成度。その中でも傑作をものにしてくれた斜線堂有紀と竹田人造には惜しみない拍手を。
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