脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『偶然の聖地』

 年度跨ぎで気が抜けたか、この週末は一日家でYouTube三昧という贅沢な休日の過ごし方をしてしまいました。要反省。


競馬成績・・・R4収支-32470

  • ダービー卿チャレンジT・・・本命インテンスライト-500
  • コーラルS・・・本命ボンディマンシュ-100

去り行く日々は人に問うそれでいいのかと君は問う

 幻の山イシュクト山。それに魅入られたバックパッカー達と、世界の不具合をデバッグせんとする世界医達。彼らの奇妙な旅はどこへとたどり着くのか


 これぞ宮内悠介といった韜晦的な作品。本文は正直しっちゃかめっちゃかで物語としての体をなんとかギリギリ保ててるかなあってレベルなんですが、この本の真骨頂は欄外の註にこそあり。過去の豊富なバックパッカー経験に裏打ちされた豊富な知識や小ネタを読むだけでとても幸せな気分になれます。注釈を飛ばして読む方も多いようですが、この本に限っては間違いなくそちらが本体なのできちんと隅から隅までなめるように読みましょう。という訳で、正統的な文学作品期待すると間違いなく肩透かしを食らいますが、欄外註まで含めた一つの「本」という名の芸術作品だと思えば最高の作品でしょう。間違いなく人は選びますが、少しでも興味を持たれた方は是非ご一読を。

僕がこの世に生まれて来た事も偶然じゃないと

 岩波とか新古典集成とか読んでると、本文より註の方が面白いっていうか、註がないと何が何やらってのは慣れてるんですが、今回ほどそれに感謝したことはありません。ホント本って色んな楽しみ方があるんだなあと再確認させられた素敵な体験でした。


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