脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『闇金ウシジマくん本』

【訃報】女優・声優の神田沙也加さんが急死 ホテル高層階から転落・・・ | やらおん!
まさか。三浦春馬竹内結子も驚きましたがあんなにキャリアも順調そうだったのにどうして。


 
これを見ると年末だなあと、なM-1感想。制作側の世代交代の思惑は大失敗気味ですがレベルも高空安定のいい大会だったんではないでしょうか。最終決戦の3組の人選に一切異論なかったの初めてです。以下個別感想。

  • モグライダー・・・スロースタートでどうなるかと思いましたが徐々に面白くなってってちょっと安心。個人的順位8位。
  • ランジャタイ・・・自分の感性が古いんでしょうが全くどこがおもしろいんだかわからない。同10位。
  • ゆにばーす・・・やっと安心して見れるコンビが。審査後の川瀬名人の不満そうな顔が印象的。クッソ面白いんですけど、彼の悪い意味での中途半端なインテリぶりが足引っ張ってんなあ。5位。
  • ハライチ・・・復活の古豪。ハードル上げすぎたかちっとも面白くないなあ。古臭い感じのネタをまあって感想はあってんでしょうか。9位。
  • 真空ジェシカ・・・八方破れで支離滅裂ながらも、ワードセンスのある小ネタがバンバンと。これを一本のしっかりとした物語につむげるようになったらクッソ面白くなるんだろうなあ。7位
  • オズワルド・・・ようやく顔をしかめずに笑えるネタとコンビが。オチが弱いのだけが残念。3位。
  • ロングコートダディ・・・順番に救われた気もしないではないですが、面白かった。志らく師匠のいうとおり言葉選びのセンスは見事。6位。
  • 錦鯉・・・得体のしれない飛び道具だった長谷川雅紀のキャラが既知のものとなってものすごく安心して腹の底から笑えた。2位。
  • インディアンス・・・大ファンのひいき目もありますが最高。腹抱えて笑えるってのはこのことでしょう。1位。
  • もも・・・無茶苦茶粗削りではありますが将来が楽しみ。4位。
  • インディアンス2本目・・・実家に帰ってきたような安心感。その分一撃必殺のインパクトは。3位
  • 錦鯉2本目・・・バカをやらせたら空前絶後。2本目前のブリッジでの野田クリスタルの「今回は床を使わない正統派漫才ばかり」の発言が見事な伏線になってて笑った。優勝。
  • オズワルド2本目・・・この順番は吉か凶か。しかし上手くなったなあ。2位。


競馬成績・・・R3収支-46510

SRW30進捗

  • 「アッシュの影」残敵掃討中。トップエース:ミツバ=グレイヴァレー@ドライストレーガー。

君と居た時間が今繰り返し私に問い続ける

闇金ウシジマくん
 日本の漫画家である真鍋昌平*1による漫画。2004-'19『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で不定期連載された。’10.10山田孝之*2主演で毎日放送MBS)の制作によりテレビドラマ化され、その映画版が'12.8.25公開された。また'14.1ドラマの新シリーズが放送された他、'14.5.16新作映画が公開された。
 10日で5割(トゴ)の超暴利闇金融『カウカウファイナンス』の経営者である丑嶋馨*3とその従業員の日常と、カウカウファイナンスに訪れる客およびその関係者の様々な人間模様と社会の闇を描いたストーリー。物語は各エピソードの中心となる人物の視点で進み、丑嶋はそれらの人物に接触する狂言回し的存在である。そのため丑嶋が全く登場しない回も多い。「-くん」とギャグ漫画を思わせるタイトルに反して、多くのエピソードにおいて人々が救いのない状況に陥る様が描かれている。一般人が覚醒剤に依存し廃人となってしまう、洗脳により自己決定が出来ない状況に陥り殺人を犯すなど、極めて陰惨な内容が大半を占める。人が依存して借金をするものがパチスロからソーシャルゲームになったりと、話が進むごとに時代の変遷も見えてくる。なお「-くん」というタイトルは、当時流行した「むじんくん」(アコム)、「お自動さん」(アイフル)などのサラ金の自動契約機のネーミングから着想を得ている。
 作者の真鍋昌平が通っていた工業高校は所謂「ヤカラ」の集まりで、そこで真鍋はいじめを受けていた。その学生時代に「ヤカラ」を観察する能力を身に付け、またアウトローな人間には一般人には無い魅力があるためそれを表現したいという思いでこの作品を描くことになったと、'16.10.4放送の「わざわざ言うテレビ」(テレビ大阪)で真鍋自身が語っていた。
 『スピリッツ』掲載時にある扉絵は、カラーだった場合単行本収録時にはカットされ、サブタイトルの表記が何も描かれていない*4ことが多く、またセンターカラー掲載に使われていた扉ページも、その話が掲載されている単行本の最初の扉ページのイラストに使用されることが多い。表紙は15巻までは丑嶋のイラストと、掲載シーンや裏表紙の人物の体内を含む(主に歯)体の一部や輪郭、服装をコラージュしたイラストが描かれていただけの表紙だったが、16巻以降は背景まで描かれるようになっている。裏表紙は大抵、その話の中心人物、そのエピソードがその単行本で終わらなかった場合は、次の単行本でその人物の周りにいる人物が描かれることが多い。この裏表紙も、16巻以降は背景が描かれるようになった。
 連載初期の頃はセリフの終わりに「-べ」「-だべ」等の方言が付いていたが、物語が進むにつれあまり使われなくなっていった。休載が多い作品であり、一つの章を終えるまでに途中で休むことが多々あった。
 '20.10時点で累計発行部数は1800万部を突破している。第56回(平成22年度)小学館漫画賞一般向け部門受賞作品。(wikipediaより修整引用)


 みんな大好き闇金ウシジマくんの解説ムック本。実に硬派な一冊で作者による各話解説と秘話紹介をメインに各界からの応援コメントやイラストに解説と実に堅実な作り。非の打ちどころのない完璧な構成ですがそれは逆に言うと破綻のない印象の残らない無難というか淡白な読後感。全巻読破してなお飢えてる人が補完として読むのには最適な一冊だと思います。つーか読破前提で初心者お断りなのはムック本としてターゲット層あってんだろうか。

迷わずここで会えるようにずっと残しておくよ

 それだけでは何なのでウシジマくんの個人的に好きな話を。世評は低めですが、「ギャル汚くん」「ヤミ金くん」「ヤクザくん」「ウシジマくん」編辺りのカウカウファイナンスバチバチに抗争する話が好物。それ以外だと「楽園くん」「ホストくん」「フリーエージェントくん」あたりの最底辺から成りあがっていくタイプの構成なんかも好きかも。基本ダメ人間が知れ切った破滅に向かってずるずると落ちてく話は身につまされすぎて苦手です。早く自分もそんな話もファンタジーとして楽しめる安定した身分を確立したいなあ。


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*1:代表作:『九条の大罪』、『スマグラー』、『THE END』他

*2:スターダストプロモーション所属。代表作:ヨシヒコ(『勇者ヨシヒコと魔王の城』)、芹沢多摩雄(『クローズZERO』)、電車男(『電車男』(映画版))他。

*3:カウカウファイナンス社長。鰐戸三蔵を半殺しにした傷害罪で少年院に収監。退院後闇金シシックに勤めるも売上金強奪を疑われ拷問されたため社長の獅子谷を殺害し独立、カウカウファイナンスを創業。最期は債務者をかばって刺殺された。

*4:もしくはそこに表記しても単行本の読書にジャマにならない場所(例:落書き一つもない白い壁や道路の表面)に表記される