脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『五輪書』

痛いニュース(ノ∀`) : 【画像】 香山リカさん、中指立ててヘイトを撒き散らす - ライブドアブログ
日本人および自民党へのヘイトスピーチはきれいなヘイト


 正月ボケの醒める間もなく年度末進行へ大突入。無事生きて新年度を迎えられますように。


SRWBX進捗

  • 2週目第40話「それぞれにとって大事なモノ」源八郎と交戦中。トップエース:ミスマル=ユリカ@ナデシコYユニット。

五輪書 (現代人の古典シリーズ 2)

五輪書 (現代人の古典シリーズ 2)

心の刃大空にふりかざし冒険の旅の幕を開ける

五輪書
 宮本武蔵*1著。二天一流の剣術兵法の基本的伝書。寛永二十(1643)年成立。
 武蔵が1641著した『兵法三十五箇条』を増補し、地・水・火・風・空の5巻にまとめた。ただし、自筆本は現存しない。(『岩波日本史辞典』より引用)


 刃牙道などで再評価の機運著しい宮本武蔵先生の革命的名著。なはずなんですが、実際読んでみると実用に使うには抽象的だし、哲学として読むには薄っぺらいにもほどがあるしと、なんともトホホな出来。やはりある程度武術の蘊奥の一端を垣間見なければこの本の真価なぞ分かるはずもないのでしょうか。そんな門外漢から見た正直な感想は、「一流スポーツ選手が見栄張ってゴーストライター抜きで書いたビジネス書」。随所に出てくる柄でもない背伸びが微笑ましいやら痛々しいやら。名誉欲にかられて後世に何か語り遺したいと思う偉人の皆様へ、大人しく伝記作家を活用しましょう。

鍔競り合いの音が眩しい人生

 いつの間にか日本史上最強の剣豪の地位を確立してしまった宮本武蔵。後世フィクションの主人公に仕立て上げやすい分かりやすいキャラとカリスマってのは大事ですね。きっと数百年後には20世紀最強の格闘家はアントニオ猪木ってことになってます。

帰ってきた今日の一行知識

オリンピックの日本語訳「五輪」の元ネタは五輪書
一昔前の方々の和訳センスは素晴らしいですね。昨今のカタカナ邦訳しか能の無い広告代理店の連中は見習ってほしいもんです。

*1:玄信。熊本藩客分。300石。父新免無二。吉岡一門や佐々木巌流との決闘に勝利し武名を挙げ、細川忠利に客分として招かれ、二天一流の開祖となった。代表作:「枯木鳴鵙図」、「芦雁図」、「紅梅鳩図」(水墨画)他。