脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『ナポレオン戦線従軍記』

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1769775.html
流石韓国、平常運転。鈴木正行は間違ってなかった。


 ただいま。入院より生還いたしました。しばらく入院ボケが続きそうですが、関係各位は生暖かく見守ってください。


SRWUX進捗

ナポレオン戦線従軍記

ナポレオン戦線従軍記

歯を食いしばって思いっきり守り抜け

ナポレオン戦争
 フランス革命の対外戦争に続く、およそ1797年から1815年の間、フランスがナポレオン*1の指導の下にヨーロッパの諸国と闘った戦争の総称。
 この戦争はアメリカ大陸や東洋の植民地にも波及した。ナポレオン戦争は、初めは革命の防衛という意味が強かったが次第に侵略的なものに変質、イギリス・フランス間の重商主義的競争が基本的性格を成し、所謂第二次百年戦争の最後の戦争であったと言われる。ヨーロッパ諸国は、イギリスを中心に対仏同盟を結成してナポレオンに対し抗戦を続けた。(『改訂増補 西洋史辞典』より引用)

 第一次イタリア遠征からスペイン独立戦争までイタリア・エジプト・ドイツ・スペインを転戦し述べ20回の従軍と70回の戦闘に従事した軍人フランソワ=ヴィゴ=ルシヨンの従軍記。当時の日記そのままというバリバリの一次資料で歴史家垂涎の一冊なんでしょうが、さすがに私も一次資料の生読みで燃えれるほどに西洋近代史に通暁している訳もなく結構読むのに苦戦しました。勿論、250年から前の一般人の筆になるものな上、正直上手くもない翻訳のフィルターもかかってるので、物語的文章的な見どころも殆どなし。一次資料を一般向けに翻訳してくれる学者の偉大さを感じる一冊でした。

足踏みしてるだけじゃ進まない

 最早一大文学ジャンルを成してる感のある太平洋戦争従軍記。冷静に考えるとその偉大さと特異さに改めて驚かされます。これも日本人のDNAに刻み込まれた日記の情熱と鎮魂文学の伝統の賜物でしょう。左右の政治的思惑に負けず誇るべき遺産として後世に是非語り継いでいきましょう。

英雄

英雄

帰って来た今日の一行知識

イギリスが左側通行なのはナポレオンに占領されなかったから
車の右側通行を定めたのはナポレオンなので、占領下に置かれなかったイギリスは左側通行のままとのこと。こうやってみるとイギリスは辺境の島国で独自路線の進化突っ走ってるってのがよく分かりますね。

*1:ボナパルト朝フランス初代皇帝。父シャルル=マリ=ボナパルト、母マリア=レティツィア=ボナパルトフランス革命下において数々の武勲を挙げ英雄的信望を得、ブリュメールのクーデターにより独裁権力を獲得、次いで皇帝となった。諸外国の対仏干渉排除の為積極的に外征を行い中部ヨーロッパを制覇。内政でもナポレオン法典の制定などの功績を挙げるもモスクワ遠征の失敗により漸く頽勢に向かい、ライプツィヒの戦いでの敗北により失脚。再起し百日天下を成し遂げるもワーテルローの戦いに敗れセントヘレナ島へ配流客死。