本を読む!たったこれだけなのに何故にこんなにも難しい
数年ぶりの銀世界。年甲斐も周りのうんざり顔も顧みずはしゃいでしまうのは、温暖な地域出身者のサガでしょうか。
DQⅧ進捗
- 「スゴうで占い師」激写。主人公のスキル称号:「一人前のヤリ使い」
昔の話にすがる大人には言い訳が似合う
バーチャルスター発生学
バーチャルスター発生学
唄:上谷麻紀*1、作詩曲:J.A.シーザー*2、編曲:光宗信吉*3
テレビ東京系アニメ『少女革命ウテナ』後期エンディング主題歌
初出:『バーチャルスター発生学』(1997.11.6)
収録盤:『バーチャルスター発生学』・『スターチャイルドSELECTION 音楽編[TV作品集]』・『スタまにシリーズ:少女革命ウテナ』・『少女革命ウテナ コンプリートCD-BOX』
歌詞はこちら
世界を革命する力を!前世紀末に一世を風靡した『少女革命ウテナ』の後期エンディングテーマ。当時林原神を崇めるスタチャ教徒だったので、深夜の勉強のお供のアニラジで聞き倒した気がします。アニメ本編は、テレ東?なにそれ美味しいの?な広島市民だったので未視聴ですが、一度聴いたら忘れられない怪曲です。特にサビの「月天水星天金星天木星天・・・」の羅列から、「そは空動なり」の締めへと続く一連のムーヴは最高です。「絶対運命黙示録」とかの狂った名曲の陰に隠れがちですが、世紀末のスターチャイルドを代表するにたる曲の一つだと思います。
渡辺かおり
渡辺かおり
武蔵野音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業。大学在学中にNHK教育テレビ『ワンツー・どん』で歌のおねえさんとしてデビューし2年間出演する。童謡・唱歌を中心にレコーディングやコンサートで活動中。NHKテレビ『みんなの童謡』、NHKラジオ『おはなしの旅』、ファミリーコンサート等多数出演の他、小中学校の音楽鑑賞会等も積極的に活動を行っている。ディズニービデオ『バンビ2』の挿入歌「First Sign of Spring(春のはじまり)」歌唱。第36回日本童謡賞・特別賞受賞。童謡ソロアルバム1st『いつまでも』、2nd『ありがとう』、3rd『あじさい』、4th『奇跡』を発表。(公式ホームページより修整引用)
歌のおねえさんから童謡歌手へと正統派な「進化」を遂げた実力派。経歴も真っ当で、普通に歌も上手いので逆にあんまり語りどころが・・・。人間やっぱりどこかに穴や欠点があった方が魅力的ですよね。
日露戦争+各国の思惑
日露戦争
朝鮮(大韓帝国)・満州の支配をめぐる日本とロシアの戦争。
ロシアは、1900義和団事件を機に満州に15万の兵を送り、事件後も撤兵せず満州の独占支配と朝鮮進出の具体化に着手し、日本の利害と衝突するに至った。日本は1895三国干渉以降、対ロシア戦のため軍拡に努める一方、1902アジア各国でロシアと対立していた英国と日英同盟を結び、さらに外債引き受けなど英米の指示(原文ママ)を取り付けた。'03.6元老・主要閣僚の御前会議で開戦覚悟の対露交渉方針を決め、'03.8以降数次にわたりロシアと交渉したが、ついに妥協点に達せず、'04.2.8日本は仁川沖、旅順港を奇襲して戦争を開始し、'04.2.10宣戦を布告した。陸軍は4軍に編成、総司令官大山巌*4、総参謀長児玉源太郎*5のもとに満州軍総司令部を設けて全軍を統轄。戦闘は'04.8遼陽会戦、'04.10沙河会戦と苦戦ながら日本が勝利。他方旅順攻略は乃木希典*6を司令官とする第3軍の3次にわたる総攻撃で死傷者3万9000余人を出し、ようやく'05.1占領した。'05.3ロシア35万、日本25万の大軍が南満州の奉天(瀋陽)に結集し、会戦の結果日本軍が勝利した(奉天会戦)。以後、'05.1ロシア革命が起こったこともあり、戦闘は膠着状態となった。海軍は連合艦隊(司令長官東郷平八郎*7)が旗艦三笠以下108隻で、旅順港に封鎖されたロシア太平洋艦隊救出のため長途バルト海よりウラジオストクに向かうロシアのバルチック艦隊38隻(司令長官ロジェストベンスキー*8)に対馬海峡で壊滅的打撃を与え(日本海海戦)、制海権を握った。これを機に、米国大統領T.ローズベルト*9の講和勧告を受諾。'05.8ポーツマス(米国ニューハンプシャー州)で講和会議が開かれ、'05.9日本全権小村寿太郎*10外相とロシア全権ウィッテ*11が日露講和条約(ポーツマス条約)に調印した。(『平凡社日本史事典』より引用)
各国
世界に存在するおのおのの国。国々。(『広辞林 第五版』より引用)
思惑
1、(ある予想を持った)考え。見込み。意図。
2、評判。気うけ。
3、相場で、後日の変動を予想すること。
(『広辞林 第五版』より引用)
帝政ロシアの落日の始まりにして、大日本帝国の列強への階梯の一段目たる日露戦争。その裏では各国のどのような思惑が蠢いていたのでしょうか。かなり私見交じりでご紹介。
まずは開戦前
- 日本:折角日清戦争で独立(内政干渉しないとは言ってない)させた韓国が、事実上ロシアの衛星国になりやがった(大体三浦梧楼が考えなしに閔妃暗殺した所為)ので、再「独立」と、能うことなら満洲地方の中立化ができれば。
- ロシア:ようやく手に入れた不凍港ウラジオストクの周辺地域の確保。あわよくば日本海からの出口を塞ぐ日本列島の無力化。
- 韓国:日本を利用して上手く宗主国の清を追い出せた、今度は邪魔になった日本をロシアを利用して追い出そう
- 清:当事者能力?何それ?美味しいの?
- イギリス:グレートゲーム最大のライバルロシアの極東地域での影響力を少しでも後退させれれば
- アメリカ:万が一にでも日本が奮戦してロシアの極東地域の影響力が動揺すれば、大陸進出ワンチャンあるかも。
- ドイツ:ヴィルヘルム2世とニコライ2世が親戚なんでロシア応援したいけど、イギリスと表立って揉める元気はないので静観。
- フランス:露仏同盟があるんでロシア応援したいけど、下手に表に出ると逆にイギリスに介入の口実与えるんで静観。
要約すれば、誰も日本が勝つなんて思ってなくて、万が一にでもロシアが苦戦して消耗してくれたら中国大陸の利権構造が揺らぐかもしれないんで、その漁夫の利狙いってとこでしょうか。
んで、日本が奇跡のジャイアントキリング成し遂げた後のみんなの思惑は
- 日本:勝てはしたけど賠償金がびた一文とれなかったんで、せめて満洲の利権だけは確保しとかないと国内世論が不味い。
- ロシア:今が革命の刻!
- 韓国:我々は当然最初から偉大なる大日本帝国の勝利を信じて疑ってませんでした(ハーグ密使事件の準備をしながら)
- 清:もう好きにして
- イギリス:極東に日本って駒を手に入れて、これで憎きロシアを挟み撃ちに出来る戦力が整った。
- アメリカ:終戦の口利きしてあげたんだから、うちにも満洲経営一枚かませて
- ドイツ・フランス:アジアの植民地獲得競争にこれ以上のプレイヤーは要らない
まとめれば、グレートゲームの極東地域に日本って面白い駒が出来たんで、どうやってコントロールしようかって悩んでる感じですかね。まさか誰も日本が「プレイヤー」に名乗りを上げようなんて思ってなかったようで。この辺のすれ違いが第二次世界大戦の遠因になったとしたら悲しいものがありますね。
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*1:代表作:「以心伝心しよう」・「絶対運命黙示録」・「甦れ!無窮の歴史「中世」よ」他。
*2:演劇実験室◎万有引力主宰。代表作:『書を捨てよ町へ出よう』・『田園に死す』・『草迷宮』(音楽)他。
*3:代表作:『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』、『ゼロの使い魔』、『ローゼンメイデン』(音楽)他。
*4:第一次伊藤内閣陸軍大臣。陸軍元帥。公爵。父(西郷)綱昌、母大山競子。薩英戦争や戊辰戦争で頭角を顕し、新政府では陸軍薩摩派の筆頭として要職を歴任し、日清・日露の両戦役を勝利に導いた。
*5:第一次桂内閣内務大臣。陸軍大将。子爵。父忠硯。佐賀・神風連の両乱および西南の役で頭角を顕し、陸軍畑で累進。政治家としても非凡な才能を見せ台湾総督や内相・文相などの要職を歴任。日露戦争では参謀次長として辣腕を揮い、「陸の児玉、海の秋山」と並び称された。
*6:第3代台湾総督。陸軍大将。伯爵。父希次、母(乃木)壽子。陸軍長州閥の一員として累進。日露戦争では第3軍司令官として旅順攻略を担当するも失敗更迭。しかし、水師営の会見により国民的英雄となり学習院院長を拝命。明治天皇に殉死し「軍神」に列せられた。
*7:海軍軍令部第8代部長。海軍元帥。侯爵。父実友、母(堀)益子。海軍薩摩閥の俊英として累進。日露戦争では連合艦隊司令官として、黄海・日本海の両海戦での完勝の功を挙げ、世界三大提督の一人に数えられた。戦後は生きながらにして神格化され、海軍の元老として大艦巨砲主義を主導した。
*8:Зиновий Петрович Рожественский。ロシア海軍参謀総長。海軍中将。砲術に才能を発揮し、露土戦争で頭角を顕し、参謀総長や皇帝侍従武官などの要職を歴任するも、バルチック艦隊司令官として臨んだ日露戦争の日本海海戦での完敗により失脚。
*9:Theodore "Teddy" Roosevelt, Jr。アメリカ第26代大統領。米西戦争で名を挙げニューヨーク州知事に就任。マッキンリーの死により大統領職を継ぐと、棍棒外交と内政改革を推進。反トラスト法の制定やパナマ地峡の確保など多くの功績を残し、名大統領としてラシュモア山に彫像を刻まれた。
*10:第一次桂内閣外務大臣。侯爵。父寛平、母梅子。陸奥宗光の寵愛を受け外務官僚として累進。桂内閣で2度にわたり外相を務め、ポーツマス条約の締結、関税自主権の回復、韓国併合の実現などの大功を残した。
*11:Сергей Юльевич Витте。ロシア帝国初代首相。伯爵。アレクサンドル3世に重用され財務官僚として累進。ポーツマス条約の締結の功で初代首相に就任。第一次ロシア革命の収拾に成功するも、ニコライ2世には疎まれ失脚隠棲。