脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『プロ野球名選手読本』

毛を刈られたアルパカの衝撃的な姿:らばQ
アルパカーーーーー。


 どうでもいい話なのですが、数年前から仲間内での軽い肯定の返事に「うぃ」を多用しています。何を言いたいかというと、春日のバカ。


SRWZ進捗

  • スペシャルモード第38話「仕組まれた決戦」ZEUTH ZAFT組と交戦中。トップエース:ランド=トラビス@ガンレオン。

プロ野球名選手読本 (宝島社文庫)

プロ野球名選手読本 (宝島社文庫)

晴れの日も雨の日も輝いていたい太陽みたいに

 僕らのものごころついた時もう王も長嶋も野村すらもいなかった。がしかし、僕らには門田が原が鹿取が、そして前田がいる。プロ野球の古き良き時代の英雄達にも劣らぬ、もといそれ以上の名選手達の活躍を堪能あれ。


 小難しいことは一切書いてないキングオブ読み捨ての、出版界のダークホース宝島社の一冊。どんなに疲れていようと、どんなに世間の喧騒に心を千々に乱されようとも変らず読める安定感は信頼のブランド力を感じさせます。後を引かない読後感もgood。読み終えて五秒で仕事に戻れます。

 当てこすりのような推薦文はさておき、今回の本は最年長が昭和20年生まれの大杉勝男、最年少が昭和46年生まれの前田智徳の70年代後半から90年代前半に活躍したポスト王長嶋世代〜清原桑田世代の名選手達の列伝。『かっとばせ!キヨハラくん』で見たキャラクター達の史実モードの活躍がちょっと新鮮だったりします。なお、我らがカープからは山本浩二高橋慶彦津田恒実前田智徳の4人がエントリー。高橋の選出に人選の渋さを感じます。思い入れのたっぷり入りすぎるその4人を除けば、印象に残ったのは、ミスター凡人の原辰徳、台湾の英雄郭源治の二人。プレーで魅せてくれる華やかなスターの活躍もいいですが、文章に起こした時にはこういった地味で控えめないい人の素朴なエピソードが映えます。
 最後にちょっとトホホなお話。桑田のエピソードで、「僕は野球人生全てのスケジュールを立てている」と豪語するというシーンがあるのですが、その中で当たり前のように200勝到達が通過点として予定されていること。90年代半ばの得意絶頂の桑田にとって見れば、自身がまさか200勝に届かず引退するなんて想像の埒外だったのでしょうが、盛者必衰の理を感じざるを得ません。

きっといつか辿り着けるよつまづいたって諦めない

 FAの横行による戦力の不均衡と有名選手のメジャー流出で、構造的なスター不在の問題が叫ばれて久しい昨今のNPBですが、個人的にはそこまで悲観することはないと思います。所詮金の積みあいではメジャーリーグに敵うわけもないのですから、NPBはかつての巨人黄金時代のようなビジネススタイルを捨て、地域密着型の興行スタイルを確立すればいいのではないでしょうか。そして、松坂やイチローのような怪物くん達には数年に一度のWBCで大爆発してもらう、というサッカーのような楽しみ方が一番健全だと個人的には思います。その為にももっと野球を世界に普及させなければなりません。もう前回WBCのような9戦中5戦が韓国戦の悪夢はこりごりです。その為にもヨーロッパのみなさんもう少し野球に興味示してはもらえませんか?

『舞-乙HiME』オープニング主題歌「Dream☆Wing」

『舞-乙HiME』オープニング主題歌「Dream☆Wing」

帰ってきた今日の一行知識

広島東洋カープの6回の優勝には全て山本浩二が噛んでいる
初めて4番に座った1975の初優勝から1986年の優勝を花道での引退に1991年の最後のリーグ優勝時も監督。カープの黄金時代は山本浩二とともにあったのがよく分かりますね。暗黒時代に叩き込んだのも同じ山本浩二だというのも皮肉ですが。