http://sankei.jp.msn.com/life/trend/071204/trd0712041214004-n1.htm
これだから田舎者は。
日台戦をじっくり観戦。国際大会ってのはやっぱいいモンですね。
この地上にあふれる全ては僕に似た昔の誰かが夢見てはかなえてきたもの
TM Network
TM Network
小室哲哉*1(シンセサイザー)、宇都宮隆*2(ボーカル)、木根尚登*3(ギター)の3人で構成される音楽ユニット。
1984.4.21デビュー。'90「TMN」にリニューアル。'94.4.21TMNとしての活動終了。'99TM NETWORKとして再始動。現在はR and C所属。現時点でのシングル、アルバムの売上げ総数は公称1,600万枚を突破している(LP、カセット含む)。
TM NETWORKは小室を中心とした3人組であり、作曲と編曲は小室哲哉がそのほとんどを手がけ、いわゆるTMサウンドを編み出している。また、木根尚登が書く繊細なメロディは定評があり、特にバラードは「木根バラ」と呼ばれ親しまれている。TM NETWORKのサウンドは小室の趣向がとても強い。(wikipediaより引用)
ディスコグラフィー
アルバム*4
『RAINBOW RAINBOW』、『CHILDHOOD'S END』、『TWINKLE NIGHT』、『GORILLA』、『Self Control』、『humansystem』、『CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜』、『RHYTHM RED』、『EXPO』、『Major Turn-Round』、『NETWORKTM -Easy Listening-』、『SPEEDWAY』
多摩の名を背負い*5世界に羽ばたいた1980年代後半を代表するテクノバンド。大学に入るまで、「演歌・懐メロ・アニソン以外は下卑た堕曲」とかなり痛々しい中二病罹患者だった身としては正直一切思い入れも知識もありません。てな訳で以下省略。というか、個人的にフォークとかテクノとかの父親世代の曲は一切良さが分かりません。もっと遡って軍歌とか青春歌謡とかは大好き*6なんですけどね。
- アーティスト: TM NETWORK
- 出版社/メーカー: よしもとアール・アンド・シー
- 発売日: 2007/12/05
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (45件) を見る
今谷明
ミエナイチカラ〜INVISIBLE ONE〜 - 脱積読宣言
天皇について本気出して考えてみた - 脱積読宣言
今谷明
昭和十七(1942)年〜。国際日本文化研究センター教授。日本中世政治史専攻。京都市出身。京都大学経済学部卒、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。
1967大蔵省近畿財務局、'69経済企画庁国民生活局、'76日本学術振興会奨励研究員を歴任。'77京都大学助手、'81国立歴史民俗博物館助教授、'86横浜市立大学文理学部助教授・教授を経て、国際文化学部教授。著書に『戦国期の室町幕府』、『戦国三好一族』、『京都・1547年―描かれた中世都市』、『武家と天皇』など。(『新訂 現代日本人名録 2002』より引用)
個人的に一番好きな歴史学者。物語としての歴史と学問としての歴史を両立できる稀有な存在。大学一年次にクラス共通の語学と被って氏の「室町時代史講座」を受けそびれたのは生涯の痛恨事です。この人の描く歴史は、社会学を書いても人物史を語っても、後ろに利害得失義理人情に怨恨愛情の渦巻く各種団体の策動が透けて見えるのがドロドロの陰謀劇大好きっ子にはたまりません。今後も活躍を期待してます。
- 作者: 今谷明
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/06/09
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 25回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
井伊直弼+伝記
井伊直弼
文化十二(1815)〜万延元(‘60)年。幕末期の大老。彦根藩主井伊直中*7の十四男、母は君田氏*8。幼名:鉄之介→鉄三郎。字は応卿。号を埋木舎・柳王舎・澍露軒。
1846長兄直亮*9の養嗣子となり、'50家督を継いで彦根藩主となり掃部頭に任ぜられた。藩政に非凡な才能を発揮、'53ペリー来航に際しては藩兵二千を動員して警備に当たり、'54京都守護の役に転じた。時あたかも内憂外患、幕府の力は頓に衰えたが、強硬な攘夷論者の水戸藩主徳川斉昭*10と結び、親藩・外様などの有力大名との協調政策を推進した老中阿部正弘*11の幕政建て直しに対して、幕府独裁の強化が幕政の建て直しに必要と考え、水戸派に対抗する溜間詰譜代大名の中心となった。'55堀田正睦*12が老中首座になると、外交問題を巡る対立は一層激しくなり、更に将軍継嗣問題がこれに結び付いた。一橋慶喜*13を将軍に推す水戸派に対して、紀伊藩主徳川慶福*14を推す紀伊派は、'58直弼を大老に推し立てた。直弼は大老に就任するとただちに慶福を将軍継嗣と定め、また米国総領事ハリス*15の要求を容れ、勅許を待たずに日米通商条約に調印した。更に、これに反対する大名・公家・志士らの運動が高まるやこれを徹底的に弾圧、いわゆる「安政の大獄」を引き起こした。'60.3.3これに怒った水戸浪士らによって江戸城桜田門外で暗殺された。幕命により暫く喪を秘し、'60.閏3.28その死が公表された。学芸にも通じ、茶人としても有名である。戒名は宗観院殿柳暁覚翁大居士。(『コンサイス日本人名事典 改訂版』より引用)
伝記
1、人の生涯や主な事績の記録。一代記。
2、賢人の書いた書を「伝」、事実を記したものを「記」という。
(『大漢語林』より引用)
譜代筆頭格の井伊家の十五男に生まれた直弼。運悪く他家の養子にも出されず、万一の際のスペアとして、穀潰しの人生を運命付けられていた彼でしたが、決して腐らず、その雌伏の時期に国学・朱子学・禅・居合に茶道と各方面を極め、いつか来るべき飛躍の時に備えます。
運命の歯車が時を刻み始めたのは直弼32歳の春。当主直亮の一つ種直元が急逝。彦根藩世子として、政治の表舞台へと登場します。世子時代は暗君直亮のサボり癖に振り回されっぱなしで、その尻拭いに忙殺されていたようです。36歳の冬、直亮死去に伴い彦根第16代藩主を襲名した直弼は持ち前のカリスマと逼塞時代に培った教養とを武器に幕府内での地位を固め、南紀派の首魁として幕権独裁強化を模索します。将軍継嗣問題で一橋派に勝利し、大老となってからは、ライバル水戸斉昭のシンパ壊滅と親藩・外様大名連への牽制を目的に安政の大獄を主導しますが、結果それが命取り。水戸浪士の暴発を誘発し、桜田門外で遭難、頓死。幕府復活の望みを託された豪腕政治家の早すぎる最期でした。
- 作者: 星亮一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1997/12
- メディア: 文庫
- クリック: 11回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
つかみたい夢があるじっとしていられない
命脈の尽きた団体を無駄に存命させる不世出の政治家と言えば、井伊直弼だけでなく、今谷明の描く室町末期の細川一族とか、清の西太后とかが思い浮かびますが、現在に目を向けても小沢一郎@民主党とか古賀誠@宏池会とか嫌な顔が目に障ります。正直AKB48にすら置いてかれがちのハロプロとかTM NETWORK時代の名声を台無しにするかのような安室離脱後の小室哲哉一派とか、時代に見捨てられた集団が見苦しくもがくのは果てしなくみっともないものがあります。人間も集団も老残を晒しても一つもいいことはありません。「老兵は死なずただ消え去るのみ」を座右に、大人しく引退して新風社あたりで伝記の出版にセカンドライフを捧げてください。新しい時代は我々が責任もって切り拓きます。
しかし、この台詞も後十年もしたら自分の身に降りかかってくるんですよね。時間の流れは無情です。
- アーティスト: TM NETWORK
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 2000/03/23
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (66件) を見る
*1:代表曲:「My Revolution」(作詞)、「DEPARTURES」「CAN YOU CELEBRATE ?」(作詞曲、編曲)他。
*2:代表曲:「少年」「if you wish…」「FLUSH」他
*3:代表曲:「泣かないで」(歌手)、「PROUD OF YOU」「eyes」(作曲)
*4:ベスト盤除く
*5:TM は「多摩(TaMa)」の略。但し、「Time Machine」説、「Tokyo Music NETWORK」説もあり。
*6:両親が晩婚で父が戦中生まれ、母が団塊の世代という特異な家庭環境が原因と思われます。
*7:彦根藩第14代藩主。右近衛中将。父直幸、母井伊直存女、養父井伊直富。
*9:大老。彦根藩第15代藩主。掃部頭。父直中、母南部利正女。
*10:水戸藩第9代藩主。権中納言。父治紀、母外山氏、養父水戸斉脩。子に徳川慶喜。水戸派の中心人物。
*11:福山藩第7代藩主。伊勢守。父正精、母高野貝美子、養父阿部正寧。「安政の改革」を断行。日米和親条約を締結。
*12:大老。佐倉藩第5代藩主。備中守。父正時、母源田芳尾、養父正愛。将軍継嗣問題で失脚。通称「蘭癖」。
*13:徳川慶喜。徳川第15代将軍。内大臣。公爵。父水戸斉昭、母有栖川宮吉子、養父一橋昌丸→徳川家茂。大政奉還を実行し、江戸幕府に幕を下ろす。
*14:家茂。徳川第14代将軍。右大臣。父斉順、母実成院、養父徳川斉疆→徳川家定。祖父に徳川家斉、妻に和宮。
*15:Townsend Harris。アメリカ駐日公使。父ヨナサン。「唐人お吉」のエピソードで有名。代表作:『日本滞在日記』