ドイツ軍、脱走した1万匹のミンクの回収に奔走 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News
大脱走再び!
『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』ようやく二週目完走。これでようやっと放置しまくりのこのブログにも構ってあげられそうです。因みに今回のエースはOG1がマサキ・アンドー@サイバスター、OG2がラミア・ラヴレス@ヴァイサーガでした。
- 作者: 児島襄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1971/03/25
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
- 作者: 児島襄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1971/04/24
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
街を流れる強者たちの孤独な影
極東国際軍事裁判
通称、東京裁判。1946.1.19にマッカーサー*1が承認した極東国際軍事裁判所条例に基づき、米・英・中・ソ・仏・蘭・加・豪・ニュージーランド・フィリピン・印の11ヶ国が日本の戦争指導者に行った裁判。'46.5.3東京市ヶ谷でA級戦犯28人を対象に開廷。裁判長は豪のウェップ*2、主席検察官は米のキーナン*3。「平和に対する罪」という新しい法理の下、満州事変以来の日本軍閥の侵略が追及された。'48.11.12判決が下り、東条英機*4・広田弘毅*5・板垣征四郎*6・土肥原賢二*7・木村兵太郎*8・武藤章*9・松井石根*10の7人が絞首刑('48.12.23執行)、荒木貞夫*11・木戸幸一*12ら16人が終身禁錮となった。事後法の問題や原爆投下など連合国側の行為が不問にされた点など「勝者の裁き」の側面があったが、裁判の形をとった為証拠が集められ、日本侵略の実相を国民の前に明らかにする意味があった。天皇*13の責任が問われなかったこと、証拠を摑んでいながら731部隊などの細菌戦が政治的判断から法廷に持ち出されなかったことなどの問題点もあった。冷戦の進行と共に、岸信介*14ら残りのA級戦犯達は裁判にかけられることなく、釈放されていった。(『岩波日本史辞典』より引用)
兎角東京裁判と言えば、全肯定か全否定の善悪二元論に走りがちですが、この本では裁判で問われた罪やイデオロギーには深入りせず、この一大イベントの「式次第」を丹念に検証することで「中立性」を保っています。そうやってくだらないイデオロギー論争から離れて見れば、連合国11ヶ国それぞれの思惑が縺れ合い、世界に冠たる大日本帝国の首脳が互いに罪を擦り付け合う一大ページェントが面白くならないわけがありません。身の丈に合わぬ大役に舞い上がるウェップ裁判長、無能な上司と本国からの過大な期待に苦しむキーナン判事、誰を売っても宮中にだけは累を及ぼすまいと狂奔する木戸元内大臣、そして、日本のヒトラー東条元首相。視点の錯綜しがちな著者の悪い癖も、群像劇の趣を強くします。特に文官唯一の死刑者という特異な立場にありながら、東条の陰に隠れて意外とクローズアップされることの少ない広田弘毅の雄姿は問答無用のかっこ良さ。福岡の皆さん地元の英雄をもっと称えましょう。
傷ついても止まらない情熱を抱きしめて
東京裁判によって、日本の戦前を総括されて早60年。通常であれば数十年はかかるであろうこの一大事を僅か数年で為し遂げたこの裁判の意義は大変大きいでしょう。しかし、現代日本の不幸はこの総括を人情の機微を解さぬ法律屋に委ねてしまったことにあるような気がしてなりません。今一度今度は歴史家の手で再度大東亜戦争の意義付けが行われるその日の早く訪れん日を心より願っています。
- アーティスト: T.M.Revolution,井上秋緒,浅倉大介
- 出版社/メーカー: アンティノスレコード
- 発売日: 2000/04/19
- メディア: CD
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
*1:Douglas MacArthur。連合国最高司令長官。アメリカ陸軍元帥。父アーサー、母メアリー・ピンクニー・ハーディ・マッカーサー。
*2:William Flood Webb。オーストラリア最高裁判所判事。大英帝国士爵。
*3:Joseph Berry Keenan。アメリカ司法長官補。
*4:第40代内閣総理大臣。陸軍大将。父英教、母千歳。太平洋戦争開戦。
*6:第一次近衛内閣陸軍大臣。陸軍大将。満州事件の首謀者の一人。
*8:ビルマ方面軍司令官。陸軍大将。通称「ビルマの屠殺者」。
*9:第14方面軍参謀長。陸軍中将。盧溝橋事件拡大を首謀。
*11:犬養内閣陸軍大臣。陸軍大将。男爵。父貞之助。皇道派の首魁。
*12:平沼内閣内務大臣。侯爵。父孝正。祖父に木戸孝允。「革新貴族」の代表者。昭和天皇の側近の一人。