脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『指揮官たちの特攻〜幸福は花びらのごとく』

http://www.kajisoku.com/archives/eid1661.html
ヒュッケバインがSRWDWから追放されたのはロシアの陰謀だったんですね。合点がいきました。


 今日は支店で初めてのお留守番。お気に入りのCD持ち込んで、かなり快適に仕事できました。ただ持って帰るの忘れた所為で、ヲタばれしそうです。大人しくカミングアウトしとくべきでしょうか。

指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく

指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく

悪い夢で目を覚ましたら

特攻隊
 特別攻撃隊の略称。1944.10レイテ沖海戦に際し、海軍は米空母の活動を封じる為に航空機による体当たり攻撃を実施。これを神風特別攻撃隊と称した為、以後、体当たり攻撃の代名詞となり、恒常的な戦法として陸海軍で採用。志願によるものとされたが、次第に命令による部隊ぐるみの特攻が常態となり、敗戦までに約2,500機を投入。航空機だけでなく、戦艦大和を中心とする「水上特攻隊」・人間魚雷「回天」・特攻艇「震洋」・ロケット機「桜花」など特攻専用の兵器も開発され、実戦に投入された。(『岩波日本史辞典』より引用)


 「統率の外道」と自嘲しつつも、勝ち目のない戦いに万分の一の勝機を見出さんと、修羅に入った大西瀧治郎の決意と苦悩・・・
 なんてのを期待して読みすすんだんですが、正直期待はずれ。手垢の付きまくった凡百の特攻隊員のお涙頂戴ものに過ぎませんでした。日記や遺言を遺し散華した各人の紹介の節々に「その頃私は・・・」と誰も興味のない作者の自分語りが挿入されるのがかなり読書の興を削ぎます。正直もっと客観的に見た戦果の分析とか、彼らがアメ公に刻み込んだトラウマの紹介とか、取り上げ方は色々あるでしょうに。お上品で優等生ぶった面白くもない反戦プロパガンダはもうお腹いっぱいです。誰か面白い本を紹介してくださいまし。

待っているんだ 稲妻に打たれるような啓示を

「ああかわいそう」なんて死人を馬鹿にしたような感想しか抱けないような取り上げ方ばかりでは、英霊も浮かばれないでしょう。彼らの真の鎮魂の為にも、彼らの業績を平家物語忠臣蔵のように、美しくも凄惨な芸術に昇華することこそが我々に出来る唯一の贖罪だと私は信じます。

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