脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『人間爆弾桜花発進~桜花特攻空戦記』

【ダウンタウン】不倫の浜田雅功さん松ちゃんから遂にフレンチクルーラーいじりされるwwwwwwwwwwwww:ハムスター速報
松本の優しさがにじみ出てますね。しれっとこれができるあたりダウンタウンは流石です。


 状況は再び待ちのフェイズへ。ホント自分じっとしとくのが苦手だなあ。

さくら舞い散る中に忘れた記憶と君の声が戻ってくる

桜花
 日本海軍が太平洋戦争中に開発した特殊滑空機。特攻兵器として開発され、実戦に投入された。
 「桜花」は機首部に大型の徹甲爆弾を搭載した小型の航空特攻兵器で、母機に吊るされて目標付近で分離し発射される。その後は搭乗員が誘導して目標に体当たりさせる。一一型では母機からの切り離し後に固体燃料ロケットを作動させて加速、ロケットの停止後は加速の勢いで滑空して敵の防空網を突破、敵艦に体当たりを行うよう設計されていたが、航続距離が短く母機を目標に接近させなくてはならないため犠牲が大きく、二二型以降ではモータージェットでの巡航に設計が変更されている。日本海軍では本土決戦への有力な兵器と見なし、陸上基地からカタパルトで発進させることができる四三乙型などの大量配備を図ろうとしていた。
 秘匿のため航空機に自然名を付けるという発想から航空本部伊東裕満中佐によって「桜花」と命名された。初戦果を報じた1945年5月28日の新聞では、ロケット機「神雷」と呼称された。開発段階では発案者の名前を取り「マルダイ部品」とも呼ばれた。連合国側からは、自殺(攻撃)を行う「愚か者」の機体との意味合いで、日本語の「馬鹿」にちなんだBaka Bomb*1というコードネームで呼ばれていた。
 終戦までに11型が製造され755機生産された。桜花で55名が特攻して戦死した。専門に開発され実用化された航空特攻兵器としては世界唯一の存在と言われる。
 桜花を搭載した一式陸上攻撃機(一式陸攻)は桜花の重量により速度が低速となり運動性も大きく損なわれる為、第1回目の桜花攻撃では、アメリカ艦隊の遥か手前で、アメリカ軍戦闘機に母機の一式陸攻が全滅させられ、桜花を射出することもできなかった。その後、沖縄にて桜花を鹵獲し徹底して調査したアメリカ軍は、桜花が射出されるとその高速の為に迎撃が困難であると分析し大きな脅威と認識した為、射出前の母機となる航空機を最優先攻撃目標として攻撃するように全軍に徹底した。その為、母機の一式陸攻の多くが撃墜され未帰還率が高くなった。アメリカ軍の警戒が厳重な中で、桜花は射程が限られており、母機が十分な護衛機無しで投下地点となる目標の近距離まで到達する必要がある為に、多数のアメリカの迎撃戦闘機を鈍重な爆撃機で突破しなければならない状況では、桜花を使用した攻撃が成功する確率は低かった。その為、桜花母機が最初に接触する敵機動部隊の外周に配置されたピケットラインの駆逐艦に対し攻撃するケースが多くなり、戦果は駆逐艦に集中する事となった。(wikipediaより修整引用)<<


 知名度の割には実情が意外と知られてない気のする人間爆弾「桜花」の搭乗員や関係者の手記集。読後に残ったイメージとしては神風の華々しさと回天の陰鬱さの中間といった感じ。神風の劇的な戦功の結果、対策されまくってからの実戦投入なこともあり、碌な戦果も挙げられず次々と散華していく姿には涙を禁じえません。個人的に印象に残ったのは、桜花を切り離したのち母機は戦果報告も兼ねて帰投するのが眼目なのに、「お前だけを死なせるもんか」の精神で一緒に特攻しちゃうパイロットが多いという、大和魂の発露が完全に逆効果になっちゃった点。護衛機なしの陸攻で道中エンカ=即全滅の難易度ルナティック設定と陸攻の定員4人なのも相俟って規模の割には死者数がアホほど多いのも涙を誘います。回天でも思いましたが、どうせ命を弾にするならせめて「有効活用」を・・・。

そっと僕の肩に舞い落ちたひとひらの花びら

 「弾にあらず、人にあらず、これ神雷なり!」実に魂ゆさぶり、現地で聞いたらきっと特攻志願しちゃう様な名文句ではあるんですが、こういう美辞麗句に酔っちゃうのがきっと日本人の悪癖なんでしょうね。唯美主義は日本文化の神髄と信じてやみませんが、戦争なんかの極限状態だと全く役に立たないというか逆効果ですねこれ。願わくはいつまでもきれいごとを言い続けれる退屈な日常が続きますことを。


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*1:単にBakaとも