『と学会レポート　ギボギボ90分！』

痛いニュース(ﾉ∀`) : 元国家公安委員長の白川勝彦氏、むさ苦しい格好してたらまた職務質問される - ライブドアブログ
権威に屈せぬ日本警察の精勤を誉むるべきか、職質されるような風貌の冴えないオッサンを警察の長*1に抱かねばならなかった我々国民の不幸を嘆くべきか。

　年末最後の記事。『三国志演義』をせめて上巻だけでも読み終わって、と思ったのですが、間に合いませんでした。現在赤壁決戦直前の「十万本の矢集め」の辺り*2。完璧超人の諸葛孔明 *3が非常にウザイです。頑張れ魯粛 *4、負けるな周公瑾*5。

ギボギボ90分!―と学会レポート

作者: 永瀬唯,志水一夫,皆神龍太郎,植木不等式,本郷ゆき緒
出版社/メーカー: 楽工社
発売日: 2006/11/01
メディア: 単行本
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時を超えろ　空を駆けろ　この星のため

　'90年代前半バブル崩壊の社会不安に乗じ、猖獗を極めた超能力・心霊ブーム。それを独りで支えた天才霊能力者宜保愛子。スピリチュアルも四柱推命も所詮彼女の二番煎じに過ぎない。その「超能力」の秘密に迫る労著。
　

　小学生時代『キリマンジャロ』の替え歌で「♪ギボ！ギボ！宜保愛子」と友人等と歌ったのが昨日のことのように思い出せます。そんな時代の寵児も2003年に胃癌で亡くなられてしまいました。正直完全無欠に過去の人です。何故そんな人をわざわざ今更批判せねばならんのか？古本屋で購入したのですが、奥付*6読んでも暫くは最新刊とは信じられませんでした。流石に大手マスコミに蟷螂の斧を振りかざす度胸はなかったのでしょうか。

　内容の古さはともかく、理論の重厚さやエンターテイメントとしての出来も非常に高い完成度を誇ります。山本会長不在なので、華には欠けますが、その分ウザさもマイルドです。トンデモの世界への入門書としていかがでしょうか。

信じる奴が正義　真実の王者　夢を見続けることが俺のファンタジー

　オウム騒動で沈静化したはずのオカルト番組ですが、数年の潜伏期を経て、21世紀に「占い」だの「人生相談」だのの衣を纏って復活してしまいました。免疫を失った人々が江原だの細木だののオカルトゴロの食い物にされている姿は他人事ながら心が痛みます。こんなことなら、オウム後の自粛をせずにリテラシー力を育てた方が良かったのではないのでしょうか。尤も、マスコミにそんな自浄能力なぞ期待できないことは百も承知ですが。
　
　てなわけで今年の更新はこれでお仕舞い。来週5日頃まで実家に帰ってお休みさせてもらいます。それでは皆さん良いお年を。