脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

叶姉妹とサブカルと川上について

http://kyusyu.nikkansports.com/baseball/professional/hawks/f-kh-tp0-20061209-128157.html
これで巨人は昨年度の「今年度入団組でスタメン」*1に続いて「パリーグオールドスターでスタメン*2も組めるようになりました。何やってんだか。


 絶不調です。筆も読書も進みません。毎年冬場は不思議と頭の回りが極度に遅くなる気がします。私の前世は熊かなんかだったんでしょうか。
 愚痴はさておき今宵の御題は「叶姉妹」「サブカル」「川上」。また脈絡がなくなってきた。

過去を隠して 過去に脅えてる現在

叶姉妹

バーチャルスター発生学 - 脱積読宣言

叶恭子
 トータルライフアドバイザー。【本名:小山恭子。大阪市城東区出身。帝国女子高校(現大阪国際滝井高校)中退】1997から「トータルライフアドバイザー」を名乗り、晴恵・美香とともに日本一ゴージャスな姉妹の異名を持つ「叶姉妹」の長女、「スーパー読者」として、女性ファッション誌『ヴァンサンカン』やテレビ『ジャスト』などに登場、話題を集める。'99『蜜の味〜ミレニアム・ミューズ』を刊行。2000妹の美香と共に写真集『Fabulous Body』を発売。(『テレビ・タレント人名図鑑 第6版』より引用。【】内は管理人追記)

叶美香
 トータルライフアドバイザー。【本名:玉井美香。旧名:玉乃ヒカリ。愛媛県西条市東予市地区出身。夙川学院短大児童教育学科卒。】1987ミス日本コンテストでグランプリを受賞。その後、芸能界入りし、モデル・タレントとして活動。'97から「トータルライフアドバイザー」を名乗り、恭子・晴恵とともに日本一ゴージャスな姉妹の異名を持つ「叶姉妹」の三女、「スーパー読者」として、女性ファッション誌『ヴァンサンカン』やテレビ『ジャスト』などに登場、話題を集める。2000『OLヴィジュアル系』でドラマ初出演。同年姉の恭子と共に写真集『Fabulous Body』を発売。同年シングル『サルサ!あまいエクスタシー』で歌手デビューを果たす。(『テレビ・タレント人名図鑑 第6版』より引用。【】内は管理人追記)

 正義と愛と欲情と日本の頭脳が生み出したパーフェクトサイボーグボディ。ヒルトン姉妹からインスパイヤされたスーパーセレブユニットとのことですが、嫌味のない日本人好みのいい感じの汚れキャラに仕上がっています。天然の姉をしっかり者の妹がサポートという配役も◎。似非セレブ気取りの自称名家の連中なんかよりよっぽど好感を持てます。貴族のいない現代日本に於いて金持ちとは基本的に滑稽な笑われるべき人種なのだと理解したプロデューサーの慧眼を褒めるべきでしょう。誰が黒幕か誰かご存知ありませんか?

叶姉妹 : MIRAGE [DVD]

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サブカル

正義と悪との識別完了 - 脱積読宣言
強いぞ!ガメラ - 脱積読宣言
DAYS - 脱積読宣言

subculture(n)
the behaviour and practices associated with a particular group in society.【社会の特定の集団と関連したふるまいや習慣のこと】(『OXFORD Advanced Learner's DICTIONARY』より引用。【】内は管理人訳。)

 学術用語的には上層階級の連中の専有物のハイカルチャーや歴代綿々と伝わる伝統文化とは一線を画するローカルチャー特に若者文化のことを言うようですが、日本でサブカルといった場合微妙に違った意味を持っている様に感じます。『ダヴィンチ』や『ユリイカ』に代表されるオサレな文化がサブカルの代名詞となってしまっているのはちゃんちゃら可笑しいです。本来サブカルチャーに定義されるべきは大塚英志東浩紀のような表面だけのカッコよさを追う連中でなく、唐沢俊一山本弘のような泥臭い作家ではないかと思うのは信者の僻目でしょうか。

川上

DAYS - 脱積読宣言

川上
 川の上流の意で各地から発祥した。
 信濃の川上氏は佐久郡川上村(長野県南佐久郡川上村)発祥。承久の乱の際、川上左近が幕府方に加わって戦死している。戦国時代、武田信玄の家臣に川上宗円がおり、この子孫か。
 石見の川上氏は江川の上流に因む。中原房隆が近江から来国して川上郷地頭となり、川上氏を称して松山城島根県江津市)を築城した。南北朝時代南朝に属し、観応五(1354)年高師泰*3に敗れて落城した。その後、北朝方の佐々木氏の一族が川上城に拠って川上氏を称し、戦国時代まで居城した。
 薩摩の川上氏は鹿児島郡川上郷(鹿児島市川上)発祥で、島津氏の支流。島津貞久*4の子頼久が祖。江戸時代、嫡流日向国諸県郡吉田郷(宮崎県)に住んだ。
 沖縄の川上氏は羽地間切川上村(名護市)発祥。
 全国に分布するが、特に島根県岡山県に多い。(『日本名字家系大事典』より引用。)

 一般名詞由来なので明治の苗字捏造の際に粗製濫造されてる気がしないでもないですが、それを言い出したら名字の議論は出来ないので、強引に無視して話を進めます。
 川上氏には幾流も源流があり、細かいものも含めると五十近くに及びます。なので今回は「有名人」の出身氏族に限って紹介します。


 まずは『貧乏物語』の河上肇*5、彼は山口県玖珂郡岩国出身の岩国藩吉川家に仕えた一族の出身。
 鹿児島からは島津貞久の子頼久を祖とする川上氏。ここからは戦国期の猛将久朗*6や時代下って陸軍大将川上操六*7が出ています。本貫は川辺郡川上郷。
 緋村剣心のモデルの「人斬り彦斎」*8は肥後の川上氏の出、「野球の神様」川上哲治*9も同族。
 お隣肥前からは佐嘉川の上流の河上神社の祠官の後裔の川上音二郎*10が著名。
 最後に、日本楽器の社長川上源一*11は城飼郡河上郷出身の一族の出。
 
 現代の川上姓の人、川上憲伸*12・とも子*13・弘美*14・稔*15・直子*16の出身は不明。最近の人は転勤が多いので出身身分の確定はほぼ不可能。てな訳でギブアップです。

嘘で固めた姿で 何言っても嘘臭い

 今敏の『パプリカ』公開で地味に盛り上がりつつあるサブカル業界ですが、私はどうも食指が動きません。嗜好がお子ちゃまなのか高二病真っ盛りなのか、どうしても押井守大友克洋のような90年代前半のポストモダン全盛期の遺物のような連中は好きになれないのです。何がムカつくって今アニメがお洒落だから寄生している感がありありなのに腹が立ちます。彼らの才能は認めますが、もっと金の稼げるジャンルがあればそっちに手を出すんじゃないかという疑いが捨て切れません。なんというかそのジャンルに対する愛や捨て切れぬ業を感じられないのが理由でしょうか。川上憲伸のような銭ゲバ臭を感じます。
 日本の文化人様のハイカルチャー幻想は滑稽ですらあります。梨園や文壇の連中は自分が叶姉妹らと同じイロモノのジャンルに括られていることにいつ気付くのでしょう。ハイカルチャーに祭り上げた歌舞伎や純文学・邦画の凋落を知らないとは言わせません。アニメすらその二の轍を踏ませる気でしょうか。貴族を捨てた日本に於いてハイカルチャーの醸成は最早不可能ではないでしょうか。サブカルチャーサブカルチャーのまま評価する方法の早期の確立が待たれます。

今日の一行知識

デビィ夫人はホステス時代、フェラチオを効果を上げる為、歯を全て抜き総入歯にしていた。
前世紀初頭辺りの中国の高級娼館では一般的な技術だったらしいですが、女の執念恐るべしです。尤も「国王夫人」になれるなら安い投資かもしれませんね。

餓えた太陽 (CCCD)

餓えた太陽 (CCCD)

*1:1【右】木村拓
2【二】小坂
3【中】小関
4【一】李承菀
5【三】アリアス
6【左】デイロン
7【遊】古城
8【捕】実松
先発:パウエル
中継:野口
抑え:豊田

*2:1【左】谷(オリックス
2【二】小坂(ロッテ)
3【三】小笠原(日ハム)
4【一】李承菀(ロッテ)
5【中】小関(西武)
6【右】大道(ソフトバンク
7【遊】古城(日ハム)
8【捕】実松(日ハム)
先発:パウエル(オリックス)or工藤(西武・ダイエー
中継:吉武(ソフトバンク
抑え:豊田(西武)
控え:木村拓(日ハム)

*3:越前・尾張・備後守護。越後守。父師重

*4:道鑑。大隅薩摩守護。上総介。父忠宗

*5:経済学者。日本共産党党員

*6:島津家家老。父忠克。

*7:参謀総長陸軍大将。子爵。父親徳。

*8:河上彦斎佐久間象山を暗殺。

*9:通算成績:打率.313、試合1979、打数7500、安打2351、HR181、打点1319

*10:オッぺけペー節の発案者。

*11:ヤマハ第4代社長。ヤマハ発動機初代社長。父嘉市。

*12:中日ドラゴンズのエース。通算成績:91勝59敗1セーブ。防御率3.25、奪三振1021、与四死球334、試合211、登板回数1357.2

*13:1971生。本名川上倫子。ぷろだくしょんバオバブ所属。代表作:天上ウテナ(『少女革命ウテナ』)、進藤ヒカル(『ヒカルの碁』)、ミト(『宇宙海賊ミト』)他

*14:芥川賞作家。代表作『蛇を踏む』『センセイの鞄

*15:ラノベ作家。代表作『終わりのクロニクル』『パンツァーポリス1935』他

*16:サッカー選手。日テレ・ベレーザのDF