痛いニュース(ノ∀`) : 槇原敬之に「銀河鉄道999」盗作騒動、松本零士氏激怒 - ライブドアブログ
マッキーもやっかいなのに因縁つけられましたね。合掌。
3日に一度は通常更新できるように頑張ります。
- 作者: 胡桃沢耕史
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1983/05
- メディア: 単行本
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今日も腹を減らして一匹の蜘が
1945年8月15日、八紘一宇の理想の実現の為戦った正義の戦士が、一夜にして、帝国主義の犬という名の罪人になった。暴力と理不尽の支配するこの収容所に生きる餓鬼たちの浅ましくも悲しい物語。
胡桃沢耕史氏には中学高校時代『翔んでる警視』で大変「お世話」になりました。にしても、ハードボイルド小説って下手なラノベより、ご都合主義的で頭の悪い俺様万歳な展開な気がするのは気のせいでしょうか。
閑話休題。この作品は1983年上半期の直木賞受賞作品で、後にハードボイルド作品で有名になる胡桃沢氏の出世作です。ライター稼業で鍛えた読みやすいかろみのある文章で、悲惨の極地の収容所生活の陰惨さが中和され、重いテーマを感じさせない娯楽作に仕上がっています。伊達に直木賞はもらっていません。最近の直木賞もこの頃のようなレベルを回復してもらいたいものです。
何をおいても飢えと食事の描写が秀逸です。籾殻すら混じった黒パンや塩味しかしない内臓入りのスープのなんと美味しそうなこと。主人公が待遇のいい病院勤務に格上げされた際に、毎週月曜日の習慣にした自慰行為の際に思い浮かべるカツライス・カツ丼・天丼などは最早天上の食物の如き甘美な味わいを想像させます。これを読んだあとに見る、美味紹介の番組のなんと陳腐なこと。空腹こそ最大の調味料であることがまざまざと思い知らされます。尤も3流芸人とプロデューサーの語彙が貧困なだけかもしれませんが。
今死んで永遠にしようか
今日はこれから用事があるのであっさり更新。手抜きでごめんなさい。
小説の描写を鵜呑みにするのはいかがなものかと我ながら思いますが、「生きて虜囚の辱めを受けず」の戦陣訓が生み出された訳がよく分かるような気がします。悪逆を以って知られたロシア軍下級兵、チンギス=ハーンの時代から皆殺しを旨とする蒙古・満州馬賊、敵には一片の容赦すらも知らぬ漢民族。彼等を相手にしてきた帝国陸軍にとっては、捕虜になることは死よりおぞましい結末が待つことが自明の理だったのではないでしょうか。戦陣訓が数多の無駄な犠牲を生んでしまったことは論を待ちませんが、そのような悲壮な覚悟をしなければならないほどの地獄を潜り抜けてきたご先祖様たちへの感謝も必要ではないでしょうか。
今日の一行知識
松本零士はガンダムも自身の作品のパクリだと主張している
ダンガードAに登場する「ジャスダム基地」のネーミングの没案のひとつが「ガンダム基地」だったんだそうです。正気じゃあ名作家にはなれんのでしょうね。
- アーティスト: 槇原敬之,セイン・カミュ
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 1999/06/02
- メディア: CD
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