脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『背中の勲章』

痛いニュース(ノ∀`) : すき家、「ワンオペ」の廃止で25億円の赤字 - ライブドアブログ
社員の献身にあぐらをかく経営者はさっさと死ね。


 事務長就任して早10日、毎日定時のお気楽極楽な生活になまりきった体に鞭打って頑張ってます。けど、みんないなくなった施設の電気落として帰るのは、事務の醍醐味だなあと再確認。ようやく思い出せたよ。


艦これ進捗

  • 「迎撃!トラック泊地強襲」トラック泊地(E-2)攻略中。第一艦隊旗艦:Верный。

背中の勲章 (新潮文庫)

背中の勲章 (新潮文庫)

もたれた壁にこびりついたガム

 PW。背中に背負わされた屈辱の烙印。太平洋戦争で日本軍人にあるまじき戦時捕虜となってしまった勇士たちの雄々しくも哀れな物語。


 戦記ものに定評のある吉村氏の今回のテーマは日本軍捕虜。戦陣訓に囚われ万死の屈辱にまみれていた捕虜たちがだんだん慣れて収容所生活を満喫していくようになる過程が哀れながらもどこかほのぼの。終盤は収容所から収容所への移送に次ぐ移送の単調な展開になるので正直退屈なのがちょっと残念。実は最序盤の、本題のテーマとは全く関係のない、ドーリットル空襲を防がんと力戦する特設監視艇長渡丸の奮闘が一番面白いのは内緒だ。

揚げた旗にどんな風がどんな歌がどんな時代がどんな願いが吹くのだろう

 死して名を残すか、生きて再起を誓うかは死に臨んだ戦士の永遠のテーマなはずなんですが、一兵卒の美しい死にざまなんざ正直誰も気にも留められないのが現実。それならむしろ醜く汚く生き残って小説家にでも語り部にでもなる方が百倍まし。現代でもそれは一緒。死んじまったら生き残った奴らに好き勝手言われておしまいなのが関の山。もがいてもがいて石に齧り付いてでも生き抜いて、自分好みの好き勝手な物語を語りましょうではありませんか。

NAMELESS WORLD(通常盤)

NAMELESS WORLD(通常盤)

帰ってきた今日の一行知識

太平洋戦争でアメリカ軍では日本兵の頭蓋骨を戦利品として持ち帰るのが大ブームになっていた

文明の野蛮。アメ公は所詮インディアン狩りの頃から全く何も進歩してない。