産経ニュース
安倍氏の世襲を揶揄とのことですが、日本には田中角栄の娘でない田中真紀子という名の議員がいたようです。寡聞にして知りませんでした。
語るに落ちたり、今日も元気に埋めネタ更新。今回のお題は「名誉挽回+汚名返上+意味」「劇画オバケのQ太郎」「審判の日+あらすじ+屋上に」です。前回に増してカオスですが、お付き合い下さい。
だけどもぼくは とべるんだ
[小ネタ]名誉挽回+汚名返上+意味
エマの脱走 - 脱積読宣言
正しくない日本語 - 脱積読宣言
名誉挽回
意味:一度失った良い評判や評価・信用を取り戻すこと。
構成:「名誉」はよい評判。名声。「挽回」は、元に引き戻すこと。「挽」は引っ張り戻す。
汚名返上
意味:以前の失敗などで受けた不名誉を、自分の力で取り除くこと。
構成:「汚名」は汚された名誉。「返上」は一度受けたものを返すこと。
(以上二項目『大修館 四字熟語辞典』より引用)
両者とも故事来歴や出展のあるような由緒正しい言葉ではありません。なので表記や意味の変化は容認すべきだと思われます。「汚名挽回」については上掲のエントリーで思う様語っているので、興味のある方は一度覗いて見てくださいませ。
- 作者: 田部井文雄
- 出版社/メーカー: 大修館書店
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[漫画]劇画オバケのQ太郎
1973年に『ビッグコミック 2/25号』にて公開された作品。藤子・F・不二雄単独での作品の為、現在二次使用が許されている唯一の『オバケのQ太郎』である。
以前トリビアの泉でも紹介されていましたね。内容は本編終了の十五年後を描くエピローグ的外伝で、「15年ぶりに正太郎の下にやってきたQ太郎だが、大人になった正太郎にとってQ太郎はもはや招かれざる客でしかなかった」というあらすじ。30年後位の話にして正太郎の子供とQ太郎が再びの友情を結ぶ。とでもすればいいものを、ダークな話にしてしまうあたりが藤子の藤子たる所以か。
ついでに「オバQ」絶版問題について、この作品は元々スタジオ・ゼロ*1の合作を原型としており、藤子不二雄の単独作品として再出発した際も作者は「藤子不二雄とスタジオ・ゼロ」となっていました。更に、Fがメインで書かれていたようですがキャラクター造形にAが深く関与していたこともあり、藤子不二雄解散の際に著作権問題の折り合いがつかず、事実上お蔵入りの憂き目をみています。
- 作者: 米沢嘉博
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2002/04/01
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[小説]審判の日+あらすじ+屋上に
おそらく山本弘氏の短編集『審判の日』収録の「屋上にいるもの」のことでしょう。当然のことながら以下ネタバレ注意。
音がする。屋上から音がする。誰かの踊る音がする。
主人公若原が最上階に住むこのマンションの周りではここ数年事件が多発していた。妻が殺され、夫は9歳になる障害を持った娘を連れて行方不明になった一家。他にも行方不明が二件、管理人と近くに住む少年。そして数日前、屋上にある貯水槽の検査を要求していた隣人三田久美香が突如飛び降り自殺した。
屋上に何かいる。ふと頭をよぎった妄想を振り払うべく若原は屋上へ向かった。そこで見たものは少女。三年前に父と一緒に行方不明になったはずの少女がそこにいた。生物の抵抗する意思を奪う魅了の力をその身に纏い。彼は恍惚のまま歩みを進める、彼女に殺される為に。
蛇足の感想。山本氏の特技、大上段に振りかぶった青臭い理想論の混じる隙間のない掌編なので、腹立たずに読めます。中盤の推理部分は退屈な上に穴だらけ*2ですが、ラストの少女の狂気に満ちた美しさの描写は見事としかいいようがありません。流石ロリコンムーア女史を崇拝するだけのことはあります。15分もあれば読める佳作なので是非ご一読を。
- 作者: 山本弘,影山徹
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/08/31
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ちょっと失礼 ひとねむり
劇画オバケのQ太郎だけをのこして、「オバQ」が大人の事情で我々の前から姿を消して早20年になろうとしています。しかし、問題はF氏の死後も解決の糸口すらみえぬ泥沼の様相を呈しています。A氏の死と著作権切れという審判の日を待つしか我々に残された術はないのでしょうか。どのような事情があったのかは部外者の私にはあらすじすら知る術を持ちませんが、名作を封印してしまうことにいかなる意味も大義も存在しないと私は信じます。
ドラえもんのリニューアル失敗で藤子不二雄の名が地に落ちかけている現在永年のわだかまりを捨て、「オバQ」を復活させることが、名誉挽回・汚名返上への近道ではないでしょうか。是非もう一度メカ沢βでない本物の「バケラッタ」を聞かせてください。