『賭ケグルイ双』

【朗報】新型コロナさん、IT革命を起こしてしまう:哲学ニュースnwk
いつの時代も、戦争も大災害もカタストロフィは新たなステージへの扉を開く鍵。ユビキタスな新時代への尊い犠牲とでも思うしか・・・

　非常時代宣言後初の週末、仕事で新橋勤務だったんですが、初めて行き帰りともごく普通に座れた。みんな結構真面目に外出抑制してるんだなあ。

競馬成績・・・R2収支-21590

• 阪神牝馬S・・・本命サウンドキアラ-40
• ニュージーランドT・・・本命フルートフルデイズ-100
• 福島中央テレビ杯・・・本命グランドビクトリー+70

DQⅪS進捗

• 天空魔城探索中。称号：世界的な大富豪

賭ケグルイ双(9) (ガンガンコミックスJOKER)

其処に踏み込んで箍を外せば狂おしく望んでいた瞬間が待ってる

　ギャンブルの強さこそがその生徒の価値となる狂気の学園百花王学園に何も知らずうっかり入学してしまった普通の少女早乙女芽亜。彼女はこの異常な学園で学生生活を全うできるのか。

　みんな大好き賭ケグルイのスピンオフ第1弾。本作の主人公は初回の敵役から盟友を経てライバルにのし上がった金髪ツインテの美少女早乙女芽亜里。主人公の夢子を筆頭に生徒会や百喰一族ら異常者たちの狂宴の様相を呈しつつある本編と違って、（まだ）地に足の着いた（比較的）常識人が（一応は）真っ当なゲームにいそしむ正統派ギャンブル漫画となっています。写真記憶や読心術が基礎スキルになってるような怪物どもを見慣れてると、「期待値」とか「最善手」とかが出てくるとなんだか不思議な安心感が。芽亜里も本編序盤の薄汚い小悪党ぶりが嘘のような熱血少女をやっていてかなり新鮮。勝ったり負けたり心折れたり再起したりしながら徐々に心通わせる仲間を増やしていく、これでもかというくらいの正統派主人公ムーブは本編が逆立ちしても真似できない爽やかさ。是非一緒に芽亜里の戦いを見守ろうではありませんか。とは言え、本編の前日譚ってことはボロクソに負けて地に這いつくばるバッドエンド確定してんだよなあ。

魂を弄んでくれ奈落で感じあおう

　死闘の果てに聚楽と壬生臣を下すも、真の黒幕に覚醒したつづらの裏切りに遭い絶望しヤサグれ本編に至る。本編の最終回付近で夢子と生徒会長が最後の決戦に臨むその横で、百喰一族の争いを陰で操っていたつづらとの訣別のギャンブルが第二図書準備室で幕を上げる・・・って展開を希望。あんまやりすぎると興醒めですけどスピンオフと本編とのクロスオーバーはなんだかんだ言って燃えますよね。

LAYon-theLINE ※CD

D-selections / LAYon-theLINE

帰ってきた今日の一行知識

ツインテールは英語圏ではAngel wingsという

こっちもまたなんとも厨二なネーミングですこと。

『危険なヴィジョン〔完全版〕1』

米トランプ大統領、WHOへの拠出金見直し検討「中国寄り過ぎる」:哲学ニュースnwk
なんか80年前の大日本帝国とダブる。コロナ騒動が終熄し次第第三次世界大戦コースですかね。

　世間が新型コロナで揺れ動く中、私の方にも個人的重大ニュースが。ぎっくり腰やらかしました。うん、これで後顧の憂いなく外出自粛ができるぞ。

DQⅪ進捗

• 天空魔城探索中。称号：ウワサの盗賊。

危険なヴィジョン〔完全版〕 1 (ハヤカワ文庫SF)

ダメじゃない涙を隠すピエロ気持ちに嘘をついた僕

夕べの祈り

「出てこい！この地球は聖なる地だ。お前などのとどまるべきところではない」by簒奪者

　全方面に中指たてまくってるH.エリスンのアンソロジー集の冒頭を飾るにふさわしい問題作。こんなもんよく1960年代後半のアメリカで発表できたなと。これ読むと逆説的にですが、アメリカ人がどれだけ篤信家かがよく分かります。という訳で、土俗のアミニズムの段階を超えれない我ら日本人にとっては大分刺激不足。いまさら何そんなセンチなこと言ってんだか。

蠅

「きみを修理したのだ、キャシディ。ほとんど完全に破壊されかけていたのを」by金色の生きもの

　個人的には小動物虐待は死ぬほど苦手なので、かなりの嫌悪感。人間が拷問や虐殺されるのは平気なのになあ。

火星人が来た日の翌日

「火星人のジョークを思いついたぞ！火星人が大西洋で泳がないのはどうしてだ？」byポーカー組のひとり

　やりたいことというか主張したいことは分かるんですが、流石にそれが表に出すぎてて興ざめ。もっとスマートにやれないもんかなあ

紫綬褒章の騎手たち、または大いなる強制飼養

「坊や、ちょっときみが、この今日という日のすさまじく重要な仕事に向けてしっかり起きてるか確認したくてね。発表の準備はできてるはずだな、絶対に！でもこうしてきみを見たら、食事がまだだったのを思い出した。いっしょに朝食でもどうだい？」

　先に断っときます。最初の数ページで読了を断念して読み飛ばしました。こういった前衛文学は唾棄すべきものと信じてやみません。

マレイ・システム

「さあ、見てくれよ。たった今、おまえのために捕まえたお土産だ」byリッチー・B

　最初読んだときは真に迫る犯罪者の心理描写にワクワクしたんですが、オチ知ってから改めて読むとなんだか輝きが失せた気がして・・・。とりあえず異星人って体で人種差別を糾弾したいんだろうなあってのは伝わった。

ジュリエットのおもちゃ

「わしはおまえを怪物に変えてしまったな。そのうちに、おまえはきっとわしを滅ぼすよ。そのあとで、もちろん、全世界を―すくなくともそのなれの果てを―滅ぼしにでかけることだろう」byお祖父さん

　本巻の最高傑作。凄惨美の言葉が何より似つかわしいジュリエットの酷薄な笑みがM心をビンビン刺激してきます。家畜人ヤプーとかに共感する人はきっとこれにも萌えれるでしょう。最後の凄絶なオチも見事。脆く壊れやすいガラスのような儚さと鋭さを持つ少女の魅力を是非ご堪能あれ。

世界の縁にたつ都市をさまよう者

「あれはわたしの孫娘のジュリエットだよ」by老人

　上記作品に触発されたファンによるスピンオフ二次創作。エリスン先生何こんなところで編者権限乱用してんすか。エリスンがR.ブロックと切り裂きジャックが大好きなんだなあって愛情のほとばしった作品。出来はまあ所詮同人は同人です。

すべての時間が噴きでた夜

「その上、あっちにも時間本管が引かれたから、いまはずっと良くなってるわ。ちょうどわが家と時間本管をつないでいるところ―帰るころには終わっているはずよ」byフィフィ＝フィーヴァートリーズ

何とも酩酊感あふれる世界観が秀逸、もとい世界観は秀逸。物語自体はうん、まあ、なんだオールディスは雰囲気や言語感覚をこそ味わうべき作家だよね。

黒星だらけの日々挫けそうになる度笑って誤魔化してた

　このアンソロジーは小説時代は所詮おまけでエリスンの前書きと解説こそが本編なのだと今気づいた。ままならぬ世界の未だ目覚めぬ愚物どもへのエリスンの過激な檄文という評価こそがこのアンソロジーにはふさわしいのでしょう。作家連が苦笑しながらめんどくさいけど憎めない畏友エリスンの為に、苦笑しながら実験作を提供してくれたと思えば、正直そこそこ微妙な出来の作品群の理由もわかる気がします。スペキュレイティブ・フィクションの理想に殉じたドン・キホーテの進軍にあと2冊付き合わせていただきます。

ビジョン/二重螺旋構造 (初回限定盤)

空想委員会『ビジョン』 (アニメ『遊☆戯☆王ＡＲＣ-Ｖ』エンディング曲)

帰ってきた今日の一行知識

既に大家だったI.アシモフへの、当時無名のファンジンH.エリスンの初対面の第一声は「あんたがアイザック・アシモフ？（中略）なってねえなあ！」

本人曰く、アシモフの記憶違いで正しくは「たいしたことないなあ」だそうで。・・・うん、完全にヤバい奴だ。

『ヨメさんは萌え漫画家』

【緊急事態宣言】東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡…５／６まで:ハムスター速報
「ついに」と言うべきか、「ようやく」と言うべきか。

　こんな時だからこその平常運転。一刻も早く世界があの糞退屈で閉塞感に満ちたくだらない日常を取り戻せますように。

DQⅪS進捗

• 邪竜軍王ガリンガ撃破。称号：カリスマ勇者。

ヨメさんは萌え漫画家 コミック 1-3巻セット

ふたりだけはこのままでいようと誓った

　デ・ジ・キャラットでおなじみこげどんぼが結婚！？そして旦那さんは自衛官！？結婚までのドタバタとほのぼのな日常、そしてちょっとだけ現役自衛官の生態を描くコミックエッセイ。さああなたはどっちに萌える？

　みんな大好きこげどんぼのコミックエッセイ。意外とこの人エッセイも行けるんだってのは新鮮な驚きでしたが、同人上がりだからそらそうかと。とりあえずタイトルは『ダンナさんは自衛官』の方が絶対正しい奥さんの主観一辺倒ですが、まあ面白いからいいか。根がオタク気質なだけあって、だんなさんの礼装や迷彩服に萌えたり対抗意識燃やしたりする姿が実に微笑ましかったり。暴露話系を期待した人には物足りないでしょうが、オールドファンが女史の近況を知ってニマニマするにはちょうどいい一冊だと思います。

言葉が消えてさよならですか？

　家族、特に配偶者の職業をネタにするのって難しいよね、と。どこまでが公開していい情報かどうかの線引きとかものすごいバランス感覚でクリアしてるなあと類書の作者の方々には感心しきりです。大変でしょうが、これからもっとお仕事紹介なコミックエッセイが増えて欲しいなあと思います。そこそこ珍しい職業の配偶者をお持ちの漫画家さん、ぜひ頑張ってくださいね。

Heartbeat

Prière _ Heartbeat : DiGi Charat Nyo

帰ってきた今日の一行知識

自衛官には「残業代」は存在しない

うん、冷静に考えたら「定時なんであがりま～す」なんて兵隊さんは嫌だ

『増補新版 現代世相風俗史年表 1945-2008』

【速報】東京 本日の感染１４３人:暇つぶしニュース
ちょうど一週間前に東京の一日の新規患者60人でニュース速報流れてたのがもはや懐かしい

　新年度だから仕方がないとは目が回るような忙しさ。自宅待機？何それおいしいの？な状況はこのご時世喜ぶべきやら憂うべきやら。

競馬成績・・・R2収支-21520

• 大阪杯・・・本命ワグネリアン-300
• 春風S・・・本命キタノオドリコ-100

現代世相風俗史年表 1945-2008

波間にのまれて跡形もなくなる

　敗戦直後の混乱期から、リーマンショック直前まで、高度経済成長、東京オリンピック、オイルショック、バブル景気、失われた十年・・・様々に移り変わった戦後日本の歩みのすべてがここに。

　ようやく読了。記録によれば読み始めたのが去年の年末なんで読み切るのに4か月以上かかった。それもそのはず4段組500ページ弱の分量はもうどっちかっていうとちょっとした辞書の範疇。内容は政治文化事件流行その他もろもろをノンジャンルで13人の著者が各年ごとに担当というもの。前書きでゲロってますが、元は同人誌らしく悪い意味で統一感というか一貫性に欠けるので、一冊の本としての構成は期待するだけ野暮。その分まともに取り組めば1年分で一冊本が書けるくらいの内容を64年分ぎゅっと押しこんであるのでまあ読みごたえはあります。祖父母や父母の思い出話を追体験するもよし、自分の幼少期青年時代を懐旧するもよしお好きな楽しみ方をどうぞ。真面目に読めば1か月や2か月の籠城にも耐えれる分量ですしね。

掌伸ばせば冷たい幻

　正直な感想を言えば、自分たちより1世代以上上の人たちにとっては反権力やサヨクがカッコよかったんだろうなあと。正直達者で洗練されたとは言い難い文章でその時々の政府をあてこすってたり保守系の発言へ感情的に反発してたりするのみるとなんとも生暖かい笑いがこみ上げてきます。きっと自分たちも何十年後かにはあいつら保守愛国やネトウヨをカッコいいと思ってんだぜwってpgrされるんでしょう。その時が恐ろしくもあり楽しみでもあり。

海雪

SBP081　海雪　ジェロJero　（2008）150708 vL FC HD

帰ってきた今日の一行知識

マッカーサーが来るより先にアメリカ軍向けの慰安所が公設された

自分とこのこと棚に上げて人の恥部だけ糾弾してんじゃねーよって話ですよね。

『モーレツ！イタリア家族』

ヒロイモノ中毒 【4択クイズ】京都人にすすめられたコーヒー 飲んでいいのは？
一瞬も迷わず即答できてしまった自分が嫌だ。

　20代の子たちを見てるとその眩さと鬱陶しさにどうしても苦笑が漏れてしまいます。ああ自分も昔はこうだったんだろうなあ。歴代の上司の皆さまその時分はなまばっか言っててすんませんでした。

競馬成績・・・R2収支-21120

• ダービー卿チャレンジT・・・本命ボンセルヴィーソ-630
• コーラルS・・・本命レッドルゼル+20

DQⅪS進捗

• クエスト「魔王復活の儀式」クリア。称号：称号コレクター

モーレツ!イタリア家族 (ワイドKC)

関わるはずないそんな別ジャンルの人種だと思った

　私の旦那ベッピーノはイタリア人。その母マルゲリータ、父アントニオ、妹ローザ、母方の祖母アンナ、父方の祖母エリザベッタ。それに息子のデルスも加えて8人の大所帯のイタリア家族。その愉快で騒々しい日常がここに。

　のちに『テルマエ・ロマエ』で一世を風靡するヤマザキマリの最初期のエッセイコミック。若書きだけあって後に女史のトレードマークとなる精緻でホリの深い絵柄には程遠い、牧歌的で量産型なキャラデザが今となっては実に新鮮。とは言え、後の大ブレイクを予感させるシニカルながらも愛に満ちたドライな描写はもうこの頃からあって読みごたえも十分。アモーレをすべてに優先させる暑苦しいイタリア人気質を是非ご堪能ください。しかし戯画化されてるとはこんな強烈なキャラクターたちとやり合えてたんだからやっぱりヤマザキマリは良くも悪くも日本人離れしてます。

気を持たせないで早く抱きしめて

　新型コロナ禍でえらいことになってしまっているイタリア。明日は我が身とおびえながらも、底抜けに明るい彼らの笑顔と日常が一刻も早く取り戻されることを願ってやみません。来年のオリンピックは是非新型コロナ鎮圧記念の五輪にしようじゃありませんか。その為にもがんばって引きこもるぞ、おー。

#CDが売れないこんな世の中じゃ

ゴールデンボンバー「アモーレ」MV

帰ってきた今日の一行知識

バレンタインデーが女性から男性にプレゼントを贈る日なのは日本くらい

基本は恋人の日で日本でいうところのクリスマスに近い過ごし方をするみたいですね。代わりにクリスマスは家族と過ごす日なんだとか。こんなとこでも日本はガラパゴスなんですね。

『佐々木導誉』

【動画】 加藤茶、志村けんさんへの弔辞が大反響 「高木ブー寝てただろ！」 : 銃とバッジは置いていけ
巨星墜つ。ようやく実感がわいてきました。

　弊社にもついに新人さんが。気心の知れた人なんで心強さ半分責任の重大さに青ざめるの半分。さあなんにせよこれからが本番です。

競馬成績・・・R2収支-20510

• マーチS・・・本命スワーヴアラミス+40

DQⅪS進捗

• 勇者のつるぎ入手。称号：魔王に挑む者

佐々木導誉 (人物叢書)

爛れた世界だって嘆いてるその前に

佐々木高氏
　徳治元(1306)～応安六('73)年。南北朝時代の武将。近江佐々木氏の庶流の京極氏の出、宗氏*1の子、宗綱*2の嗣子。法号：勝楽寺徳翁導誉。
　初め北条高時*3に仕えたが、元弘の乱以来、足利尊氏*4に従う。室町幕府創設、建武式目制定に関与して、近江・上総・出雲・飛騨の守護となる。1348高師直*5に従って四条畷に楠木正行*6らを破り、観応の擾乱には尊氏に従う。文学に通じ、和歌・連歌をよくし、また、近江猿楽の保護者でもあった。（『コンサイス日本人名事典　改訂新版』より修整引用）

　
　近代や戦国は非常に面白く読めるのですが、なぜか中世となると一線を画する極悪な難解さを誇る人物叢書に挑戦。今回はバサラ大名佐々木導誉をチョイス。五島美術館
五島美術館 - 脱積読宣言の物販で購入したので、文化よりの紹介がされてんだろうとたかくくってたら、まさかの政治全振り。最後の最後で連歌や猿楽にちょっと触れるくらいで、尊氏義詮二代に仕えどのような事績を挙げたのかが詳述されており実に読み応えのある一冊となっております。山門への狼藉や楠木正儀との館の受け渡しなどのバサラエピソードが脇ネタ扱いでさらりと流されたのはちょっとびっくり。という訳で、エンターテイメントに一切色目を使わない超絶ストロングスタイルな一冊。我こそはと思わん方は是非ご一読を。

湧き上がる情熱と燻る魂が胸を締め付ける

　大学時代の専攻もろ直撃なんで、『師守記』とか今川了俊とかのトラウマワードが出てくるたびに頭を抱えて悶絶する羽目になって地味に読了に時間を要しました。若気の至りってのはたちが悪いですね。

JAP(初回生産限定盤)(DVD付)

Abingdon Boys School - JAP (Cover by Phoenix Ash) 【戦国BASARA】

帰ってきた今日の一行知識

バサラの語源はヴァジュラ

とすると、前鬼や金剛なんかもBASARAの眷属なんですね。・・・うんなんか違和感ないぞ

*1:京極氏4代当主。佐渡守。父満信。従兄の貞宗の早逝により家督を継承。和歌にも通じ『続千載和歌集』・『新千載和歌集』にも入集

*2:京極氏2代当主。能登守。父氏信、母野尻時光女。霜月騒動で戦功を挙げ累進。

*3:第14代執権。修理権大夫。父貞時、母覚海円成。幼少で執権に就任した為、外祖父時顕・内管領長崎高資らの壟断を許し、闘犬や田楽にうつつを抜かした。その悪政は正中の変・元弘の変を招き、新田義貞の鎌倉侵攻により自死。

*4:室町初代将軍。権大納言。父貞氏、母上杉清子。旧名：高氏。元弘の変の際幕府に反旗を翻し六波羅探題を落とし、戦功第一として建武の親政の中核を為すも、冷遇された武士層の旗頭とされ、中先代の乱を期に武家政権再興を目指し挙兵。室町幕府を開幕し、南北朝の動乱や観応の擾乱を戦い抜いた。

*5:第1・3代執事。武蔵守。父師重。足利尊氏に従って転戦し活躍。在地領主層の利益代表として各地の荘園を蚕食。四条畷の戦いでの勝利によりその名声は頂点に対し、直義との対立が表面化。観応の擾乱を招き、打出浜の戦いに敗北し、直義の手により謀殺。

*6:河内守。父正成。旧名：正之。父正成との「桜井の別れ」を経て、和泉河内の在地領主層を糾合し南朝の主戦力として活躍するも、四条畷の戦いで敗死。

『太平洋戦争 最後の証言 第一部 零戦・特攻編』

【速報】東京都内で新たに６５人以上の感染確認 新型コロナウイルス | 不思議.net
ニュース速報出たときは流石にビビった。首都封鎖の覚悟だけはしといた方が精神衛生上よろしそうですね。

　桜に雪は個人的に最高に風流だと思うのですが、前日までの春爛漫からの急転直下は死ぬかと思った。とりあえずこの天気がナチュラルに外出自粛を促してくれたのを喜びましょう。

競馬成績・・・R2収支-20550

• 高松宮記念・・・本命ダノンスマッシュ-300
• 六甲S・・・本命ウーリリ+390

太平洋戦争 最後の証言 第一部 零戦・特攻編 (角川文庫)

何度も何度も名前呼びあって心もからだも確かめあったよね

　真珠湾攻撃・ミッドウェー海戦・ガダルカナル島の戦い・敷島隊・葉桜隊・桜花・宇佐航空隊・白菊特攻隊・攻撃二六二飛行隊etc地獄の航空戦や統率の外道特攻を生き延びてしまった男たちの最後の証言集。

　著者の門田隆将氏はtwitterのタイムラインで流れてくる率が百田尚樹と並んで双璧な作家さんなんで、礼賛調の本だったら嫌だなと思っていましたが、意外や意外かなり冷静で中立的な筆致でこっそりびっくり。馬鹿な作戦で無駄死にさせやがっての怨嗟の声が徹頭徹尾貫かれていて、旧軍の無能さに思うさま義憤を滾らせることができます。70年弱前の思い出話とあって関係者もほぼ死に絶えている状況＋語り継ぐ最後のチャンスとあってかなり赤裸々に当時の心境及び裏話を洗いざらい話してくれている感がよく伝わり、読んでて自然と背筋が伸びます。図らずも手に入れてしまった貴重な民族としての失敗体験、次の世代にバトンを渡すのが我らの義務です。

今ではもう響かないの？最後は何も言えないんだね

　色々読後の感想はありますが、今日のこの日に思うのは、この新型コロナ騒動が語り継ぐに足りない笑い話で済む程度で終息してくれますように。もう大分手遅れな気がしないでもありませんが。

PURE LOVE BEST

Last Word / JASMINE Sing By 二千翔 Nichika

帰ってきた今日の一行知識

真珠湾攻撃に参加した戦闘機乗りで終戦を迎えることができたのは約2割

720人中523人が戦死*1とのこと。内訳上位はミッドウェー海戦69人・珊瑚礁海戦67人・真珠湾攻撃55人・南太平洋海戦53人・台湾沖航空戦31人・・・。最精鋭のエリートがゴリゴリ損耗していくさまがありありと見えてきますね。

*1:戦病死遭難等も含む