『増補新版　現代世相風俗史年表　1945-2008』

【速報】東京本日の感染１４３人:暇つぶしニュース
ちょうど一週間前に東京の一日の新規患者60人でニュース速報流れてたのがもはや懐かしい

　新年度だから仕方がないとは目が回るような忙しさ。自宅待機？何それおいしいの？な状況はこのご時世喜ぶべきやら憂うべきやら。

競馬成績・・・R2収支-21520

大阪杯・・・本命ワグネリアン-300
春風S・・・本命キタノオドリコ-100

現代世相風俗史年表 1945-2008

発売日: 2009/03/19
メディア: 単行本

波間にのまれて跡形もなくなる

　敗戦直後の混乱期から、リーマンショック直前まで、高度経済成長、東京オリンピック、オイルショック、バブル景気、失われた十年・・・様々に移り変わった戦後日本の歩みのすべてがここに。

　ようやく読了。記録によれば読み始めたのが去年の年末なんで読み切るのに4か月以上かかった。それもそのはず4段組500ページ弱の分量はもうどっちかっていうとちょっとした辞書の範疇。内容は政治文化事件流行その他もろもろをノンジャンルで13人の著者が各年ごとに担当というもの。前書きでゲロってますが、元は同人誌らしく悪い意味で統一感というか一貫性に欠けるので、一冊の本としての構成は期待するだけ野暮。その分まともに取り組めば1年分で一冊本が書けるくらいの内容を64年分ぎゅっと押しこんであるのでまあ読みごたえはあります。祖父母や父母の思い出話を追体験するもよし、自分の幼少期青年時代を懐旧するもよしお好きな楽しみ方をどうぞ。真面目に読めば1か月や2か月の籠城にも耐えれる分量ですしね。

掌伸ばせば冷たい幻

　正直な感想を言えば、自分たちより1世代以上上の人たちにとっては反権力やサヨクがカッコよかったんだろうなあと。正直達者で洗練されたとは言い難い文章でその時々の政府をあてこすってたり保守系の発言へ感情的に反発してたりするのみるとなんとも生暖かい笑いがこみ上げてきます。きっと自分たちも何十年後かにはあいつら保守愛国やネトウヨをカッコいいと思ってんだぜwってpgrされるんでしょう。その時が恐ろしくもあり楽しみでもあり。