米トランプ大統領、WHOへの拠出金見直し検討「中国寄り過ぎる」:哲学ニュースnwk
なんか80年前の大日本帝国とダブる。コロナ騒動が終熄し次第第三次世界大戦コースですかね。
世間が新型コロナで揺れ動く中、私の方にも個人的重大ニュースが。ぎっくり腰やらかしました。うん、これで後顧の憂いなく外出自粛ができるぞ。
DQⅪ進捗
- 天空魔城探索中。称号:ウワサの盗賊。
- 発売日: 2019/06/06
- メディア: Kindle版
ダメじゃない涙を隠すピエロ気持ちに嘘をついた僕
夕べの祈り
「出てこい!この地球は聖なる地だ。お前などのとどまるべきところではない」by簒奪者
全方面に中指たてまくってるH.エリスンのアンソロジー集の冒頭を飾るにふさわしい問題作。こんなもんよく1960年代後半のアメリカで発表できたなと。これ読むと逆説的にですが、アメリカ人がどれだけ篤信家かがよく分かります。という訳で、土俗のアミニズムの段階を超えれない我ら日本人にとっては大分刺激不足。いまさら何そんなセンチなこと言ってんだか。
蠅
「きみを修理したのだ、キャシディ。ほとんど完全に破壊されかけていたのを」by金色の生きもの
個人的には小動物虐待は死ぬほど苦手なので、かなりの嫌悪感。人間が拷問や虐殺されるのは平気なのになあ。
火星人が来た日の翌日
「火星人のジョークを思いついたぞ!火星人が大西洋で泳がないのはどうしてだ?」byポーカー組のひとり
やりたいことというか主張したいことは分かるんですが、流石にそれが表に出すぎてて興ざめ。もっとスマートにやれないもんかなあ
紫綬褒章の騎手たち、または大いなる強制飼養
「坊や、ちょっときみが、この今日という日のすさまじく重要な仕事に向けてしっかり起きてるか確認したくてね。発表の準備はできてるはずだな、絶対に!でもこうしてきみを見たら、食事がまだだったのを思い出した。いっしょに朝食でもどうだい?」
先に断っときます。最初の数ページで読了を断念して読み飛ばしました。こういった前衛文学は唾棄すべきものと信じてやみません。
マレイ・システム
「さあ、見てくれよ。たった今、おまえのために捕まえたお土産だ」byリッチー・B
最初読んだときは真に迫る犯罪者の心理描写にワクワクしたんですが、オチ知ってから改めて読むとなんだか輝きが失せた気がして・・・。とりあえず異星人って体で人種差別を糾弾したいんだろうなあってのは伝わった。
ジュリエットのおもちゃ
「わしはおまえを怪物に変えてしまったな。そのうちに、おまえはきっとわしを滅ぼすよ。そのあとで、もちろん、全世界を―すくなくともそのなれの果てを―滅ぼしにでかけることだろう」byお祖父さん
本巻の最高傑作。凄惨美の言葉が何より似つかわしいジュリエットの酷薄な笑みがM心をビンビン刺激してきます。家畜人ヤプーとかに共感する人はきっとこれにも萌えれるでしょう。最後の凄絶なオチも見事。脆く壊れやすいガラスのような儚さと鋭さを持つ少女の魅力を是非ご堪能あれ。
世界の縁にたつ都市をさまよう者
「あれはわたしの孫娘のジュリエットだよ」by老人
上記作品に触発されたファンによるスピンオフ二次創作。エリスン先生何こんなところで編者権限乱用してんすか。エリスンがR.ブロックと切り裂きジャックが大好きなんだなあって愛情のほとばしった作品。出来はまあ所詮同人は同人です。
すべての時間が噴きでた夜
「その上、あっちにも時間本管が引かれたから、いまはずっと良くなってるわ。ちょうどわが家と時間本管をつないでいるところ―帰るころには終わっているはずよ」byフィフィ=フィーヴァートリーズ
何とも酩酊感あふれる世界観が秀逸、もとい世界観は秀逸。物語自体はうん、まあ、なんだオールディスは雰囲気や言語感覚をこそ味わうべき作家だよね。
黒星だらけの日々挫けそうになる度笑って誤魔化してた
このアンソロジーは小説時代は所詮おまけでエリスンの前書きと解説こそが本編なのだと今気づいた。ままならぬ世界の未だ目覚めぬ愚物どもへのエリスンの過激な檄文という評価こそがこのアンソロジーにはふさわしいのでしょう。作家連が苦笑しながらめんどくさいけど憎めない畏友エリスンの為に、苦笑しながら実験作を提供してくれたと思えば、正直そこそこ微妙な出来の作品群の理由もわかる気がします。スペキュレイティブ・フィクションの理想に殉じたドン・キホーテの進軍にあと2冊付き合わせていただきます。
- アーティスト:空想委員会
- 発売日: 2016/04/27
- メディア: CD
空想委員会『ビジョン』 (アニメ『遊☆戯☆王ARC-V』エンディング曲)
帰ってきた今日の一行知識
既に大家だったI.アシモフへの、当時無名のファンジンH.エリスンの初対面の第一声は「あんたがアイザック・アシモフ?(中略)なってねえなあ!」
本人曰く、アシモフの記憶違いで正しくは「たいしたことないなあ」だそうで。・・・うん、完全にヤバい奴だ。