脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『新編 SF翻訳講座』

【アウト】大阪・吉村洋文知事「75%の学校が大阪万博のボランティア参加希望です」 → 「不参加」の選択肢がない不正アンケートだったとバラされてしまい赤っ恥wwww : はちま起稿
維新の会の皆さまはアンシャンレジームの破壊者としては超一流ですが、新時代を築くに足るだけの器量はなかった様で。家康なんて贅沢は言わないので秀吉の出現が切に待たれます。


 身の回りで起きたクモにまつわる小噺二選。
 その一。自分ちは湖と山に挟まれたマンションでしょっちゅう蜘蛛が通路に巣を張ってるんですが、ある日それに引っかかって鬱陶しいなと思いつつ帰宅したところ、翌日帰宅した際にリビングの真ん中*1で大きな蜘蛛さんがお出迎え。アラクノフォビアだった学生時代だったら失神してただろうなあ*2
 その二。弊社の社用車は取引先の露店の駐車場の片隅に止めさせてもらってるんですが、いつも半分藪に鼻先突っ込むような形で停めていたら、いつの間にか運転席の窓辺りに蜘蛛さんがお家を構えて毎晩せっせとドアミラーの辺りに巣を張るように。半月ばかり共存してなんだか愛着も湧くようになってきた辺りで無情にも車検行き。ついにお別れかとしんみりしてましたが、車検から帰って来た翌日の今朝も元気に巣を張っていました。さあいつまでこの奇妙な共同生活はつづくのかしらん。

 以上なんだか蜘蛛にとっても好かれてる気がするここ一か月でした。ああなんかの間違いで綺麗な女の子の姿に化けて出て来てくれないかなあ。

ふたり歩いた字幕のない街

 SF翻訳の第一人者が語る業界裏話。SF翻訳の世界はこんなにも面白くて奥深い。


 名翻訳家にして名アンソロジスト大森望氏のSFマガジン連載のエッセイをまとめた一冊。収録されている連載の掲載時期が90年代前半なんですが、IT周り以外はほとんど古びていないのはいいことやら悪いことなんやら。時代的にSF冬の時代に足突っ込んだ辺りなので、どうしても過去の栄光を懐かしがり前途にそこはかとない不安を感じておられるのがなんとも切ない感じ。20年後には再びSF業界も盛り上がりを見せその中心にあなたもおられますよと教えたくなってくるのは、能登知恵の傲慢でしょうか。そんな雑音は抜きにしてもいつもの大森節を存分に堪能できる大傑作なので皆さんも是非どうぞ。

アドリブだけのとてもSpecialなシーン

 読子・リードマンに憧れながらもモノリンガルの殻を破れない怠惰な非才の身としては、翻訳家は神様のような存在です。あなた方がいてくれるからこそ世界の情報や名著にアクセスできるんだと感謝しきりです。その分、目が滑て内容が一切頭に入ってこないゴミの様な翻訳に出会うと憎悪すら覚えてしまうんですけどね。


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*1:ソファーと壁の間にでっかい巣を張ってました

*2:傷つけないように箱でつかまえて外にお帰りいただきました