脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『フリーゾーン大混戦』

【悲報】チュートリアル徳井さん、病気だった :哲学ニュースnwk
うん、全く他人事じゃなくて身につまされる。気をつけよっと。


 最近恒例になってきた週末の台風襲来。風雨を甘く見ていつもの革靴で出勤しましたら見事にお釈迦に。クロックス借りて裸足で勤務する羽目になりました。雨が降ったらお休みってのはハワイの王族ではなく我々日本人にこそ必要な働き方かもしれませんね。


競馬成績・・・2019収支-46840

SRWT進捗

  • Expn第13話「死闘のアル・ワース」魔従教団と交戦開始。トップエース:兜甲児@マジンガーZ

フリーゾーン大混戦 (ハヤカワ文庫SF)

フリーゾーン大混戦 (ハヤカワ文庫SF)

誰だ?邪魔するなmy my LOVE

 悪徳と悦楽の都フリーゾーン。そこを束ねる女傑ダスティの前にはトラブルが山積。ロサンジェルス市長の掃討作戦に、パーシヴァル=アボ博士の持ち込んだ喋る犬たち、カタツムリ型宇宙人の侵略、アトランティス人の復活、FBIの内偵、核実験の被害者たるミュータントの亡命、遠未来の人工知能の来訪、ヒトラーが勝利したパラレルワールドからの第三帝国の来襲、地球内部から湧いて出た蛮族etc。彼女は無事この八方破れの大騒動をおさめ、フリーゾーンに混沌たる平和を取り戻せるのか。


 後書きによると、アステロイド採鉱とアトランティスとアーマゲドンと暗殺されなかったケネディと遺伝子改良と宇宙からの侵略と宇宙旅行と(3ページ分中略)未来から来た傭兵と未来予知と無重量とユートピアディストピアと量子加速器量子論と冷凍保存とレーザーとロボットをテーマにしたドタバタSFコメディ。ありとあらゆるどっかで見たようなSFガジェットを手あたり次第突っ込んでごった煮にした怪作なんですが、恐ろしいのはこんだけやって物語が破綻せず最後は結構教訓的ないいオチがついてるところ。よくもここまでのアイディアを僅か400Pに納めたなと驚嘆しきり。だらだらと数十巻ものんべんだらりと続ける昨今の長編作家どもに詰めの垢煎じて飲ませたいものです。そんな当てこすりはさておいてもどのテーマもスピンオフ読みたくなるレベルでしっかりとキャラ立ちしてるので幕の内弁当的なお得感があります。ワンテーマを突き詰めるのもいいですがたまにはこんな広く浅く果てしなくな物語もいいもんですよ。

「アノ子欲しいよ」「あげない」かごめかごめ宇宙式

 なんかすごく既視感と愛着があると思ったら、そうかこれスパロボ的世界観かと一人納得。そら俺好きな訳だ。

恋は渾沌の隷也

恋は渾沌の隷也


恋は渾沌の隷也 歌詞付き

帰ってきた今日の一行知識

ロサンゼルスをロスと略すのは日本だけ

普通はLAですね。そもそも「Los」はスペイン語の定冠詞なのでそれ単独ではなんの意味もなさないのだとか。語学方面でもきっちり日本はガラパゴスなんですね。