脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『アコンカグア山頂の嵐』

【悲報】ドラフトで一世一代のギャグに走った新庄剛志さんwuwuwuwuwuwuwuwuw:暇つぶしニュース
元々すべり芸的なノリはありましたが、最近は老化の所為か痛々しさが勝ちますね。そう考えると天然で愛され続ける新井さんは凄いなあ。


 冬服まとめ買いにお出かけ。調子に乗って買いまくってたら請求に目玉が飛び出そうになりましたが、たまには服で散在するのも楽しいですね。

この日を待ってた夢にまで見た

アコンカグア Aconcagua
 アンデス山脈にある南米最高峰の山。標高6960.8 m。またアジア州以外、南半球での最高峰でもある。アルゼンチンとチリとの国境付近のアルゼンチン側にある。初登頂は、1897.1.14スイス人ガイドのマティアス・ツールブリッゲン*1によるものである。日本人の初登頂は1953.1.26早稲田大学遠征隊によるもの。 (wikipediaより修整引用)


 みんな大好き山岳モノ。第二次世界大戦真っただ中の1944年に戦火から遠く離れたアルゼンチンで繰り広げられる長閑なんだか凄絶なんだかよくわからないアコンカグア登頂記。前半のお気楽ご気楽な物見遊山の高所順応パートと後半のリング隊長の遭難パートの悲壮さの落差に耳がキーンとなります。原著がエスペラント語だからか、訳者が山屋さんだからか、訳文はぶっちゃけ下手くそで、読んでて文章が頭に入ってきづらい悪文なので安易におススメはしませんが、腐っても山岳モノなのでまあ最低限の面白さは保証します。意外と登頂期の少ない気のするアコンカグアに興味のある方は是非どうぞ。

無数の花が咲いてるように色とりどりに輝けばいい

 民族文化に依存しないニュートラルな人造言語ってふれこみのエスペラント語ですが、言語学的にみると所詮インド=ヨーロッパ語族そのままで、我ら日本語話者にとっては正直なんの魅力も感じられません。最近は昔ほどもてはやされなくなってきているのも、きっと漢民族って非インド=ヨーロッパ語族話者が世界の主人公に名乗りを挙げたからでしょう。という訳で、個人的にはエスペラント語なんてのは所謂「グローバリズム」の独善性の象徴のような代物だと思います。


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*1:Matthias Zurbriggen。アコンカグア・トゥプンガートの初登頂やマウント・クックの第2登などの異形を成し遂げるも、晩年は経済的に困窮し自死