脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『皆殺し映画通信~死んで貰います』

今日は『DQNの川流れ』の日 後世に語り継ぐべき玄倉川水難事故:ハムスター速報
これは間違いなく歴史に名を刻むべき愚行。陽キャ揃いのせいでみんなダーウィン賞の受賞資格を逃していたのが悔やまれます。


 花火大会の幹事→実家帰省のコンボで今月1回記事書いてないのに気が付けば8月も半ば。これからはもう少し真面目に更新しますですはい。

遥か空の星がひどく輝いて見えたから

 『大怪獣のあとしまつ』『シン・ウルトラマン』『東京2020オリンピック』『Revolution+1』といった有名どころから、『弟とアンドロイドと僕』『文禄三年三月八日』『世の中に絶えて桜のなかりせば』『夜明けまでバス停で』といったマイナー作品まで鬼才柳下毅一郎が語り尽くす。


 例年楽しみに読んでるシリーズ。今回も変わらぬ舌鋒でトンデモ映画たちをバッサバッサと切り倒してくれてます。んですが、年を経るにつけ、ネタが尽きたか文才に翳りが見えたか、それとも単に最初から書きたかったのはこっちだったのか。映画マニアのおじさんのドマイナー映画レビューって感じが強くなってきてて正直エンタメとして読むのが段々辛くなってきてます。アニメ・特撮映画への嫌悪を隠さない辺りもなんだかお高くとまったサブカル作家っぽさが出ててちょっと嫌かも。という訳で、どんな名作も経年劣化はするよねと少し寂しくなってしまった読書体験でした。

痛みを知るただ一人であれ

 といいつつもこの人の他の著作読んでると糞真面目で映画への愛情に満ちた研究家で、こういった類の毒舌系評論で有名になったこと自体何かの間違いな気がしなくも。ホント自分のやりたいことと世間に求められることとの乖離は難儀なもんですね。


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