脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

『軍艦長門の生涯』

車雑誌「キャンプユーチューバー女子と冬キャンしてみた」→キャンパー「落ち葉の上で焚き火するとか山火事起こす気かよ!」→炎上:哲学ニュースnwk
ド素人の自分でも見た瞬間背筋が凍った。しかし落ち葉って濡れると滑るし乾くと燃えるし難儀な奴らですね。


 夕方千葉法務局で用事を済ませて帰宅するのにうっかり湾岸道路に入り込んだら市川で抜け出すまで1時間強の大渋滞。さあ皆さんご一緒に。「馬鹿どもに(以下略)」

誰かが呼んでいる戻るリアルの場所

長門
 日本の戦艦。〈陸奥〉はその姉妹艦。排水量:39,130t、全長:225m、全幅:35m、速度:25ノット、武装:40センチ砲×8・12.7センチ対空砲×8・25ミリ対空機銃×20・航空機×3。
 1919-'20進水したこの2隻は、世界で最初の40センチ砲を持った軍艦であり、'28までにイギリス海軍と互角になることを意図して、戦艦8隻と巡洋戦艦8隻を建造しようとする日本海軍の野望の結果の最初のものだった。'22ワシントンで決められた国際的な戦艦建造競争の中止のため、以降は建造されなかったが、〈長門〉型は保持されて最新装備を施し、'41.12第1艦隊の一分艦隊を構成した。(中略)
 〈長門〉は'44最新の対空武装を施し、終戦まで残存したが、'45横須賀軍港で米空母機の爆撃で破壊され、'46アメリカの核実験の標的にされた。(『第2次世界大戦事典』より修整引用)

 
 戦艦長門を舞台にしたゆるふわ海軍日記。登場人物を可愛い女の子にしたら普通に萌えアニメとしてヒットする気がするって言ったらぶっ殺されるでしょうか。
 そんな与太を飛ばしたくなるくらいに平穏な長門の日常。生存者と上級職(=インテリ=回顧録を残す)が多いのもあって山のように語り伝えられてるのも合わさって二段組み500P2冊の大ボリュームが多彩な登場人物とエピソードで全く退屈せずに読めます。勿論それを支える作者の阿川弘之の筆力も神業です。内容は前半は平賀譲加藤寛治、中盤は山本五十六高松宮殿下が中心で、終盤は戦況中心の叙述といった感じ。長門といえば・・・のクロスロード作戦が比較的あっさり目の記述なのも印象的。日本海軍の日常の雰囲気を感じてみたい方は是非ご一読を

透明に透明になっても消えたりは不可能なら

 リベラルで比較的穏当な海軍のしかも一番のんびりしているであろう留守番旗艦にあってもなお目をそむけたくなるような理不尽な私刑のオンパレード。これだとなにしおう陸軍の猛者たちはどんなことやってたんだろうと戦々恐々。徴兵制のない現代を生きれたことを心から感謝します。


SELECT?長門有希

帰ってきた今日の一行知識

ビッグ7のうち「現存」するのは長門陸奥のみ

勿論海の底でですが。他の艦は無事退役できてしまったせいで解体されて今は影も形も・・・。なんだかちょっと皮肉ですね。